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感性のマネジメントとは。

2016年5月に個人事務所サイトに投稿した内容を、改めてnote用に文章や言葉をリニューアルしてみることに。読み直しながら、2018年11月から始めたnoteに書いているマネジメントに関する道を辿っている文章だったと思う。

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最近(2016年5月当時)よく感じることで、一般的なマネジメントは理性によるものだと考える。戦略やツール(テクニック)など、決まったものに当てはめた仕組み(システム)。ロジックがあって、理論的に説明できる仕組み。癖のない、特徴のない、簡単にマネできる、横並びの、色や匂いのない無機質なマネジメントともいえる。

しかし、今の社会は常に変化している。求められるのは、「この変化を感じ、対応できる」戦略。“過去” に通じた各ツールが、“現在” そして “未来” の社会に活用できるとは思えない。
そのために何が大切かといえば、“今起こっていることを感じる感性” だと考えている。マネジメントの基礎は必要ではあるが、それに依存するのではなく。

ただ、これをどう表現すればいいのか悩んでもいる。

感性のマネジメント
感性によるマネジメント
感性からのマネジメント

などなど。次に、「マネジメントは何か」という前提になる問いについて綴ってみたい。

マネジメントと聞いて、どんな言葉が頭に浮かぶだろうか。

先日ある人たち(同じようなマインドの方)と打ち合わせをしている中で、「マネジメント=管理」を想像する人が多いと話をしていた。そして、次のような話がでてきた。

「“何を” 管理すると言っているのだろうか。」

一般的に管理するものは、経営・人事・組織など。しかし、「ドラッカーが語るマネジメントとは何か」「ドラッカーは経営学者なのかどうか」などについて話を拡げていった。

「ドラッカーは、人・組織・社会・未来について語っている」
「ドラッカーは、経営学者ではなく、哲学者・思想家」

この「感性のマネジメント」という言葉も、この対話から頭に浮かんだ。

「人、組織、社会、未来」を管理することはできない。できることは、管理するのではなく、“どのような人・組織・社会・未来を創るのかを深く・広く考え抜くこと”

これがマネジメントだと、私は考える。このようなことを思索・探究しながら、デザイン×マネジメント×アカウンティングの発想へとつながっていった。

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