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中国で家を買う・・・番外②

中国は吉林省延吉市の中、「嘉駿城市花園」と言う名のついたマンションに暮らしている。日本風に言うなら1号棟から11号棟まである団地で、この団地の名前が「嘉駿城市花園」だ。

日本と違うのは、こういう団地、すべてが分譲住宅で、基本、内装がされないまま販売され、購入者が自分で内装する。

僕が住んでいるのは3号棟、どういう順番で建築されたのか不明だけど、僕がここを買った時は、目の前にある2号棟は販売はされていたものの、鍵の受け渡しはまだの状態で、住む人は当然だがいなかった。

鍵が渡り始めたのは昨年の10月で、1年たってかなり住む人が増えてきて、驚く事も多くなった。

日本でマンションを購入したとする。買ったのだから自分のものだ、室内の壁に釘を打つのも、棚を取り付けるのも自由だ、トイレの壁を真っ赤に塗ってもイイ。

だが、暗黙の了解というか、いくら自分のものでも、玄関ドアの外側を金色に塗ったり、ベランダの壁を赤く塗ったりはしない、と言うか、そんな光景は見た事が無い。

それが、恐るべし中国!、やりたい放題だ。

その①

まだ可愛いものだけど、窓の一部にだけ鉄格子をつける。泥棒対策で中国には多い。

その②

どういう意味があるのか判らないけど、人工芝を貼り付ける。

その③

クーラーの配管がグダグダ、まあ業者が悪いのだけど・・・

その④

窓の取替え。本当はAの窓だけど、勝手にカベを壊して大きなサイズの窓に取り替えてしまう。最初から窓が小さ過ぎるのだ。

その⑤

こちらも、Aのサイズの窓を壊して、大きな物にとり替え、さらにカベの色も塗り替えてしまう。同系色なだけマシ。

その⑥

ベランダの柵をまるごと取り替えてしまう。もう景観がグダグダ。

その⑧

こちらはベランダの柵を高くして、さらに屋根を取り付けている。

その⑨

隣とのスキマをレンガを積んで完全に塞ぐ・・・泥棒も来ないけど、火事になっても逃げられないよ・・・

その⑩

となりとのスキマを埋めたうえに、お絵かきする、鯉と蓮の花?。
手すりには透明なボードが取り付けられる。

その⑪

ここが最強!、ベランダを完全にガラスで塞ぎ、部屋にしてしまう、こんな事していいのか?と思うけど、「買ったんだ、俺んちだ」と言われたら・・・

この「嘉駿城市花園」、そこそこ高級な部類で、そのまま住めば、マンションとしての質は保てるのだけど、お金だけある、高級感を大切にしない人たちが、{ウチはもっとお金があるよ}と、見せびらかすように改築して、全体的にどんどん安っぽくなってゆく・・・。

実は、それなら、とウチも勝手に改築しようと考えてる。
ウチには屋根裏部屋的な空間があるのだけど、そこは開放出来る窓がないのだ・・・ それでタマにすごく息苦しく感じる時がある。

そこで・・・

カベに穴を開けて換気扇を取り付けてやろうかと思ってます、そんな大きな物じゃなくって、直径15センチぐらいの穴が開くだけ・・

日本のマンションのカベに穴を開けるのは、素人にはムリだろうけど、中国のカベはレンガの上にうすくコンクリートが塗ってあるだけ、電気ドリル1本で開けられると思う。

今は寒いから、これは春になったら・・・です。

告知

また、改めてお知らせしますが、12月、パスポート更新&スターウォーズの新作を見るため一時帰国します。

そこでドキュメンタリー作品「中国で家を買う」のDVDを無料でお送りします。

見てみたいという方、「クリエイターへのお問合せ」からご連絡ください。
すでに見ていただいた方々の感想などがマガジンに納められております。

作品には、まだグダグダになる前のマンションが写っております・・・。

郵送は12月5日以降になりますが、日本からお送りさせていただきます。

住所等の個人情報は郵送以外の目的では使いません。


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