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『急に何か書きたくなっちゃった』

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随筆集。竹子の日常や考えたこと等を綴ります。自由気ままな不定期更新
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記事一覧

#103 お前は風媒花として、それでも良いのか!スギ!

(1271字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)    風媒花。    何だこの小難しい単語はと思って、インターネットで検索してみたところ、 ・風によって花粉が運ばれて受粉する花 と結果が出た。    ああ、こういった受粉の仕方をする花、それらを専門的に指す言葉があったのか。      身近で、ずっと知っているつもりの存在。  なのに名前でさえ分からない、または思い出せない。    いつも「あの~あれあれ、あの、ああいうこういうやつ」といった、ぼんや

#102 年末年始の休み、感じた平和と、それを支える者達

(1123字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)  いつの間にか、年が明けていた。  9日間にも渡った、年末年始のお休み。  ようやくのんびり出来ると仕事納めをしたばかりのはずが、気付けばもう仕事始め。  会社の事務所になんとなくゆったり感が出ているのは、きっと皆も私と同じ、正月休みの余韻に浸ったまま出社したからなのだろう。  もう少し経てば、またエンジンがかかってピリピリとした緊張感が戻ってくるに違いない。  OFFからONに移動し

#101 「胸糞悪さ」は、創作の原動力?!

(1795字・この記事を読む所要時間:約4分 ※1分あたり400字で計算)  今回の記事では、先日恋人と「創作の原動力」をテーマに熱論したことについて少々。  事の発端は、恋人と図書館で本を借りたことから。  めいめいがお気に入りの一冊を手に取り、その晩の就寝前は二人で仲良く読書時間を楽しんでいた。  ふと顔を上げると、まあ恋人のなんとも言えぬ苦虫を噛み潰したような顔!  まじまじと見つめていると、それに気付いたのか、恋人は「ああ」とため息交じりの嘆声を漏らしながら顔を

#100 健康診断でオールAをゲット!健康の為に頑張ってきたこと

(1522字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)    健康診断でオールAを取った。    何かの間違いかと思い何度も健診結果を読み直したが、確かに全項目に「A」と書かれてあった。  加えて医師からの一言ーー    「今回の健診では異常がありません」      躍り上がりそうな程喜んだ。  まるで学生時代の通信簿で満点の結果をもらったようだ。    急いでスマホを取り出し、オールAのページをパシャパシャと写真に収めては何度も何度も読み直した。    

#99 「学ぶ」とは本来、楽しくて、世界がどんどん広がる行為なのだ

(1420字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)    電子部品が面白い。    仕事上必要だということで一つ、二つと様々な電子部品を学ぶことになったのだが、これがまたひどく興味深い世界で、  気付くとひたすら技術資料を読み漁っている自分がいた。    もっと早く知りたかった。  物理って、こんなに面白かったんだ。      生粋の文系人間として育ってきた私。  理系の勉強と言えば、決まって思い浮かぶのは味気の無い数式に、覚えきれないごちゃごちゃとし

#98 調達部という教育機関で猛勉強

(992字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)    ここ数日、猛勉強をしている。  短期間でこれほどの量の知識を脳内に詰め込むのは、大学時代以来だ。    調達部の仕事をこなす為に、こんなにも学ぶべきことがあるなんて想像もしていなかった。      まず覚えておかなければならないことは、もちろん調達の心得。  業務の流れを一通り教わり、加えて調達担当で必要な姿勢や心構え、商談を行う上でおさえておくべきポイントを先輩社員から事細かく学ぶ。    そし

#97 「幸せになる」と願い行動することは、大切な使命だ

(973字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)    かつて愛読していた新聞の購読を再開した。    それに伴い、必然と悪いニュースを目にする頻度もどんどん上がることになり、  ああ、世の中は思った以上に物騒なことが多いのだと改めて痛感した。    ただ私が暮らしている生活範囲内からはそれらが見えていないだけで、この世界は決して平和ではないのだ。      そこで、最近は専ら「より生きやすい世の中作りに貢献する為には、一体何をすれば良いのか?」を考え

#96 帰国して一ヶ月!久しぶりの秋!

