![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/166788179/rectangle_large_type_2_9eb8d3fd95788714be17faf351b45db6.png?width=1200)
みやもとアニメセレクション・2024年秋
俺です。みやもとです。
2024年秋クールに視聴したアニメについてつらつら書き記しときます。
評価とかはしないでとにかく感想を、視聴中に思ったことだけを箇条書きみてェに連ねてイキます。
まだ放送終了していない作品もちらほらあるけど、一旦感想が固まったんで一度ここに投げておきます。
2024年秋アニメ
ダンダダン
![](https://assets.st-note.com/img/1734863056-ohbJOFldfTmGPNBuwLX5neEv.jpg?width=1200)
恐らく今期一番の注目作。オカルト系異能バトル物(ラブコメ要素も入っちょる)。
敵としてオカルト的存在が出てくるんだけど、それが宇宙人だったり妖怪だったりして面白い。どちらも源流は同じで、結局のところ人間が現状の知識で解き明かせない「分からなさ」に遭遇したときに宗教的な伝承で説明をつけるのか、それとも超自然的なSF言語で説明をつけるのかという違いしかない。けれど作風としてはバラバラになりかねないこの二つをオカルトという接点で結び付けているのがすごく興味深い。
たまにギャグシーンが臭くなるけど、それ差し引いても全然面白い。なんなら全体的に古い作品のオマージュなんかも入っていたりする。でも登場する怪異伝承は大体が近代・現代妖怪だったりして、新旧どちらの文化も取り合わせるあたり中々作者のセンスが効いているように感じた。
あとは、もうネット上じゃ何度も擦られた議題かもしれないけど、俺が一番気になったのは食事のシーン。食事という行為は、民族境界を越えて異なる共同体へと移行したときに、その共同体へと溶け込む効果がある。日本神話じゃヨモツヘグイが有名なヤツ。
大きな戦いが終わった後、新たなキャラクターと、食事をして、受け入れる。純粋に漫画としてバトルの合間に日常パート入れて緩急持たせているだけかもしれないけど(ワンピースなんかもよくやることだし)、ここが意図してるみてェでちょっと気になる。
アオのハコ
![](https://assets.st-note.com/img/1734863108-UZAMGJ3RScPHygK9YXVxDF2u.jpg?width=1200)
先に言っておくけど、俺は別にスポーツ物作品が苦手なわけでも、青春ラブコメが苦手なわけでもないンです。
ただ……なんというか……普通に男キャラの台詞回しだとか心情とかに納得いかないというか……なんかメスみてェでしたよね。雛たむの負けっぷりを見るのに終始しちゃった。
スポーツに振るなら振るでトレーニングの過程とか努力とか戦術とか駆け引きとかもっとフォーカスしてほしかったし、ラブコメに振るにしろスポーツの描写が要らない子になってくる(インターハイは重要ではあったけど)し、どちらにもなりきれない感があったと思っている。
はぁ…雛たむ…
アカン、雛たむのことしか考えられへん…
追記:12話視聴、このアニメマジで”始まった”かもしれないです。
ハミクリ
![](https://assets.st-note.com/img/1734863131-wetx84CgrkDFBG6lTYh7XbI1.jpg?width=1200)
工口ゲ原作の5分枠。ヒロインたちがわちゃわちゃやってるのがよかった。ベーシックに萌えだよこのアニメ。主人公くんの霊圧が消えたり現れたりする。
ただ毎回最後の2分くらいが何故か名も知らんVtuber紹介シーンとなってンのマジで辛かった。冗談で言ってンじゃないんですよ?マジで知らんVtuberが毎週出てくる。ここは皆さんも素直にサビ抜きで、ピクルス抜きで視聴しましょうね。
竜閑天梨たむが爆・萌えだったンでハミダシクリエイティブ凸買います。
ダンまちV
![](https://assets.st-note.com/img/1734863146-NmKc4UPT7Vw1I6aMkApt50Zv.jpg?width=1200)
安定におもろい。やはり心優しく善良な主人公くんは精神的に追い詰めて追い詰めていじめてあげたいですよねえ。追いつめられたところから立ち上がって反撃する瞬間、彼らの魂は一際輝いて見えるンすよ。逆転劇が一番気持ちエエのよ。
突如オラリオが改変され、大切な仲間をファミリアをまるごと没収されちゃうベルくん。ちょっと可哀そうだけどこれくらいやらないと面白くないよね。記憶が消去されない範囲で、水面下の挽回策を講じていくのはハラハラしたし面白かった。アイズたんが久々にヒロインらしい活躍してるのもよかったね。彼女がいなければ今のベルくんいないんだし。『憧憬一途』強すぎワロタということで。
直近でも放送延期があったけど、J.C.さん今期何本掛け持ちしてンすか?頑張ってね。
シャニアニ2期
シャニPとしても言わせてもらうけど、1期と同じく、全体的に絵面が退屈というか、間延びしていた印象。薄桃色とかアンティーカ感謝祭とか、プレイヤーの間でも評価の高いコミュをユニット毎にいくつかピックアップして構成しているイメージ。何故かストレイ回だけは面白かった。動きまくるあさひがマジでかわよい。
一応あさひから真乃への問いかけ、真乃が透との関わりで答えにたどり着く、みたいな道筋はしっかりあったのでよし。
最終話直前で透GRAD拾ったせいでシャニマス初見勢が困惑しまくっていて非常に面白かった(とおまのの関わり作る上で透GRADの委員長を改変する形でぶち込んだのは普通に面白い構成だとは思った)。でも分からなさすぎるだろ、これは。
BLEACH千年血戦・相克譚
![](https://assets.st-note.com/img/1734863171-K7DJEu52iczMdbwYQqhs8RmL.jpg)
約束されたおもろアニメ。
わざわざ感想なんて書くまでもないかもしれない。個人的には一番期待していて、かつそれを大幅に上回ってくれた。双王蛇尾丸が一押し卍解なので、出番が盛られまくってマジで最高だった。クソ格好よかったですよね?
