【エッセイ】特等席は、心をリセットさせてくれる。
私には、自分にとって特等席と呼べる場所が何ヵ所かあります。
屋外・屋内関係なく、様々な場所にあります。
例えば、海のそばのベンチだったり、座って足をぶらんと伸ばせられるところとか。
(もちろん、迷惑はかけないようにしています。どう思われているか知りませんが。)
お気に入りのチェーン店なら、厨房が見えるカウンターの時もありますし、全体を俯瞰的に見られる掘りごたつのお座敷席の時もあります。
他にも電車なら角がいいとか、心の中で多数の特等席を持っています。
ただ、毎回とれるわけではありません。
もちろんです。
この席を見つけたのは、私だけではありませんから。
そんな時は、ちょっと悔しいですが他の席を探します。
そんな特等席を確保できた時。
私は、何かに追われる生活から一時的にエスケープした感じがするんです。
そこから何も考えない時間だったり、人間観察をしたり。
カリカリしている心を落ち着かせられるとでも言いましょうか。
穏やかな心にリセットさせてくれるんです。
私は、いつもこれでいいのか。
間違ってるかもと、迷路のようにグルグルと思考がグッチャグチャになってしまう時があります。
それで、負のループに入ってしまうのがお決まりのパターンになりつつあります。
しかし、私なりの特等席に座った瞬間。
物事が俯瞰的に見られたり、冷静に分析が可能になるのです。
不思議なものです。
決まった席ではあるけれど、その席が私にとって憩いだけでなく、見つめ直すきっかけになるものだなと思いました。
これからも、特等席を増やしていきたいですね。
いわば、私のアナザース〇イを。