『流れ星』
皆さんは『あ~、今が人生の底かなあ』なんて感じたことはあるだろうか?
おそらく、僕の人生で一番ドン底だったんだろうなあと思われる時期に書いたと思われる
詩を久しぶりに見返してみた。
今から12年前、26歳ぐらいの頃だと思う。
今後、エッセイにも書くと思うが
本当にこんな感じだった。
時間だけは平等にあるのに、どうやってもうまくいかなくて…
だんだんだんだん無気力になっていって。
でも、なんとか奮い立たそう奮い立たそうとしてっていう昔の僕がいる。
『流れ星』
何もする気になれなくて
無気力にそうただ無気力に
夜空を眺めてた
机の上にあった
飲みかけのコーラは
気が抜けていて
なんだかまるで
今の僕みたい
腹が減った
そういや昨日から
何も食べてないや
それすら面倒で
心が枯れていることに
気づいている
何してんだろう…
そこへ流れ星一つ流れました
思わず手を合わせて
祈っていたんだ
こんな時にだけ
願いをかける僕を
神様はどう思ってんだろう?
「平凡」「退屈」な毎日なんて
結局潜在的な「甘え」の塊
机の上にあった
飲みかけのコーラを
流して見つめて そして
シンクを拭いた
人の間から
遠ざかってる
壁にかかる鬼の仮面は
こう言う
「平等にある
時間のメリーゴーランド
乗りこなしてみなよ
手綱を手にしてさ」
ある日
とても不思議な
夢を見ました
広いサバンナに
置き去られて
僕の身体を
ハイエナが食べ尽くした
その後に小さな芽が一つ
突き詰めて考えれば
怖さは深まるばかりで
ある種
自分の直感力を
信じることも
大切なのかもしれない
そこへ流れ星一つ
流れたとして
何を願いますか?
願いませんか?
考えてる時間なんて
ないんだ
だってそれは
すぐに消える
儚いものだから
そして流れ星は
どこへ行くのかな?
それは誰にも分からないけど
きっと僕も同じ
まだ見ぬ着地点へと
流れる流れ星
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