あとはマユリ様・ネムVS.ペルニダ、享楽総隊長・七緒VS.リジェ、ハッシュとバズビー辺りの話。どれもみんなが待ち望んだバトルシーンの映像化だったんじゃないかな。ベストバウトが毎話更新されていくレベルのクオリティだったな。まだ最終話が残ってるけど、これも楽しみに観ることにする。
チ。
冬の早朝に窓を開けて、底冷えした青白い空気を肺の容量一杯に吸い込んだみてェな味がするアニメ。ロマン全振り。画面は暗ェけど星天は輝いている。
主人公は人間ではない。人間がいつか解き明かすであろう真理そのものに主眼が置かれているアニメ。とにかく人間たちが、研究者も非研究者も含めて真理に振り回されていく、それこそ公転みたいに。
自然科学の妥当性に対してただ愚直に向き合っていくけれど、その過程で自然哲学にもちょいちょいスポットライトが当たるような掛け合いが入っていたりすンのが個人的には好み。だって自然科学の発展を論ずる上では自然哲学の話もしなくてはいけないのだから。自然哲学だって「知」から成っているはずなのだから。確か地球を球体だと言ったのはアリストテレスのはず(たぶん)。いまだ神秘が満ちた世界では哲学と科学は一体だったんだ。
人間社会的な合理性と、異端思想がもつ真理としての合理性。この対比が印象的で、前者をかなぐり捨ててでも真理を追い求め、真理の奴隷、狂信者になりかねないような狂気がこちらにも、熱みたいにじわじわ伝わってくる。あとバデーニが傍若無人すぎておもしろい。ゲ口とか吐いたりする。
君は冥土様。
![](https://assets.st-note.com/img/1734863258-WhB4jq9xwadVNyGYLgKDQp5b.jpg?width=1200)
正直この作品の話が一番したかったかもしれない。
主人公宅に突然脈絡もなく長身クーデレメイドさんが押しかけてくるというあまりに唐突な話の導入で躓きかけたけど、俺メイド萌え最高なので余裕で持ち直し。ミニスカメイドは邪道なんだよォ……!
演出のクセがかなりあって、それのお陰で何回も笑わせてもらった気がする。本当にセンスある人が作ってるだろ、これェ。
![](https://assets.st-note.com/img/1734863258-QjAk1m4uVEphzKeLir6b3Yyl.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1734863258-RcW3H8KpUNQCXD07kumxBgow.jpg?width=1200)
とまあ、ベタに日常萌えだけやっててもかなり良かったと思うんだけど、なんだか不器用にもシリアスを入れてくるんすよコイツ。ホント不器用で愛おしい……
とは言ってみたものの、家族に対してなんとなく不和を感じている人吉の元に肉親を失った雪(シュエ)がやってくるという構図は狙いすぎていてかなりイイ。母親の出奔に対する喪失感と、その瞬間の父親への不信感。「家族はいなきゃいけないものじゃないけど、いたら嬉しいものであるべきなんだ」とはどっかの誰かから聞いたセリフ。
自分だけ大切な人のことを何も知らない、知らされない。そんな恐怖に囚われて何も打ち明けられなくなっていた彼の心を氷解させたのは、本物の家族ではなくても本物の家族のように居心地のいい雪との関係性だったんだ。時には普通じゃない者同士でしか創り上げられない世界がある。その空間こそが恐らく彼にとっての神の御国であって、だからこそ最終話のサブタイトルは「君たちによる福音。」なんだ。
恐怖という試練を、過去という試練を乗り越えて真実の想いを口にできた敬虔な信徒の元になら、きっと誰ともお互いに分かり合って幸せに過ごせる世界がやってくるのだと信じたい。アーメン。ただもっとハグのシーンを増やしてほしかった。ハグして、ハグ。ハグをす。
最後に内容の話ではなくなるけど、主題歌が意味わからんくらい良かったンで聞いてない莫迦者共はさっさと聴きなさい。ワンコーラスだけでもいいから。
ああ私きっと、これからもずっと
どうせ普通になんかなれないし 護ってあげるよ
おはようも行ってきますも 君がいるから言えること
ありふれた日常が琥珀色した光を映す
OP・ED両方共にすンばらしいアニメも珍しいな……
総括
元よりBLEACHとダンダダン目当てのクールだったので、こいつらが見れただけでもかなり楽しめった3か月だったと思う。ただ夏が神アヌメ揃いで反動に苦しんでいる節はあるかも。
冬にはAve Mujicaやるみてェなンで楽しみに。
なんで俺ぷにる見なかったんだろう。
なんで俺甘神さんち見なかったんだろう。
以上