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忘れられない映画と「ハモニカ工場」

人によって違うのは当然だけど、僕の場合、忘れられない映画の事を考えると、ほとんどが有名な映画で、映画ファンになった初期の作品に多い。
例えばフェリーニの「道」「5つの銅貨」「ゴッドファーザー」「キューポラのある街」「スターウォーズ(初期の3部作)」

まだまだ出てくるけど、知る人ぞ知るような映画は「祭りの準備」と「男の出発」「メイム」ぐらいか。

毎年5月、「ハモニカ工場」という小説を映画化したいという話を書いている。

もう30年以上、映画化を夢見ていて、もし映画化されれば構想30年という宣伝になってもおかしくないが、

でも、僕にはもうわかっていることがある、映画化したところで、誰にとっても「忘れられない映画」になることは無いだろうという事。

もちろん、良い映画で、一部の人にとって心の刺さる映画になるだろうとは思う。

そして、監督としての僕も、傑作を作ろうという意識もなく、ただただ、マジメに、良い映画にしたい、ひとりでも、この映画を見た後、「明日もがんばってみるか」と思える作品にしたいだけである。

世の中の作家や映画監督、作曲家・・・たちは、どういう気持ちで作品を生み出しているのだろう。

やっぱり、モノづくりの姿勢としては「傑作を生みだそう」としなければ、いけないのだろうか。

まあとにかく「ハモニカ工場」映画にしたいです。

どんな話かは過去記事で。

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