(759字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)    引越が終わった。    新しい会社に入社した。      これにて新生活モードに入り、しばらくは新居での暮らしに適応する為にあれこれと模索中、且つ勤務時間はほとんど研修にあてられ、  次から次へと新しい知識と経験で日々の時間が埋まっていく。  覚えることがたくさんだ。    一日が終わる頃には、すっかり程よく疲れている。  夜の買い出し、片付け、シャワー、夕食などを終えると、良い感じに眠気もやって

#95 新居を我が家に変える作業真っ只中!

(739字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)    ここ数日、毎日ホテルと新居の間を行ったり来たりしている。    早朝にホテルから出発し、新居にて家具の組み立てや部屋掃除、ガスの立ち合いやネットの設置、次々と送られてくる宅配便の受け取りなど、毎日せわしなく働いている。  不慣れな肉体労働で身体のあちこちで筋肉痛が起こっており、連日の家具組み立て作業のせいで両手には切り傷や水ぶくれでさえも出来たほどだ。    夕方にもなればもうクタクタ。  消耗し

#94 ホテル暮らしルーティーンと体調の安定

(847字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)    賃貸の物件が決まるまで、しばらくはホテル暮らしで数日しのごうということで、新居近辺にあるビジネスホテルに宿泊することになった。    だが。  なんと物件の審査事情で入居日が延び、そのままホテル生活も長引いてしまったのだ。    この記事を書いている時点で、既にホテル暮らし2週間目。  残り1週間の滞在予定を入れると、なんと1ヶ月近くもずっとホテルで生活しなければならないことになってしまった。  

#93 新居が決まるまで、友人家台所居候ライフ

(935字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)    無事日本に帰国した。  この記事を書いている時点で、帰国後5日目。    さすが以前10年近く暮らしていた国だけあって、既に買い物、外食、電車移動など、生活の一通りを不自由無くこなしている。  新しい環境に徐々に慣れるというよりも、かつての記憶がどんどん呼び覚まされていく、そんな感じだ。      先日は物件の内見に向かった。  実際に入居するのに審査が必要ということで、それまではホテル暮らしとな

#92 流れるように生きてきて、得られたのは「自由な心」でした

(945字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)    スーツケース2個と、リュック1つ。  引越の荷物がまとまるにつれて、私の中国駐在生活も少しずつ終わりを迎えようとしていた。    現職の残り出勤回数は、後1回。  日本帰国までは、もう数日だ。      ざっくり1年半にわたる中国での暮らしは、忽然と始まり忽然と終了したようなものだった。    諸事情により急にしばらくは中国で暮らすと告げられ、まだちゃんと心の準備が出来てないうちに中国に飛ぶことに

#91 「躺平(寝そべり)」現象に関する二、三のぼやき

(1383字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)    中国のZ世代について少し語ってみようと思う。      この世代の特徴の一つとして、とにかく「欲が無い」、「特に目指したい目標も夢も無い」がある。    いくら足掻いてもどうせ現実は変わらない、努力しても報われることなんてないと信じていて、  いっそのこと何も考えずに、ただ寝そべって毎日を過ごそうという思想から、このように生きる人達のことを  「躺平族(寝そべり族)」と呼ぶようになった。    

#90 内定GET!帰国準備開始!

(829字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)    「先日面接をさせて頂いた結果、貴殿の採用を内定いたしました」    パソコンのメール画面にこの一行が映し出された瞬間、思わずばっと立ち上がった。      両足が震えているのを感じた。    叫びたいほどの衝動が込み上がってくるのを感じつつも、グッと声を抑え、  今の気持ちが逃げてしまわないようそれを何度も噛み砕いては味わい、身体の奥に落とし込むかのようにごくっとつばを飲み込んだ。      受か