中国で家を買う・・・29
内装をはじめて2ヶ月が過ぎてしまった、段取りよくやれば1ヶ月で終るはずなのに・・・、ウチの前の棟の3階のお宅は、ウチより遅く内装を始めたのに、もう洗濯物がかかっていて、生活感を漂わせている・・・
それでも、少しづつ終りが見えてきた。
まず、キッチンの大理石(みんなそう呼ぶけど、ただのプラスチックだ)の取り付け業者が来た、相変わらず不愉快な事だらけ、時間にルーズなのは少し慣れたけど、プラスチックを接着するのに、必要な道具を持ってきていない、それは接着剤を混ぜる容器なんだけど、人のウチを探しまわって、ペットボトルの空いたのとか無いか・・・と要求する。
床に接着剤が付かないようにと、つぶしたダンボールを引く・・・のはイイんだけど、そのダンボールは僕がタイルが割れないように、保護のために敷いていたものを破って使われた・・・
キッチンに置いておいた買い置きのミネラルウォーターを、かってにあけて大理石を拭くのに使われた・・・、そんなの水道水でもいいだろ!、別に高いものではないし、飲みたいからと、言ってくれれば気持ち良く差し上げるけど、黙って掃除に使う神経が判らない・・・
その他・・・要約して言えば作業が雑で、態度が悪い・・・
それでも、なんとかキッチン台の上にプラスチックの板を乗せて、シンクとガスレンジを入れる穴をあけたりして帰って行った。
帰ってすぐ、妻とふたりで、隙間を埋めていたシリコンを剥がして塗りなおした、雑すぎて話にならない感じ・・・不器用な小学生にやらせたぐらいの仕上がりを、なんとかオトナが丁寧にやった感じまで持って行った。
翌日、また適当な時間にシンクの取り付け業者が来て、シンクに水道と排水溝などを取り付けて行った。
こちらも雑な仕事ながら、なんとか終了。結局、業者がバラバラであける穴も適当、そんなグダグダの穴に取り付けるから、シリコンをべっとり塗って、水をいっぱい溜めたシンクの重さで動かないようにして固める・・・
日本でもそんなもんなのか?
そして、ガスレンジの取り付け業者も来る、取り付けといってもガスホースをはめるだけ、こちらは固定もしなかった・・・なぜか?
ともかくこれでキッチンの基本的は部分はとりつけ完了、あとはガス会社と契約すれば料理が出来る!!!
しかし、中国疲れもピークを過ぎたのか、だんだん、あきらめる事を覚えてきた、怒っても無意味なのだ、苦情を言う場所さえ無い、怒りを納める場所が無い以上、できる限り怒らないほうが得策・・・と判ってはいるけど・・・
キッチンの戸棚の取っ手がタイルにぶつかって開かないという問題も、新しいドアが来て、横の取っ手を縦に付け替え、作業終了。
6階の内装、あとは床を張るだけ・・・面積も広いので時間もかかるだろうし、その分イライラも多そうだけど、ともかく、一応のゴールが見えてきた。
そして、7階部分も少しづつ白塗りが終ろうとしている、年内には材木も買った壁やドアのとり付けがはじめられそうだ。
こんなに寂しいクリスマスシーズンは初めて、台湾でこの時期に過ごした事もあったけど、もっと、ちゃんとクリスマスしていた記憶が・・・
クリスマス明けには床を張ってもらえそう・・・・。