正常化バイアスから抜け出すために、いつもと違うことをする
日本から見ると、アメリカはなんかやばそうだし、中国経済もなんかやばそうに思えてくる。でも、実際にその国、その地域で生活する人の多くは、危機感を抱かずにいつも通り暮らしている。日本も同じだ。
こうしたバイアスは『非正常化バイアス』だという。
そもそも正常化バイアスとは、「危機的状況において、心理を安定させるため危機を自分事として捉えなくする心の働き」のことを指す。
例として挙げられるのはコロナだ。コロナという危機を迎えても、「まあ特には変わらないだろう」と考えていた人も多いのではないだろうか。
組織の中にいると「正常化バイアス」が働き、逆に組織の外にいると「非正常化バイアス」が働くのだ。
バイアスを防ぐためには、居場所を固定しないことが重要だ。
複数のコミュニティに所属し、時にはいつもと違う行動をとってみることで、正常化バイアスをメタ認知できるようになる。
これは意識しないとできないことかもしれない。
月に1回、いつもと違うことをする日をつくるようにしたい。