秋刀魚じゃない秋刀魚

大学4年生。アウトプットの場としてのNote。ビジネスの素養を身につけたい。趣味で読書とランニングも。基本フォロー返します。

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日本特殊陶業のセラミックボール事業に注目したい

自動車エンジンに使う点火プラグで世界首位である日本特殊陶業が、東芝マテリアルを買収する。東芝マテリアルはEV向けのセラミックボールを強みとしている。日特も成長戦略の1つと位置付ける新規事業として、窒化ケイ素セラミックボールのサプライチェーン構築を目指しており、脱酸素化に向けて事業を強化していく姿勢が垣間見える。 IRによると、特に現在売上の8割を占める内燃機関の需要は2030年に減少すると予測し、その割合を2030年には60%、2040年には40%にすることを目指している。

    • 感情は認知によってマネジメントできる

      感情はコントロールできる22章 感情の理論 この章で感情をコントロールする方法として紹介されているのが、「Deep Acting」と呼ばれる手法だ。 たとえば、CAがとあるカスハラに直面し恐怖を感じたとしよう。この時、「実は飛行機に乗るのが初めての方なのではないか」などと考えや視点をずらすと、「恐怖」から「同情」へと感情が変化し、心理的負担が小さくなる。 この例は、「認知によって感情は変えられる」ことを表している。思わぬ出来事に直面したとき、想像力を働かせて別の視点から

      • 成功している人がどんどん成長していくのはなぜか…鍵は「自己効力感」だった

        経営学では、「人を特定の行動に向かわせ、そこに熱意を持たせ、持続させる」のがモチベーションである。 そして、モチベーションは、「自己効力感」と「他社視点の動機」を掛け合わせたものとして表せる。 自己効力感 自己効力感とは、「自分ならできる」と自分を信じる力のことだ。 自己効力感を高めるのは、 ①過去の自分の成功体験 ②周りの人の成功体験(あいつができるなら俺もできる、俺もやりたい) ③周囲からの期待(お前ならできる) ④心身の健康(調子がいい) の4要素でだという。

        • 日本の「時代劇」は世界を席巻できるか

          2023年の米国の視聴時間における非英語作品の割合は、2015年比で3倍に増えたそうだ。 日本人にとっては、字幕でドラマや映画を見ることは当たり前だった。海外ドラマや韓流ドラマも、2000年代初頭にブームとなった。「24」や「冬のソナタ」などがその代表例だ。 しかし、米国で海外のコンテンツがブームとなり始めたのは、ここ最近だという。英語という言語が原因かとも思ったが、それだけでは日本のアニメが米国で人気を博している理由を説明できない。むしろ、米国内のコンテンツがこれまで圧

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          正常化バイアスから抜け出すために、いつもと違うことをする

          日本から見ると、アメリカはなんかやばそうだし、中国経済もなんかやばそうに思えてくる。でも、実際にその国、その地域で生活する人の多くは、危機感を抱かずにいつも通り暮らしている。日本も同じだ。 こうしたバイアスは『非正常化バイアス』だという。 そもそも正常化バイアスとは、「危機的状況において、心理を安定させるため危機を自分事として捉えなくする心の働き」のことを指す。 例として挙げられるのはコロナだ。コロナという危機を迎えても、「まあ特には変わらないだろう」と考えていた人も多

          正常化バイアスから抜け出すために、いつもと違うことをする

          「直観」を大切にする

          私たちが意思決定をするのは、将来の予測が難しいからだ。言い換えれば、将来の不確実性が意思決定というプロセスを生んでいるのだ。 意思決定には様々なバイアスが存在する。 認知バイアスの詳細と具体例現状維持のバイアス(プロスペクト理論) プロスペクト理論は、人は損失を回避しようとする傾向が、得をすることよりも強いという理論だ。つまり、同じ金額の損失と利益があった場合、損失の方がより大きな影響を与え、心理的な痛みとして感じられる。 サンク・コスト・バイアス サンク・コスト・

          「直観」を大切にする

          令和アカウンティングHDが上場

          令和アカウンティングホールディングスという会社が東証グロースに上場する。 事業内容は以下の通りだ。 業績好調の要因成長性の高い市場 国内M&A市場は活況であり、上場企業の経理業務アウトソーシングも今後も需要が拡大すると予想される。 高い専門性 公認会計士が多数在籍しており、競合優位性を確立している。 安定的な収益基盤 イオン・大林組などを顧客として持ち、安定的な収益が見込める。 リスク競合の多い市場 会計コンサルティング業界は競合が多い。 仕業であることから

          令和アカウンティングHDが上場

          M&A総研が減資、その理由は?

          M&A総研が減資を行い資本金を5000万円にすると発表した。 その理由は何だろうか。 一般に減資には、以下のようなメリットがある。 税制優遇措置の対象となり、税負担が減る 欠損金の補填や株主への出資の払い戻しができる 剰余金の配当がしやすくなる 減資による税制優遇措置資本金を1億円以下に減資するメリット 資本金を1億円以下にすると税法上、中小企業に分類されるようになる。 従って以下のような恩恵を受けられるようになる 資本金を1,000万円未満に減資するメリ

          M&A総研が減資、その理由は?

