中国で家を買う・・・49
作業をしていると暑い・・・滴る汗・・・。頭にタオルを巻いて、落ちてくる汗を止める。日本では、作業をしている人たちが良くやっている、普通の事だけど、妻に日本人っぽいって笑われた。
確かに中国で頭にタオルを巻いている人など見たことがない、作業員が汗をTシャツのスソでぬぐっているのはよく見る。言われてみればタオル鉢巻きは外国映画なんかでも、見たことが無いような・・・どうでもイイけど。
作業は、なんだか終った気にはなれないけど、段々とやる事が無くなり、掃除に明け暮れている。
ちょっとハデなゲタ箱も完成して設置も終了。
終っていないのは自称プロの中国人がデタラメに内装した部分の修理、どうしたらいいのか頭を抱える。
日本のようなホ-ムセンターでもあれば、それなりの修理材料が手に入るだろうけど、このあたりでは普通の金物屋しかない、その上、そんな金物屋に入ると、必ず店員が付いてまわる、万引き防止なのだろうが、じっくり見ることが出来ない雰囲気になる。
まあ、様々な問題点は暮らしながら直していくしか無いだろうと思う。
思えば昨年の10月から内装をしている、こんなのかかるとは思ってもいなかった。
自分好みの内装があっても、それが自分で出来るとは限らない、本来なら内装業者と打ち合わせをして、希望にそった内装にしてもらうのが、一般的だとは思うけど、中国でそれは不可能だ。
あらゆる意味でレベルが低すぎるのだが、これは、中国人がそこまでのレベルを求めていないので、仕方ないとも言える。
コンセントや、湯沸かし器がナナメに取り付けられていて「使用上の問題があるか」と言われれば、「ない」としか言いようが無い。
先日、バスルームなどに取り付けるタオルハンガーや、トイレットペーパー入れなどを買いに行った。
本来なら取り付けまでやってくれるのだが(有料) 自分でやるからと安くしてもらった、取り付けにきて貰ったが最後、90パーセントの確立でナナメに取り付けられる。
だいたいの所に穴を開け、だいたい真直ぐに取り付ける、運が良ければだいたい真直ぐだし、運が悪いと、ナナメに取り付けられる、もっと悪ければタイルを割られたり、変な所に穴だけあいていたりするだろう。
(不思議な事に見本はだいたい真直ぐだった)
自分丁寧にやれば、キレイに真直ぐだ。
ついでに、トイレットペーパーの話。 ウチが買ったのはこんなのだ。
なぜ、こんな形かと言えば、トイレットペーパーが・・・
こんなので、穴がない。中国にも日本と同じような芯のあるトイレットペーパーが無い訳ではないけど、結構な値段がする。
穴のない商品のほうが、穴が無い分だけ量も多いし、紙の質がいいものでも割安になっている、だから、一般的な中国のトイレットペーパーは穴無しのモノで、我が家でも穴無しを愛用している。
今日はガス会社の(工事の)人に来てもらった、電気、水道は内装作業に必要なので契約していたが、ガスは必要無かったので契約していなかったのだが・・・
中国の都市ガス? には元栓というものが無い、メーターから管が出ていて、そこから、日本と同じようなゴムホースがつながるようになっている。
それが、ガス工事の人が管とゴムホースをつないでいる所が見えていないという、そこが元栓みたいな所で、見えないのは問題だという。
ガス会社に連絡すれば2~3日で来て200元でやってくれるが、我々が100元で、今やってあげる・・・という。
これは妻から後で聞いた話で(僕が中国語が出来ないので)、妻はそれなら、と、100元でやってもらった。
しかし、もしかしてガス会社に連絡したら2~3日かかるにしてもタダでやってくれたかも・・・?
これは詐欺かもしれないし、本当の事かもしれない、どちらにしろ、中国ではこういう不透明な事が多すぎる、また100元という値段(約2000円弱)が、「まあイイか」ぐらいで微妙だ。
ともかく、ガスレンジが使えるようになりました。
写真下の黄色い管とゴムホースのつなぎ目が元栓みたいだ。
とりあえず、これでガスが使えるようになった。
部屋も段々とキレイになり、前に購入したカーテンを取り付けて、ビックリ、遮光カーテンを買ったはずなのに、ぜんぜん遮光じゃない。
もう苦情を言う気にもなれない、まあ中国の遮光カーテンはこんなものなのだろう。
さてさて、書き残した最後の作業としては、ドアや窓に、初めてガラス切りを使ってガラスを切りはめたり、
木工所に巾木を発注して取り付けたり。
まあ、いよいよ本当のラストスパートも終って、やっと今度は最終回?の引越しです。