【成長ノートから見られる成長】
テスト後、授業後、行事後。
子どもたちが目標を明確に何かをやり遂げた後に書く成長ノート。
逆にうまくいっていないときの自己分析として書く成長ノート。
それぞれ、「ここ考えさせたいな」「今回の成長を自分で実感してほしいな」っていうタイミングで書きます。
前回書いたのが、初回の算数テストのあと。
今回は、第2回目の算数テスト後に書きました。
「協力するお勉強で自分はどう成長したのか」ていうテーマ。
まず、1回目の時よりもものすごく書く。
とにかく書くの。
鬼のように書くの。
鬼って「人並外れた」って意味があるらしいんだときはれど、
本当に人並外れたくらい書くの。
1行2行のメンバーほぼいなくて、1ページは少なくとも書いている。
単純に量が増えたことに成長を感じる。
なぜ、書く量が増えるかって、それだけ考えているっていうのはもちろんそうなんだときはれど、自分のことだけではなくなったの。
自分の成長、その理由。仲間の成長。仲間とどう学んでいきたいか。クラスとしての成長。
そんな風に「視野」が広がっていることを感じるし、仲間のこともクラスのことも「自分ごと」として捉えることができ始めているのかなと思う。
多くの子は2ページ程度書き、多い子で4ページ5ページ書く。
それも1、2人じゃなくて、多くの子がそれくらい書くのだ。
本当にすごい成長だと思う。
なぜ、そこまで書く量が増えたのか。
もう少し細分化すると、なぜ視野が広がるようになったのか。
まず書く量については、「先生からのコメント」がありがたいことに良い影響を与えたように思う。
成長ノートに関しては、「先生も本気でコメントを返すね、だからみんなも本気の思いで書いてくれると嬉しいんだ。」という話をしている。
とにかく僕もこのノートに関しては基本的に妥協なしでフルマックスのコメントを返すことを決めている。
その子が自身の成長の気づいているときは、それを強化し、気づいていないときは、見取れた成長をコメントで書き倒す。
天然で行っていた行動は、その行動の価値を綴る。
そのほか、その子の良いところ、素敵なところをそのままの思いで書く。
半ページ埋まるくらいコメントを書く。
誰にでもできることを誰よりもやる精神で。
本気で書いたコメントは、本気で呼んでくれるとは限らないけれど与えなければ始まらない。
リターンは求めない。
とにかく、無性の愛を贈るだけ。
でも、今回はそのコメントが子どもたちに刺さったのだなと肌感で思う。
ノートがかえってきたときの、コメントを読む様子や、2回目の成長ノートを書き終わった後に「読んだ??」「読んでくれた??」と聞いてきたところから感じる。
これだけ本気でもコメントしてくれるんだから自分も一生懸命書いてみるか的なマインドかな??☺️知らないけれど。w
視野が広がったから書くことも増えた。と上に書いたけれど、
ではどうして自分以外の見えるようになってきたのか。
これは、「授業後の語り」だと思う。
具体的場面を切りとり価値づける。
どうしてその行動が素敵なのか、その行動がクラスにどんな影響をたえるのかをフィードバック。
そこに、仲間のためになっていること、クラスのためになっていること、そして自分のためにもなっていること。
とにかく学級目標である 「1人も見捨てず、幸せなクラス」を軸に、生活の何気ないところを見ている。じっくり見ている。
だから良いものは、その目標に近づいているよ、そんなクラス素敵だねという未来を加えて語る。
個人の頑張りが、仲間にも自分に良い影響を与え、それはクラスの成長につながる。そんなクラスは、みんな幸せだと思うんだっていう未来。
そんな切り口で、個人の成長を個人内でのフィードバックで終わらさず、仲間やクラスへどんな影響を与えるかもフィードバックするイメージ。
ことあるごとにそんな語りを繰り返すものだから、少しずつ「仲間」「クラス」にも目が行くようになっていくのだなと思う。
何より、子どもたちがもともと誰かのためになることを進んでやりたいエネルギーをもっているのはかなり大きい要素ではある。
ものすごく一部だけれど
「私がプラス1(主体的な行動)をできるのは、みんながいるから。みんながプラス1をするから、私もやってみようと思える」
「見守る人がいて、見守られる人がいて、教える人教えてもらう人がいる。そんな得意な人も不得意な人も、協力すると全員が嬉しくなる。自分は120点だったけれど、そうじゃない友達もいる。みんなで120点取れるようになりたい。」
「教えることで自分の頭にも入ってくることに気がついた。」
「〇〇さんは、テスト終わった後に間違えたものを自主勉していた。〇〇さんは、すぐに間違えたとこを聞いていた。〇〇さんは、困っている人の机に行ってすぐに教えていた。私も〇〇さんのように、すぐに教えにいきたい。」
「自分の100点だけではなく、教えた人、一緒に勉強した人も100点をとってほしい。仲間の100点を喜べる人でありたい。」
また後で詳しく載せたいですが、「成長ノート」に
成長が表れています。
仲間の100点を一緒に喜べる人になりたいって素敵すぎる☺️