空#6 / I'm home.
痛いくらいの陽射しの下、私は今、お気に入りの場所に居る。どんな私も受け入れてくれる。寄り添ってくれる。ありのままで、そこに居てくれる。そんな場所。
久しぶりにNikonのD5200を連れて、9月の花たちに会いに行った。花壇の周りをぐるりと一周して、さて撮影開始するかなと思っていると、こんな声が私の横を通り過ぎた。
「ある程度咲いてるけど、これなんかもう枯れちゃってるじゃない?」
確かにそうなのだ。虫に喰われた花びらや、枯れているのもちらほら。そんな言葉を聞いてしまったからか、ファインダー越しに眺めた景色に入り込む枯れてしまった花たちに
「あなたも一緒に入りたいよねぇ。」
と心で話しかけながら、できる限りありのままの風景を切り取れるよう心掛けた。
私がいつも写真を撮る時に意識しているのは、主役はあくまで自然であって、私はただの引き立て役だということ。どの場面を切り取るにしても、それを常に意識している。枯れた花に、残念そうな言葉を投げかけた通りすがりの人は、映える景色でも期待していたのかもしれない。けれど場所を選んでいたら、心震わす一枚は一生撮れない。私はそう思っている。
そんな強気なことを言って、私はまだまだ実力もなく、そのたった一枚にめぐり逢う為に日々邁進中だ。
自分の実力を思い知る為にも、今日の主役たちの写真を併せて載せておく。この100日投稿が達成する頃には、もっと素敵な自然の姿を捉えられるようになっていることを願って、今日の記事を締めくくろうと思う。
それではまた、明日の空の下で🫧
◾️Nikon D5200 撮影ver.
◾️iPhone15pro 撮影ver.