【自分が、自分たちが一番いいいと思うものを選んでみてね!という声かけ】
「実験してみよっか!」によって、今までわかっていたつもりのことを、肌で感じ、より良いものを経験してきているわけですが。
例えば、給食の準備にしても片付けにしても、静かにすばやくやってしまった方が、どうやら自分たちの時間は増えるし、誰も待たせないし、なんだかいいことっぽいけれど、その感覚を知らないから、ついつい目の前のおしゃべりだとか、楽しいことに目がいって本来一番大切にしたい目的からずれてしまうことが。
でも「試しに一言も喋らないでやってみたらどうなるのか」という実感をすると、自分の肌で静かとはどういう状態なのか、静かになると思いのほか行動が早くなるとか、無駄がなくなるだとかを直に感じるわけ。
そすると、次の日は「今日はどうする??実験したこと続けちゃう?」的な感じで聞くと、「実験のやつでやる!」なんてなるわけです。
だって子どもたち自身が経験して、「なんかこっちの方が良くない?」と感じているから。
ルール的な、マナー的な、文化的なものが生まれる時はこういう時だと思っていて、いくらこっちが「静かに片付けます!」と言ったところで、子どもたちが本当にその方がいいと思ってなければ、続かないし、何よりこっちの指示ありきで行動選択する仲間を生んでしまう。
大切なのは子どもたち自身が、「こっちの方がいいじゃん!!」と感じ、みんなで守ろうとする感覚があるかどうか。
それを感じさせるために実験はめっちゃいい手段だと思うけれど、その後はどうかという話。
結論からいうと
「自分たちがいいなあっと思う方を選んでね〜!先生はそれを応援するよ!」と伝えることでなんかいい感じに行く。
そして、「今一番いい行動にになっているかな〜?」と自分自身に問いかける習慣をつけるといいよ〜」なんてことも声かけしていく。
もともとわけのわけないなんて人ってそんなに多くなくて、本当は今一番何が大切かはわかっている。
だからほとんどの場合、注意する前に「問いかけてごら〜ん」というと、一番いいと思う行動選択をすることができる。
そすれば、こっちも「へ〜やっぱわかってるんだよな〜みんなは!すごいな〜自分で気づいて行動できるんだな〜」とプラスのフィードバックで終えることができる。
そんなこんなで、「自分たちが一番いいと思うものを選んでみてみてね〜」という声掛けで、少しずつ少しずつ自分で判断できるように応援しているところであります。