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中国で家を買う・・・8

普通の神経では耐えられない事が続く、中国の内装工事、約束なんて無いに等しい、出鱈目という言葉がピッタリ。まあいいさ・・・と心を落ち着かせようと思ってもイライラが体の小さな穴から噴出してくる・・・。

部屋では禁煙にして欲しい、そんな簡単な事さえ守られない。

内装は、まず、建築そのものがおかしいので、コンセントの位置、スイッチの位置、水道の位置・・・電球の位置・・・すべてを直さなくてはいけない。

そのために壁を削り、穴を開ける、中から出てくるのはレンガだ、そのレンガの積み方もヘンだったりする。

「だいたい、このヘンで・・・」と、仮にマークした所に穴が空いている・・・その場所は決定ではないんだよ・・・

2センチぐらいの深さで、2メートルぐらい掘る必要があるところ、硬すぎて掘れないと、1センチの深さで2メートル掘ってしまう、2センチ必要なんだから、10センチも掘れば、掘れないのが判るだろう・・・

イライラの素は、書き出せばキリがないけど、ここは中国で、みんなそうして内装しているのだ・・・イライラしたって始まらない。

と、思いながらイライラ。つくづく人間が出来ていないと痛感する。

落ち着け・落ち着け・と自分に言い聞かす。

買って3日目の脚立が壊れる・・・みんながみんな「国産はダメだ・・」
「それは国産だからだ」という感じで、中国人が中国製を信じていない。

色んな物を買いに言ったが、だいたいそう言われる、本当にそう思う。

あと、最近流行ってる言葉らしいが「これは地球にやさしい」と、どこでも言われると妻が教えてくれた、ペンキであったり、床板であったり、電気製品でさえも「地球にやさしい」らしい。

そんなに地球にやさしくしたかったら、まずゴミのポイ捨てを止めるべきだと思うが、話は別のようだ。

購入した自転車のサドルの高さを調整したいと思い、スパナを買いに行ったのだが、もう、見ただけでダメだと判るヒドイもので驚いてしまったし、購入した、見た目はイイ、ドライバー(ネジまわし)は、すぐに軸がグラグラになってしまった・・・国産はダメだ・・・。

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それでも、作業は進み、今日はキッチンとバスルームに張るタイルを届けるように連絡した。

タイルは重い、タイル販売店はトラックに積んでくれて、配達してくれる、しかし、下ろしたり、部屋まで運ぶのは別料金らしい、中国のシステムを知らないのでとまどうばかり。

内装業者が人足をまわしてくれ、40代ぐらいのおじさん一人でトラックから降ろし、6階まで30往復ぐらいして運んでくれた、すごい体力だ。

この所、妻以外とは「ニイハオ。シェシェ。トイプチ。ミンバイラ。プーミンバイ」の5言しか話していない、「こんにちは。ありがと。すいません。わかった。わかんない」だけ・・・自分でしゃべれないだけに辛い・・・ストレスとの戦いだ。

#cakesコンテスト #中国 #家

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