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Strobo Night

やっと完成した最後の振り付け、僕は本当はただミラボールみたいに輝いていたいだけだった。誰もが求めるように鮮やかに光を反射して回る。

そんなダンスを踊っている。

あと少しで僕の鏡はもう割れそうで、ただ塗りつぶされた黒い球体が回る事になりそう。

患った毒を数えてまたベッドの上で間違い探しをしている。

最後の夜にはありのままで回っていられるだろうか、何にも縛られず救われる事もなくただ自由に踊る、あのストロボの照明を浴びてひたすらにギターを掻き鳴らして称賛の声で僕の鼓膜は満たされて、眠りにつく前にノイズと一緒に暗転するんだ。

生まれてからずっと上に飛んでいたかった、笑われても良い狂っても重圧に押し潰されてもそれでも上に飛んでいたかった、あとどれくらい持つだろう。

この毒が全身を蝕むまでは、僕は自由になれるのだろうかはたまた、道端の鳥のように野垂れ死ぬのか。

子供の頃から感じる億劫な自分自身の在り方も全て枯れる前に燃え尽きて欲しい。

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