【ちょっと試してみたら案外上手く行ったこと】


 
 1人1当番制度を学級で行っています。前にも書いたかもしれないけれど、その中で絶妙に気づいたメンバーが助け、気が付かなかったメンバーは感謝して修正し、上手に面目を保ちながら支え合う文化はあります。

 この当番は2週間に1回再編していきます。

 2週間の根拠は色々あるんだけれど、
 1番は場数。

 折り合いをつける場数を踏ませるためにバンバン変えていくシステムをとっている。

 そのほかで言うと、あきがこないこと。マンネリ化を避け、鮮度がギリあるうちにまた鮮度をぶち込む。

 仕事がどんどん変わるので、やってみたいものにもどんどん挑戦できる。

 でも仕事には一応慣れみたいなものは必要で、1週間だとまだ慣れてないうちに終わってしまうから2週間。
 2週間あると大概のものは慣れる。
 慣れてきてもうちょっとこの仕事したいと思ったところでチェンジ。

 なんでももうちょっとのところで終わらせておくと、次がもっと楽しみになる気がする。

 デートとかもそう、もっといたいけれどこの辺で今回は帰ろうか的な感じで、もう今度が楽しみなっている。多分、知らないけれど。w

 それに、みんなが大満足は難しく、全員が少しずつ我慢をしているわけだけれど、2週間だったらまあギリ我慢できる。1年はしんどいけれど、2週間ならまあいいかってなる。

 そんなこんなで、今日はその当番の再編。

 
 過去2回おこなっているけれど、やっぱりなかなか譲るとか折り合いとか難しい様子だった。

 「自分が絶対」が少し強い感じ。
 
 今までは、「この仕事やりたい人ー!!」「次この仕事はー?」みたいな感じで僕が声をかけて、かぶっている人がいたらスキップして次。それを何周かして、少しずつ折り合いを付けざるおえない感じで進めて行った。

 それでも、なかなかかぶったところから分散されなかったり、何周もしたりしてどうするといいかなという感じだった。

 なので今日は試しに「10 分プレゼントするから、10分で全員で決めてごらん??試しにやってみよ!」と始めてみた。

 一つだけお願いしたことは、誰も嫌な思いをしないこと。
 
 それだけ。

 あとは、何をやりたい人がどこにいるか把握する必要はあるねと言う話をして開始。

 するとね、案外うまくいったの!

 「〇〇やりたい人どこ??」
 
 「そこ〇〇で集まってる?俺もいい?」

 「〇〇やりたいなって人他にいない??」

 「〇〇の仕事いなそうだから、私やるね〜!」
 
 「〇〇の仕事多いからこっちいくね!」

 こんなコミュニケーションが至る所で。

 あらゆる人があらゆる人に聴き歩いてものすごく豊かなコミュニケーションが生まれていた。

 あ〜成長してる☺️!!と嬉しい気持ち。

 
 

 協力とか折り合いとかチームでよりよく自分を発揮するとかそういうことを少しずつ少しずつ感じているのだなと思う。

 それにしても、過去2回のように僕が進めることで、ここまでの豊かなコミュニケーションの機会を奪っていたと考えると、親切で不親切だなと。

 ちょうどいい不便のところにはコミュニケーションが生まれる。

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