【集団づくり】
学校にはどうしてもルールが存在する。例えば、時間を守るとか、廊下は歩くとか。
まずは、なぜそれが必要かを説明する必要があると思う。
でも、そういったルールはなかなか定着しないもの。
そして、考えてみると、時間を守った方がいいことも、廊下を歩いた方がいいことも分かっているけれど、行動につながって居ないことに気が付きます。
理屈で説得しても、無意味になることが多い。
僕たちが何が正しくて、何が正しくないか。そうするか、しないかを決めるのは「周りの人がどう行動しているか」です。
バンドワゴン効果なんかもそうですね。
行列ができるお店にさらにお客さんが増える。
購入するゲームや見るテレビ番組もそうな気がします。
そのゲームが面白いと感じているか、その番組を面白いと感じているかではなく、みんながもっているか、みんなが見ているかが大きな判断基準な気がします。
特に、小学校の時代はそれが色濃く出ている印象です。
だから、本当に廊下を歩かせたり、時間を守らせたりするならば、一人一人の子どもをどうするかではなく、子どもを集団として捉え、その集団にいかに指導するかが重要。
そしてさらに大切なのことが、個々の子どもたちが「周りの子どもがその方がいいと思っている」と思わせること。
つまり、どのような情報を与え、活動させるか。
ここはこれからもっと考えたいところです。
周りのみんながそれを正しいものであると思っているという情報をいいかにして与えるかがすごく難しい。
道徳の時間に副読本を作る課題は、その課題を通して、「みんながそれを大事だと思っているのだ」ということを感じながらやれるそう。
そういったどのように情報を与え、活動させるかの引き出しが欲しい。