【バレンタインデー】

　
　朝から男子たちがソワソワしている。

　話題はチョコでもちきり。

　もらってないだの、がっかりだの。

　僕は毎度言っているじゃないか。
「君たちの振る舞いをちゃんと周りは見ているよ。」と。

　今まであんな振る舞いをしていて何を期待している。w
　周りはやっぱりちゃんと見ている。
　君の振る舞いを。w

　＃メタ認知w

　＃僕は小６の時１１個もらったよ？w
　＃クラスの女子は１５人くらい
　＃４人には好かれてない

　

　にしても本当に毎日毎日本当に疲れる。

　やっぱりいまだに小さいトラブルは毎日耐えない。
　「しね」「くず」とか平気で言う。
　そんな怒る必要がないのに許せない。
　必要以上に相手を責める。
　いない間にいたずらをしていってやった気でいる。
　本当にしょうもない。
　体育着を投げ合って仲間がつくった花のアーチをぶっ倒すことも。

　バレンタインをあげただの、もらっただの、受け取らないだの本当に面倒くさい。学校でやらないで。
　＃おうち帰ってからやってくれw

　人のことああだこうだ言うくせに自分のことは棚にあげる。
　いつまでそんなことやってるんだと。

　集団としての文化とか価値観をもっと育てていきたい。
　人を否定したり、やり返したり、言い合いをしたり、意地悪で仕返しをしたりすることが明らかに「損」であること。
　それをそのままにしておくことが自分にとって大きく「損」であることを値付けていかなければならない。
　人を否定したり、悪くうちを言ったり、意地悪で仕返しすることに関して、大多数は「損」だと思っている。
　でもクラスにそれがあること、それを許してしまうクラスであることがいかに「損」であるかに関しては、ほとんどおもってない。

　自分はしていないからいい。

　自分はされていないからいい。

　とっても他人事なのだ。

　仲間・クラスメイトに興味がない。

　自分のことだけ。

　だからこそ、こういうトラブルがなくならないのだと思うが。

　「合わない人も、喧嘩する相手も、腹の立つこともあって当然だし、いて当然。だからといって、否定したり悪口を言ったり意地悪したりしていい理由にはならないよ。
　だってあなたも誰かにとっては合わない人だし、誰かにとっては腹のたつ相手なのかもしれない。
　もし、自分はそんなことないと思うならおもいあがりだよ。人には相性ってものがあるんだから。
　目的が傷つけること、争うことになっていないかい？

　喧嘩したとき、合わなかったとき、腹が立ったとき。
　目的はいつだって「折り合い」をつけること。

　「戦って勝つこと」でもないし、「傷つけること」でもない。

　折り合いをつけてその相手といかに付き合うかを考えることだよ。

　なのにそこで悪口言って、意地悪して何になる？
　付き合い方を学んだり、折り合いをつけたりできるかい？
　未真逆だろ。未来はどう変わる？？
　強いていうなら君の評判が下がるくらいだよ。

　他は何も変わらないよ。

　必要な手段は2つだと思っている。

　1つ目は許すこと。あ〜そういう人なんだな。そういうところもあるんだなっまいいかと許すこと。

　2つ目は話すこと。せっかく話せる唯一の動物が人間なのに、悪口に使うのはもったいない。意地悪で解決しようなんてもってのほかだ。ちゃんと話せば分かることがほとんど。逃げずに、ちゃんと話してごらんよ。

　許すことと話すことだよ！！」と語った。

　ことあるごとに集団に語りを繰り返すしかない。

　同時に個に対しても話を聞いたり、損をしていることを説いったりする必要がある。

　正直、なんでそんなことで揉めるんだよとイライラするし、面倒臭い時もある。

　個と集団の両輪で繰り返し価値観や文化を揃えていかなければならない。

　そんな疲れた１日だけれど、その疲れが一気に吹っ飛んだ！！！

　初代卒業生から続々連絡が！！

　「高校内定もらいました！！！〇〇君も受かりました！！」
　「合格できました！！！」と続々報告！！

　本当に自分のことのように嬉しっっ！！！

　これからもずっと「応援者」でいるよと卒業文集で書いたけれど、今も全くその通りで。

　今もずっとずっと応援している。
　
　合格したことはもちろん嬉しい。中学の3年間も頑張っていたんだなっているのが透けて見える。それが嬉しい。

　でも合否が全てではないとも思っている。
　もしダメならダメでそれも巡り合わせだったりするから。

　何より一番嬉しいのは、連絡をくれること。

　人生の一部を何かの縁で一緒に過ごせたことを感じて嬉しく思うし。
　もうからこれ卒業してから3年経つのに、今でも「報告しよ！」とおもてくれている心遣いが嬉しい。
　またそういう心遣いのできる人であることが嬉しい。

　とにかく、幸せな気分になった。