【ドラマ企画書】パラレルレギュラー
突然ですが、私はテレビっ子です。
そんな中で、こんなアイデアが思いつきました。
「実際にレギュラーとしての相関図を基にドラマって作れないかな?」と。
何言ってんだコイツ?
そう思われることは百も承知です。
ただのテレビっ子の戯言・企画案ですからね。
楽しんで頂けると嬉しいです。
小説部門に募集しようかとも思いましたが。
まずは、企画案と簡単なストーリーを両方まとめれたらな。
そう思って、オールカテゴリ部門から挑戦してみることにしました。
妄想をお楽しみください!
企画考案の経緯
私はテレビをよく見る中で、こんな考えが思いつきました。
番組を会社と捉えてみたらどうなるんだろう?
それで、ビジネスドラマを作ったらどうなるんだろう?
そう思ったのが始まりです。
よくテレビ局は視聴率で競い合ってるなんて耳にします。
だからこそ、番組が一つの会社を。
出演者がその社員を演じることで新たなビジネスドラマが作れると思いました。
ドラマコンセプト
実際のレギュラー出演者✕ビジネスドラマ
コンセプトは、この通り。
レギュラー番組が一つの会社。
出演者が、一社員として役を演じる。
虚実が入り混じり、フィクションなのになぜか現実とリンクする。
そんな新感覚ビジネスドラマを提案したいです!
簡単なあらすじ
業務提携や取引先の選定など。
毎話ごとに変わる1社が軸となって会議で話し合う。
3話完結の新感覚ビジネスドラマ!
少しストーリーを書いてみる。
ここまででも、なんのこっちゃ分からない方も多いと思うので。
ストーリーを書いてみました。
今回は、テレ東編の1シリーズを冒頭1話書いてみます。
※この物語は、フィクションです。
今回の主な登場人物
七尾
今回の主人公。
社長として、取引先に迷う。
五児 洋二
常務。
信頼と実績で取引先を選別。
本木 六郎
専務。
取引先変更に強く反発。
固定の取引先以外は認めない。
寅野 門一
営業本部長。
現場経験が長く、現場を考えた取引先選びを重視。
大洲 あい
マーケティング本部長。
客層強化のため、若年層の開拓に向けた取引先を提案。
本編
「弱ったなあ・・・。」
社長である七尾は、悩んでいた。
新規の取引先が、なかなか見つからないのだ。
「このままでいいんだよ。結局は。」
専務の本木は、したり顔で言い放つ。
この本木は、既存の取引先と自分とのパイプが強い。
だからこそ、他の取引先を開拓したくないのだ。
「いや、ダメですよ。絶対に開拓すべきです!」
メガネをかけた女子社員が言い放った。
マーケティング本部長の大洲だ。
若手社員であるが、役員に対してもひるまない。
その姿勢が買われ、役員に上り詰めた。
「いいか。当社は黒字だ。業績は横ばい。いいことじゃないか!今後10年は安泰だぞ。」
「何言ってるんですか!?変化が多いこの時代。このままじゃ10年も持ちませんよ!」
「だからって、ギャンブルするんか?そんで業績が落ちたらどうなる!?」
「落ち着きなさい!」
常務の五児が一喝を入れる。
「話し合いに戻ろう。」
本木と大洲の2人は、にらみ合ったまま席に着く。
役員会議は、大荒れで始まった。
「社長、ここは全員のプランを聞こう。」
五児が提案する。
「賛成です。そうしましょう。」
「そのほうがいい。まずは聞いてからですね。」
営業本部長の寅野も同調した。
「じゃあまずは、五児さんのプランを聞かせてください。」
「うん分かった。」
五児は、スライドを出した。
「私のプランは、創業10年以上に絞った中堅企業との交渉だ。」
「中堅企業ですか。」
「安定度も高いし、文句はないだろう。」
「目星はあるんですか?」
「ああ。2つな。」
「2つも?」
「1つは、外食産業のサポートだ。わが社で展開しているシステムを供与することで、定期的な収入も確保可能とみている。」
「外食産業・・・。どの会社ですか?」
「株式会社ランチだ。」
「あの会社はダメだ。」
本木専務は、食い気味に難癖をつけた。
「なんてったって社長がいない。取締役会はあるが、社長がいないというのはいかがなものかな?」
「確かに、事業部長は5人いますが・・・。」
七尾も同調した。
