【受け入れることが全ての始まり】


 クラスとして、「自分たちで、気付いて考えて行動する」という覚悟を決めた先週。
 
 言われて行動するんじゃなくて、自分たちでやってみたいって気持ちが高まっているのはいいことだと思う。

 自分たちでできるかも!っていう感覚。
 自分ならやれるかも!っていう感覚。

 こういう気持ちの芽生えが、とても大切だと思う。

 あらゆることにもやってみようと挑戦意欲が高まる。
 すると、自分の好きなことに出会えたり、突き詰めたいものに出会えるかもしれない。そういう夢中になる時間て幸せだと思うから。

 時間を大切にしたい
 
 廊下の移動を静かに素早くしたい
 
 あいさつのマナーを身につけたい

 そんな3つのことを子どもたちは意識している。

 僕はそれを応援する人。

 体育で、体育館からの移動。
 帰りの際。

 僕は、クラスの仲間と少し話したいことがあったので、後から体育館を出たのですが、

 その帰りの移動で、どうやらおしゃべりが多かったらしい。

 職員室の前を通るし、ご迷惑をかけたくはないところ。

 何より、自分たちの力で静かに移動できるようになりたいという、挑戦意欲が子どもたちにはある。

 そして、どうするのかなと思っていたら

 教室に戻った後1人のメンバーが
  
 「先生、帰りの移動があまり良くないので、信頼貯金から1つとっておいてください」と。

 なるほどねえと思った。自分たちがうまくいかなかったこと、責任は自分たちにあることを理解している。

 その上で全員にも聞いてみた。
 「自分たちの歩き方どうだった?」
 「「信頼貯金を一つとってください」っていうメンバーがいたんだけれどどうする??」と。

 
 すると、全員が、「とっていいです!とってください。」と。

 自分たちが失敗してしまって、修正できなかったことで、
 失った信頼だからしかたない。と

 なかなかできることではないと思った!

 うまくいったことを自信をもって言えることはある
 でも、うまくいかなかったことを素直に受け止めているのである。

 
 自分たち自身で、自分たちの振る舞いをしっかり見ている。
 素晴らしいメタ認知。

 成功の反対は何もしないこと。

 失敗はこうして受け入れた時点で名前が変わり材料になる。

 失敗ではなく成功のための材料。

 自分たちでやってみようとやってみてうまくいかなかった。
 でも自分たちでやってみようって挑戦した時点でもう成功への材料を一つ手に入れているようなものである。

 今後の成長に期待です!!

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