台湾の地震
中国でも台湾の地震は大きく報道されている。
亡くなった方もいる。亡くなる以上の不幸は無いが、地震はそれだけでは無い、色々な不幸を生んでしまう。
東日本大震災でもそうだったが、テレビ放送は地震一色になり、CMはすべてなくなってしまう。
1998年頃、僕は台湾で仕事をしていた、2本のCMを監督して、他の監督のアシストをしたり製作的な事までやっていた、そして次のCMも決まりかけていた時、この年も台湾に大地震が起きた。
その日は日本に帰国していたので、地震そのものは経験していないのだが、台湾からすぐに連絡が来た、自宅待機・・・
台湾でもテレビからCM放送が消え、新しく撮影するはずのCMの製作が延期された・・・
失業だ。勿論、時が経ちCM放送は再開されたが、CM撮影そのものは自粛が続いたのか、撮影の話が無いまま時が流れ・・・僕がいた製作会社は倒産してしまった、小さな製作会社にとって1本のCM製作が無くなる事は死活問題なのだ。
個人的にも1ヶ月も自宅待機など出来ない状況だった。
あの時、地震が無く、台湾でCMディレクターを続けていたらどうなっていたのか・・・
今回の地震で少し思い出してしまった。
大きなビルが倒れたりして、亡くなったり、怪我をしたり・・・以外にも仕事が無くなったするような、色んな不幸が生まれて、人生が狂ってしまう。
でも、そんな事を含めて運命と思うしかないのか・・・まあ、生きてるだけで良かったと思うしかない。
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