#108.連休最終日
今日は連休最終日。
明日から仕事のため、少し遅く起きようかなと目論んでいたが、そんな思いは届かず、6時30分に子供たちに起こされた。
考えが甘かったな、と思いつつ子供たちの朝食作り。
今日は子供たちを連れて、妻のお見舞いにいく予定。
ただ家の掃除もしっかりとやっておきたかったので
お風呂、トイレ、洗面所、カーペット、ベット掃除・・・と
午前中に一通り終わらせた。
掃除の途中に
腰に痛みが・・・
私は以前より腰痛持ち。
最近は腰痛もあまりなかったのだが、ここに来て・・・
ただ以前だったら立てなくなるくらい酷くなるのだが、
今回は少し痛むくらいだったので
掃除が終わり、子供を連れて妻の病院へ。
妻の病室へ入ると義母が既に来ていた。
少しすると私は担当看護師に呼ばれた。
看護師から「奥様は昨日の昼頃から微熱が続いており、昨夜は38度3分まで熱が上がりました。また昨日はお風呂で嘔吐もしています。解熱剤を使って今日の朝は36度7分まで下がりましたが、今も微熱がある状況です」と。
また「熱の原因が脳腫瘍の影響なのかは現状わかりません。ただとりあえずは何かしらの炎症が起きているので熱が出ていると思います。今日は日曜日で検査ができないので、明日の朝、血液検査を行い調べてみます。その結果は連絡します」とのことだった。
それを聞いて病室へ戻り、妻と会話。
大丈夫か
どこか痛いところはないか
妻からは
少し具合はよくないけど大丈夫よ。
今週退院だっけ? 楽しみだな〜。
妻は
家に帰ることを楽しみにしていた。
その言葉を聞くと
理由があるにしろ、妻に入院してもらっていることに罪悪感を覚える。
すぐに家に連れて帰ってあげたい気持ちになる。
そして微熱が続いていることは非常に気がかりだ。
それが続いていくのであれば、今週末に予定していた抗がん剤治療も
おそらく無理だろうと思う。
どうしたら良いのか。
何をしてあげれるのだろうか。
どうしようもない無力な自分が悔しい。
病院から自宅へ戻り、子供たちに夕食の準備をしている途中でも
とりあえず妻の声が聞きたかった。
妻は寝ることが多く、電話やメールはいつも返信がないのだが
ダメもとで妻へ電話した。
そうすると珍しく電話にでた。
大丈夫か。
具合悪いか。
すると妻は
大丈夫よ。
いつもありがとう、と。
妻を治してあげたい。
死なないでほしい。