中国で家を買う・・・3。
キッチン購入と、平行して、探していたのが便器だった。
「温水洗浄便座」が欲しいというのは夫婦共通の意見で、マンションを購入前から、少しづつショールームなど見ていたのだけど、中国製でも高い、日本製はもっと高い。
やはり来日中国人の爆買い商品リストに入っているだけあって、中国でも人気商品なのだが、中国国内では高級品という感じで、便座だけ取り付ける簡易式のものでも日本円で5万円ほどする。
かつて、日本での生活の中で、「温水洗浄便座」が壊れて、近所のホームセンターで2万円弱で購入した経験があったので、これは日本に帰国したとき買って帰ろうという話になり、まあ実際に買って船便で郵送した。
価格.comで購入して、船便で送っても2万円程度だ。
だが、中国の便器には取り付けられない形のものも多く、結局日本製かどうか判らないけどTOTOの便器を購入する事になってしまった。
ついでにトイレに置く洗面台を物色して2台購入、なぜ2台購入したかといえばトイレというかバスルームが2つあるマンションを購入したからで、まあ家の中の事はおいおい書いていこうと思う。
ともかくバスルームになる場所が2つあり、ひとつはシャワールーム、もうひとつはトイレと洗濯機を置く場所と決める、中国では洗濯機はだいたいトイレだ。
ここでまず買わなくてはいけないのが、シャワー、風呂に入るという文化のない中国では、基本的にシャワーだけで、バスタブも売ってはいるけど、お湯を溜めて使うタイプ、バスタブも欲しいけど、少し高いのであきらめる。
シャワーと言っているのは、簡単に言えば電気湯沸かし器だ、これは我々は夫婦ふたりだけなので、そんな大きな物は必要なく、小さめのものを購入した。
まあ簡単に書いてはいるけど、もともとケチな性分なので、あっちの店、こっちの店をウロウロ・ウロウロしながら、品定めをして、また中国のメーカーの事もまったく知らないので、検索したり、聞いたりしながら、有名メーカーの安い物を選ぶか、名も無いメーカーの高級品を選ぶか、迷いに迷って買ったものばかりだ・・・、
中国での買い物はすごく疲れる、なにが疲れるって、それは店員のおしゃべりだ、店に入ったとたん近づいてきて、なにやら説明を始める、日本にもこういう店が無い訳ではないけど、「ちょと見せて下さい」といえば、ついて来るかもしれないけど、黙っていてくれると思う。
しかし今の中国、買うというまでしゃべり続ける勢いだ、勿論中国語なので、接客の相手は妻なのだが、僕も黙っていれば中国人なので、僕にまで熱心に話しかけてくる、接客が止まれば妻と商品について「いいね」とか「どう思う」とか話せるのだが、そんな夫婦の会話さえ許さないスピードで店員の説明は続くのだ。
それで妻とケンカになる、「イイとかワルイとか話したい」のに店員がうるさい、と言うと「関係ないから話に割って入ればいい」と言われる、しかし、割って入るスキマなど本当に無いのだ。
ともかく、大きな買い物だけはしたけど、バスルームの備品として、トイレットペーパーホルダーとか、タオルかけ、洗濯機のための蛇口、排水溝の金属の部分、照明、照明のスイッチ、コンセント・・・まだまだ決めて買わなければいけないものが山積み、これを楽しいと思うか、苦痛と思うか、人それぞれだろうけど、結構タイヘンである。
#cakesコンテスト #中国 #家