冷静に、五児は応対した。
「そこは、想定内。」
「ましてや、ウチと契約してくれるか・・・。ターゲットとしている顧客は個人ですから・・・。」
寅野営業本部長も、苦い顔をした。
「あくまで、これはプランAです。プランBもあります。」
「教えてください。」
七尾が聞いた。
「プランBは、日本で海外とのビジネスをするあの会社です。」
「あの会社ですか・・・。ありですね・・・。」
寅野営業本部長は、そう言って考え始めた。
「ああ。メリットとしてはその事業以外にもバナナの卸売り・バナナジュースの専門店も好調だ。」
「なるほど・・・。海外進出のステップにもしたいわけですか?」
七尾が聞いた。
「うん。そうだ。」
「ただ、このグループはデカい。お台場・汐留・赤坂にも拠点がある。グループの系列会社は数多い。そんな中に混ざってみろ。競争必至だ。いつ切られるか分からん。やめとけ。」
本木は、ブレない。
「だからこそ、交渉の余地があります。かつ、メリットはまだある。」
「他にもあるんですか?」
七尾が聞いた。
「大洲、パープルヴィーナスって会社知ってるか?」
「あっ!はい。知ってます。」
いきなり答えを求められ、大洲はひどく驚いた。
「その会社とは、かれこれ10年以上業務提携している。力強いパイプにもなると考えている。」
「確か、その会社は新社長が就任したんですよね。そう考えれば若者への訴求力も問題ないかと。」
「そういうことだ。以上です。」
「なるほど・・・。ありがとうございます。」
「じゃあ次は、寅野営業本部長。」
「ハイ。」
スライドの準備を終えた寅野は、話し始めた。
「私は、有丸グループとの取引を提案します。」
「有丸グループですか・・・。大きく出ましたね・・・。」
「本丸は、厳しいだろう。あの社長だぞ。」
五児常務は渋い顔になった。
「ええ。グループ本体に取り入ると返り討ちに合って、買収される可能性もあります。そこで、今回は役員クラスに注目しました。」
「役員?」
「ええ。有丸グループの役員は、他社の社外取締役や経営権を持ってる役員も多く存在します。そことパイプを創り上げたい狙いです。」
「それから、本丸とつながりたいと。」
「はい。詳細は資料にまとめてあります。」
「なるほど・・・。分かりました。のちほど拝見します。」
七尾が答えた。
そして、本木をちらりと見た。
本木は、黙り込んでいる。
何を考えているんだ?
七尾は。薄気味悪く感じた。
「じゃあ次・・・。本木さん行きますか?」
「俺パス。開拓なんて必要ないもん。」
「そ、そうですか・・・。じゃあ大洲さんお願いします。」
「はい。私は急成長中の会社を推します。本部の社員は、社長と常務の2人だけですが、れっきとしたグループを創り上げている会社です。」
「なんでこの会社を?」
「この会社、集客力がハンパないです。コアファンと言いましょうか。1日で5万。もっと集めたと言われています。実力派の社長。行動力の常務。この2人の訴求力はすごいものです。」
「とはいえなぁ・・・。」
「その会社のファンには、自身が経営権を持つ方も多くいらっしゃいます。その方との結びつきも期待できると考えます。」
「リスクだけど、確かにこの会社には注目してました。」
七尾の発言に、寅野がうんうんと頷く。
「私からは、以上です。」
「ありがとうございます。では、決議に移りましょう。」
全員が苦い顔をした。
それを悟った七尾が口を開いた。
「今日は、決められなそうですね・・・。まずは、各社にアポを取ってからですね。各社の感触を見てみましょうか。異議ありませんか?」
「そうだな。」
「異議なし。」
「異議ありません。」
「では、その方向でお願いします。」
「じゃあ、会議は以上。解散。」
五児常務が、号令をした。
各々のタイミングで、会議室を後にした。
本木専務は、執務室に戻るとどこかに電話をかけた。
「ああ、お疲れ様です。本木です。今週お時間空いてるところございませんか?」
「ありがとうございます。では、よろしくお願いいたします。」
これを3回繰り返した。
本木は、何かを考えている様子だった。
つづく。
こんなところでしょうか。
下手な文章ですが、あくまで妄想なので・・・。
それでは!