【仲間の目はごまかせない】
人数が変わると、クラスの雰囲気も変わる。今日初めて全員が揃った。3学期スタート時は、2名の欠席。2人ともクラスバランスでいうと、「1人も見捨てないこと」に対して、理解し行動する点においては、下よりの6割に位置している。その2人が加わることで、バランスに変化が生まれたと思う。
よくも悪くも影響力がある分、中間層の児童が下よりの中間層に引っ張られてしまう。
そこをなんとかしたい。
移動教室の際の整列でいつまでもおしゃべりがやまないこと。
授業開始後もすぐおしゃべりが始まること。
体育で集合した時にいつまでも話がやまないこと。
どれもクラスの多くが、それでもいいというような雰囲気になってしまう。
また、できていない子に声をかけることがどうして大切なのかもいまいち多くの児童の腑に落ちていないのだと思う。
クラスの多くが整列は素早い方がいいし、おしゃべりもすぐやんだ方がいいことを納得させられるよう繰り返し語っていく。
切り口としては2つ。
1つ目は、時間は守れず、無駄な話も多くメリハリもない、一生懸命やるよりもサボる方が当たり前が文化の集団であなたは一生懸命取り組むことができるか?ということ。
一生懸命やる人が笑われ、サボる人がでかい顔をする集団で自ら挑戦できるとは思えない。
そうすると、結局その集団に属していて損をするのは自分だと思う。
やりたいことも挑戦できず、成長もない。だから、この集団をそのままにして置いてはいけないのだということ。
2つ目は最近思う事で、一生の仲間を得る上で、周りの仲間はあなたと一生つながっていたいと思うかどうか。
つまり、「1人も見捨てないこと」を目指す過程での振る舞いを仲間は見ているということを意識させたい。
声をかけても素直に聴いてくれる人ばかりではない。でも、そういった仲間も見捨てず誠実に関わり続ける姿を仲間は見ている。
そういう誠実に関われる人とつながっていたいものである。だから、「1人も見捨てない」ことを諦めないことは自分にとって得なのだと思う。