ありふれた言葉を使わずに、話してみる。
ついつい言ってしまう。
「○○は、常識」
「一般的には、○○」
「ふつうは、○○」
こう言った人と違う考えを言ったら、
「非常識」や「おかしい」そして「異常」と言われる。
はたして、この常識/一般的/ふつうというのは誰にとってだろうか。
多くは、客観的な例として使われている。
でもそこには、主観や思い込みがある。
嫌われるのを承知の上で、聞いてみるといい。
「その常識は、誰が言ったのか。」
「どこに、書いているのか。」
などなど。
恐らく、答えられない。
めんどくさくて、答えたくないかもしれない。
しかし実は、主観的や直観的なものが多い。
こう綴っている私も、ビジネスセクターにいた頃はやたら使っていた。
もし聞かれると、たぶんこんなことを言っていたのではないだろう。
「そんなこともわからないのか。」
「自分で調べろ。」
客観的な事実があるなら、教えればいい。
でも、その事実を知ってはいない。
誰かが誰かの言葉を聞いただけ。
もっといえば、使うことで自分を正当化し、
相手を批判するために使っている。
このことに、ビジネスセクターからソーシャルセクターに移って気づいた。
それ以降、できるだけ使わないようにしている。
もし使うなら、客観性がどれほどあるのか確認してから使うようにしている
「常識/一般的/ふつう」という言葉を使わずに、
話をしてみてはどうだろうか。
これは、かなり難しい。
結構、会話が止まる。
でも、自分の考えがどこにあるのかがわかる。
何よりも、自分の勘違いや誤解に気づくことができる。