          東京エレクトロンが過去最高益を更新したらしい

          東京エレクトロンが史上最高益を更新した。 日経新聞によると、生成AI向けの半導体需要の増加から半導体製造装置の販売が増え、特にDRAM向けの販売が伸びているという。売り上げのうちの中国の比率は減少するが、全体的な需要は続伸の見込みとのことだ。 DRAMとはなにかDRAMはAIを駆動時する際、計算の途中結果を一時保存するために使われており、「iphone 16 pro」、「pixel 9 pro」 では両機種とも、アメリカのマイクロン・テクノロジ―制のものが使われている。

          東京エレクトロンが過去最高益を更新したらしい

          洋上風力はエネルギー問題を解決できるのか

          欧州では、洋上風力発電の大手事業者が相次いで撤退や計画縮小に追い込まれている。ノルウェーのエクイノールやデンマークのオーステッドなど、世界を牽引してきた企業の動きは、洋上風力発電の将来に大きな影を落としている。日本の洋上風力計画にも、この動きは大きな影を落とす。 従来、欧州は遠浅の海と安定的な気候、そして高い環境意識を背景に、洋上風力発電に適した地域とされてきた。日本も欧州に倣い、洋上風力発電の導入を進めてきたが、日本の複雑な自然環境や多様な産業との共存が、技術的な課題を複

          洋上風力はエネルギー問題を解決できるのか

          初めてのフルマラソン

          三十五キロ地点の給水所で、僕はコップの水を顔に叩きかけた。 冷たい水が、熱を持った身体を少しだけ鎮めてくれる。 しかし、足は鉛のように重く、心臓は今にも飛び出しそうだ。 時計を見ると、すでに四時間を超えていた。 一か月前、右足首を痛めて以来、この日までをどれだけ待ち焦がれたことか。完走は、僕にとっての小さな勝利のはずだった。だが、現実は甘くない。二十五キロ過ぎから、右ふくらはぎが痙攣し始め、僕は歩くことしかできなくなった。まるで、砂漠を彷徨う旅人のように。 スタート直前の

          初めてのフルマラソン

          1か月でTOEIC900点を目指す

          僕はもう1年近く英語を勉強していない。一時期は毎日BBCのニュースを聞いていたが、今では毎朝WBSのアーカイブを観るようになり、趣味で聞くポッドキャストが増えたこともあって、その習慣はすっかり途絶えてしまった。 だからといって、英語を放り投げるわけにはいかない。 そこで、12月8日に行われるTOEICに応募してみた。 目標は、900点。 今まで800後半の点数は何度か取ったことがあるけれど、それはあくまで過去の話だ。 応募したのは1か月ほど前、それ以来、勉強時間はゼロ

          1か月でTOEIC900点を目指す

          最近毎日読んでいる本

          最近毎日読むことを日課にしている本がある。 入山章栄先生の『世界標準の経営理論』だ。 1日1章づつ読み進めているため、まだ5章までしか読んでないのだが、現時点で既に、すべてのビジネスパーソンに読んで欲しいと心から思っている。 そこでこの本を読むべき理由を3点挙げてみる。 1.「思考の軸」を鍛えることができる 不確実性に富む昨今、「正解のない世界」で最善の選択肢を選ぶことが経営陣だけでなく、ほとんどのビジネスパーソンに求められている。そんな時に羅針盤的な役割を果たして

          最近毎日読んでいる本

          【2024年上半期】audibleベスト5!

          2023年末からハマっている、Audible。約1年で60近い作品を聴いてきました。オープンイヤーのイヤホンをつけて、毎日の通学や家事の時間に聴いているのですが、ちょっと気になるのが使い勝手の悪さです。 ジャンル別、期間別のランキングなどはあるものの「なかなか新しい作品と出会えない」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。 そこで今日は、ぜひ聴いて欲しいAudible作品を紹介します。 5位『六人の嘘つきな大学生』舞台は就活の採集面接。選ばれた6人の中から1人を

          【2024年上半期】audibleベスト5!

          AIについて勉強したことをまとめてみた

          Ⅰ身の回りのAI 現代AIは様々なことを可能にしている。YouTubeやTikTok、Siriなどの我々が日常的に使うツールにもAIが用いられている。他にも、農業や芸術分野、政治分野でもAIの活用がみられる。こうした様々な分野でAIが用いられているが、すべてのAIが高い精度を誇るわけではない。一方で、高い精度が必要とされるAI分野もある。一部の空港のゲートなどでは顔認証にAIが用いられているが、出入国という国家権力の行使にAIが活用されているため、精度の高さが重要になる。不

          AIについて勉強したことをまとめてみた

          トルコ

          2021年3月22日、トルコリラが大暴落した。原因はエルドアン大統領がトルコ中央銀行総裁を更迭したことにある。中央銀行総裁の更迭など驚くべきことのように思えるが、近年のエルドアン大統領の行動を考えれば決して驚くべきことではないだろう。彼は2019年には博物館であるアヤソフィアをモスクにすると宣言し、実行した。ビザンツ建築の最高峰ともいえるアヤソフィアは、ビザンツ帝国時代は教会、オスマン帝国時代はモスクとして使われ、その後トルコ建国の父でもあるケマル・アタチュルクの元、博物館と