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婚活と不動産売買は似てる
古民家は不動産というよりは骨董に近くなると 常々感じる。
資産価値も もちろん重要だけれど結局のところは 好きか嫌いか。
古民家は売り手の言い値で売られているものが多い。
だからまれに良い物件が安く出ることもあれば、逆もある。
良い物件や、適正価格のものから売れていく。
婚活や就活と似てる。
残るものは何かしら原因がある。
昨日見てきた和歌山の根来のものもずいぶん長い事残ってるらしい。私はその理由が分かった。
まず雰囲気が良くない 。建物が住んでる人に全く愛されていないのが滲み出すぎていた。
持ち主に大切にされてる建物や着物というのは何かオーラがある。キラキラとした何かだ。
別に高級品じゃなくても 私が見ている限り 大切にされた着物というのは繊維の一つ一つからプチプチとした輝きが見える。
それからリフォーム箇所の多さ のわりに 値段が強気。 私がもしここを買うとしたら実際雰囲気は良いし環境も良いしアクセスもきっと田舎としては良い方なのだと思うけれど
家の値段の3倍ぐらいはリフォーム代金にかかりそうだ。
不動産の値段というのは 大きく4種類らしい。
路線価
公示地価
不動産評価
実勢価格
古民家はそれらがあってないようなものだ。
昨日スエタ○のOさんが出してすぐに売れた物件に対して、もっと高く売ればよかったと後悔していたので、それは違うと私は言ってしまった。
良い標語が降りてきた(笑)
『古民家は 売れた値段が 定価です』
信用していた Y さんはドロンと消えてしまった。
もう魔法のように跡形もなく。
色々な契約をする前でよかった。
あんなに親身になって 詳しいからこれからずっと頼って行けると思った人でもこうやって簡単に いい加減なことをしてしまうのが不動産業界だ。
普通に良い人で普通に若々しい弁護士のような真面目な感じでスタッフも真面目で突っ走るところが玉に瑕と言ってた。
車には子供のためのおもちゃが乗っかっていて、
こうやってカスタマーに対してひどいことをする人でも 子煩悩だったり家族を愛していたり親孝行をしたり、自分の範囲は愛情豊かな人なんだろう。
お客から何百万も何千万も取り上げることは 良心の呵責を感じないというそれだけの話だ。
基本的に人間はそういうもんだと思った方が良いと私はやっとわかってきた。
騙してくるのが当たり前、合法詐欺をされるのが当たり前、 悪意があるかは知らないけれど善意がないのが当たり前。
普通の人が普通に悪いことをしてくるのが普通なんだ。
明日は兵庫の山奥
その次は 広島県、尾道
それと同時に 東京に行く準備段取り。
不動産売買は命がかかっている。
知らないから騙されるんだ。
不動産売買に関する本と 宅建のテキストを読む。
根来寺は僧兵がいたという古刹が 。 庭も綺麗だったら私が一番心惹かれたのは無縁仏と 重要文化財の 多宝塔の風景だった。
根来寺周辺は水がきれいなのか、この季節、蛍が飛ぶらしい。
私が昔、小説の挿絵で書いたような情景なのだろうか。
愛情や恋情や浪漫や永遠なんてものは、創作物の中にしかないんだと
まあ分かってはいたけれど 本当にわかった(笑)
それが当たり前であって別に嘆くことでもなくて だからもしもそういったもののかけらが一時的にでも見つかったら「ありがたい」と言うのだろう。在ることが難いと書いて、
「有り難い」