曖昧さを評価する
VUCAの〝A〟は曖昧性(Ambiguity)で、
曖昧さに抗って定量化して評価するのではなく、
その曖昧さをそのまま確認する作業が
真の会社の評価へとなっていく必要がある。
曖昧であるとは、明らかに分け隔てる線(境界)がなく、
間(あいだ)がある状態。
そしてこの間とは、二つのものを分けるものではなく、
二つのものをつなげるもの。
会計の可能性が、この曖昧さの中にはある。
曖昧さと向き合うことが、曖昧さを楽しむことが、今の会社に必要である。
会社だけでなく、社会にも必要。
曖昧さというわかりにくさの余白をデザインすることで、
財務情報に意味を持たせることができる。
この評価こそが、会計の新しい可能性となる。
「結果を見る」から「行動を観る」に変わることで、測る指標も変わる。