〈ネタバレ無し〉罪悪感に苛まれる人生の終着駅を見届けろ。『ナイトメア・アリー』
〈人生を壊滅的にしてやる〉
どうも!じきどらむです!
『パンズラビリンス』や『シェイプオブウォーター』などの超常現象作品を生み出してきたギレルモ・デル・トロ監督の最新作が公開されました。
3/25は多くの新作映画が公開され映画館は賑わっていました。本作は上映本数が少ないのですがレイトショーに間に合ったので鑑賞してきました。
という訳で今回はデルトロ監督最新作『ナイトメア・アリー』の魅力をまとめていきます。最後まで宜しくお願い致します!
イラスト:じきどらむ
予告はこちらです⤵︎
分かりやすいあらすじ
悪夢小道〈ナイトメア・アリー〉に迷い込むと…!
居場所学んだ生技
スタンは自分の過去を忘れる為に、行き先の分からないバスに乗り込む。眠りに落ちて到着した所は巡回カーニバルと呼ばれる見せ物小屋だった。
過去を曝け出さない自分にも周囲の人間が優しく接してくる場所に“居場所”を感じ、彼はショービジネスの光と闇を知ることになる。
居場所で手に入れた技術と経験を糧に、自分の人生を歩み始めた2年後、スタンは取り返しの付かない商売を始めてしまうのであった。
超常現象は描かない
原作は1946年に発表した小説で1947年に『悪魔の往く町』という題名で映画化しており、ギレルモ・デル・トロ監督のお気に入りの一本です。
監督は「当時描けなかった部分を表現したい」という当時から感じていた強い意志を持って、原作を忠実に再現した作品を制作しました。
デル・トロ監督の作品でありながら超常現象を扱っていない物語で、多くの個性的なキャラクターを使い主人公の人生を丁寧に表現しています。
絶望と希望
過去の過ちから出る罪悪感や先行きの見えない不安などを観客に感じさせる美術セットが魅力的で、スタンの心情を感じ取りやすくなります。
スタンの心が段々と蝕まれていくのと同時に観客の心も侵食していき、最後には残酷だがある意味救いのある結末を体感してしまうはずです。
悪夢小道〈ナイトメアアリー〉を駆け抜けた先に待つ衝撃的な絶望と救いようが無い希望をぜひ映画館でご覧になってみてください。
まとめ
『ナイトメア・アリー』★★★★☆
主演を務めるブラッドリー・クーパーの無言の演技が迫力があり冒頭から作品の世界観に引き込まれました。超常現象無しでも十分に面白いよ…!
最後まで見てくれてありがとうございます(*^^*)
以上、じきどらむでした!
『ナイトメア・アリー』公式サイト
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