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中国で家を買う・・・45

鉄工所に発注した階段が出来上がり持って来てくれる事になった。

5cm巾の鉄パイプで溶接された階段はかなり重そうだ、最初は自分で組み立てるつもりでいたのが恐ろしい。

6つのパーツに分れた鉄骨が部屋の中で溶接されて階段になる予定。設計図が間違ってるとか言われたが、結局は設計図どうりに作られた、鉄骨の数は大幅に減ったけど、まあ、この国にしては上出来だ。

それよりも、設計図どうりではあったが、若干の設計ミスがあり、それは自分の責任なので、どうにもならない、まあ階段が上れないとかの致命的なミスではないのでちょっとガマンだ。

作業は3時間ほどで終り、なんとか階段の形になった。

これで板を取り付ければ階段だ。だけど、板を取り付ける穴がイイ加減に空けられていて、取り付けに苦労する事は明らか。

目で見ただけでセンターに穴が空いていないのが判るし、上の穴と下の穴の位置もかなり違っている、ちゃんと出来ないのなら自分でやったのに、困った人たちだ・・・だけど怒らない、もう慣れっこだよ。

しかし全部で50個ほどのグダグダの穴ピッタリに、板にも穴を空けられるか? 一日がかりになりそうな予感。


作業も終りに近づいた感はあるけど、細かな修正とかがいっぱい。

細かな修正?の中で、一番おおきいものが、玄関の大理石(ただのプラスチックなのに大げさな中国の言い方がキライ)の交換。バカ業者の嫌がらせで、簡単に割れてしまった。

このプラスチックを自分でタイルに貼りかえるのだ、タイルなんて貼った事ないけど。

ここで、問題発生、タイルはネットで注文した。日本なら家まで配達されるのが当然だけど、中国では配送センター送りで、そこまで取りに行かなくてはいけない事もある、それはこれまでもあった事で、そういう決まりならそれでイイのだけど、タイルの配送センターに問題があって、取りに行こうにも住所をちゃんと言わない、メールで送ってと言うと、メールが出来ないという。

これでは取りに行けない。

そして「重いから配達してあげる」という、当然お金を要求する、妻の通訳だと、「キミの所からだとタクシーで来るのに30元、戻るのに30元かかるでしょ、で、手数料とあわせて75元でいいよ」

配送センターの決まりなら仕方ないが、明らかに職員の小銭かせぎのバイトで、30元と言えど、日本ならラーメン3杯分、こちらでもコーラが10本買えるちょっとした金額だ。

妻、激怒だ。電話で怒鳴っているのでナニかと思ったら「誰がタクシーで行くって言った、バスが走ってるでしょ、バスで行ってバスで帰るわよ!」って言ったらしい。

結論をいうと30元で持って来てもらう事にした、これ以上モメるとタイルを割られる恐れがあるので妥当な所で手を打ったという感じ。自転車で行く気だったので、30元の損だが、致し方ない。


到着したタイル、タイルを貼る接着剤的なものは別の業者の配送センターに届いて、自転車で取りに行った、もちろん悪い業者ばかりではない。

玄関のタイルを貼る前に、これから家に入る人がいないかチェック、出来れば色々な人に貼ったばかりのタイルを踏まれたく無いので・・・

あと、この家に必要で、人に頼むような事はカーテンレールの取り付け、網戸の取り付けぐらいか・・・

まだまだ大変そうだ。



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