【7月になりますが】
毎朝、登校指導として昇降口に立っていると、いろいろなことが見えてとってもおもしろい。
あいさつのときに目が合う子、朝から表情がにこやかな子、まだどこか眠たそうな子、なんだか恥ずかしそうな子。本当に様々です。
1日に始まりの子どもたちの様子を把握できることは、登校指導の大きな副産物です。また、全校生とあいさつやちょっとした一言でつながるチャンスを得られることもそうです。予期せぬ角度から、大きなチャンスを手に入れたなと思っているこの頃。
「今日は、朝から心が上向きだな!」や「何かあったかな?」とか。私自身が、そういった子どもたちの細部をキャッチした上で1日の学校生活を始めることで、子どもたちに還元できるものは大きく増えると感じています。
そんな「細部」でいうと、横断歩道の渡り方が一つそれにあたります。
正門から登校してくる児童は、正門前の横断歩道を渡ります。
そこの「細部」。
横断の様子を見ていると、止まってくれた車に対して、ぺこりと会釈をする仲間を発見しました。
それも、毎朝。必ず、欠かすことなく。
時間にして、ほんの数秒。
こんな「細部」に出会えたことにとても喜びを感じました。
また、登校すると昇降口の植物に進んで水やりをする仲間もいます。
特に担当ではありません。
教室にいたら、きっと気づかなかったかもしれません。
それくらい、「人知れず」学級のために行動している仲間がいます。
こうした「細部」にこそ、その人の心は表れるのだと。
学校生活1日を振り返ってみると、本当に何気ない「細部」が、溢れています。
連絡帳を出した後のかごの置き場所。
授業準備。
机の上の綺麗さ。
机の中の整理整頓。
机のフックに掛けるものの整理整頓。
ノートの文字。
提出したノートの置き方。
ロッカー上の教科書ボックスの整頓。
着替えのスピード。
整列のスピードなどなど、、、。
数えたらキリがありませんが、そういった「細部」に心や心構えは表れそうです。急いでいたり、なんとなくでいいやと思っていたら、それなりの机、それなりの文字、それなりのノート提出になるでしょう。
「習慣」の力は、とても大きいです。「良い習慣」となれば、自分自信を成長させる強い味方として機能しますが、「良くない行動」も、繰り返すうちに「習慣」となります。「悪い習慣」も「習慣」です。
一度「習慣化」されると、抜け出すことがなかなか難しい。
4月から、3ヶ月が経ちました。
7月です。
4月8日の新学期。そのときの「心」を今ももち続けているのか。
もうすぐ夏休み。「だからこそ」今一度、再確認のチャンス。
もうひと伸びする7月に。
まずは、私自身が4月の心構えをもって。
また、集団として伸びを実感できる7月に。