【周りへの関心】
周りへの関心がもう少し高まってくれるといいなという感想。
例えば時間になって、自分は席に座って準備ができている。
いつでも話が聞けるし、授業を始められる準備もできている。
その隣の子は後ろを向いて話している。
そんな場面がものすごく多い。
どうして、隣の人が話を聞いていない時に、「ちょいちょい、聞こ!!」って伝えないのだろう。
前を見てちゃんとしているのはいいけれど、なんだか不自然に思うんだよなあ。
職員室で、いや会社の会議でもいい。隣の人が聞いていなければ、「話始まっているよ、聞こ!!!」と伝えるのがすごく自然なように思える。
そこで感じるのが、周りへの関心。
「みんな」
「全員」
となった時に、仲が良くなければ、いくら隣でも「みんな」「全員」に含まれていないように思えてならない。
これから、「チーム」「コミュニティー」で生活していくことは欠かせない。
1人で行える簡単な仕事は機械がやっていくようになるし、誰かと協力して行う仕事が残ってくる。
協力して、新しいものを生み出していく時代。
クラスっていったって、何かの縁であった仲間。
仕事として考えるなら、「協力」はできる関係でいてほしい。
いや、協力はできないと、これからあらゆる人と関わっていくのに、やっていけないだろう。
「協力」できる関係をつくれる力の大切さを繰り返し語っていく。
この周りへの無関心さが『学び合い』にもでているかなと。
場面場面ではすごくいいの。
家でYouTubeで見てきた、正多角形のかき方を熱心に説明するし、休み時間に内容を聞いてきては、予習をする。
教室内をまわって困っていたり、勘違いしている人に声をかけて教えたりしている。いい話しているなと感心する場面は本当にたくさんある。
けれど、その人数が少ない。
やっぱり多くが「みんな」「全員」が本当に「28人」になっていない感覚。
そこを増やしていきたい。
もう一つ気になるのは、仲がいいもの同士で「なんでそれ言わないの?」という場面に出会うこと。
目の前の仲良しの仲間が明らかに間違ったかき方をしている。
なのに何も言わない。
見ていないのか。それとも言えないのか。
言えないとすれば、それをいうことで関係が変わることを恐れているのかもしれない。
まとめると、結論は一つで、「なんで伝えないの?」をなくし、ちゃんと思ったことを伝え合えるようになれば、クラスはまた成長するということ。
その伝えられない原因は2つで、1つは「全員」「みんな」が本当に例外なく28人になっていないこと。クラスとしてのつながりが希薄な点。
もう1つは、仲がいいからといっても伝えられないこともあるところ。関係性が変わるくらいなら言わない方を選択している。
これから「みんな」「全員」の意味を再確認する。
その上で、1人も見捨てないことの重要性を再度語る。
一生涯の視点で。
そして自分が安心して生活するクラスを作るために1人も見捨てないことが欠かせないこともあわせて語る。
本当に仲がいいからこそ、伝えられる関係であってほしいと願う。
関係性の悪化する場合の多くは伝えた内容ではなく、「伝え方」であることが多いことも話していこう。
あらゆる人とよりよく関わっていける力。
協力はできる関係性はつくれる力。
これを授業を通して身に付けられるように。
窓際に長机を置いておいたんだけれど、そこをカウンターみたいに使う子がいて結構好き。
なんかカフェみたい。
集中できる環境ってそれぞれ違うから、こうやって自分に合った場所とか、好きな場所とかを選んで学べているのは個人的にすき!!
僕もカフェに行ったらカウンターの端っことかやっぱり落ち着く。
去年はハリーポッタースタイルだったけれど、今年はカフェみたいなカウンターが生まれました。