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中国で家を買う・・・43

やっと家の権利書が手に入った、まあ権利書などなくても自分の家ではあるけど、コレがないと、売る時などに、ちゃんとした証拠が無い事になる。

外国人だから面倒という事も若干あったけど、権利書を受け取るシステムが面倒だったりする。ちゃんと記録したいからと、妻に聞いても覚えてないほど、色々とたらい回しにされた。

前にも少し書いたけど、まず{州国安局}に行き、購入した家のまわり1キロが入った地図のコピー。戸籍謄本と、その翻訳。パスポートのコピーと、その翻訳。購入した不動産の登記表を提出して、なにやら書類を貰う。

それは、「お家を買ったなら税金を払ってね」という書類みたいで、

それを持って不動産局に行って、「税金をはらうよ」と言うと、身分証を出しなさい、外国人はパスポートを出しなさい、と言われる、それは、今まで中国で家を持っていないかを調べるためで、2軒目の住宅だと税率が違うらしい。

そこで、初めて住宅を購入した事がわかると「いくらの税金を払いなさい」という書類をもらう。

そこで、やっと税金を払う。

こんどは税金を払ったという書類を持って、マンションの販売所に行く、これでやっと権利書を作る書類が出来た訳で、販売所の人が権利書を作るための手続きをしてくれる。

しばらくすると、販売所から電話があり、今度は権利書を作る代金を払えと言われる。

300元(6000円弱)ほどだったそうだが、また不動産局に行き、お金を払う。

そして数日後、販売所から電話があり、「権利書が出来たから取りに来て」と言われる。やっと家が自分のモノになった気分だけど、なんか面倒なシステムだ。

そんな事もありながら内装は続いている。


とりあえず、すべての部屋の床貼りは終了、満足は出来ないけど、最大限の努力をして水平をとった。

残るは廊下に当たる部分と階段を作るための穴まわり。

6階と7階はつながっていなくて、穴があいているだけ、今までは脚立で上り下りをしていたけど、生活するとなると、ちゃんとした階段が必要。

階段が必要なのはずっと判ってはいたのだけど、作り方に悩んでしまい、保留状態にしていた事に決着をつけなくてはいけなくなった。

最初は木で作る気でいたけど、なんとなく、強度に不安があった事と、先に購入した冷蔵庫がキッチンに入れると意外と大きく、階段下に置きたいと言う、妻の希望もあって、鉄骨にする事に。

この街には鉄骨屋さん街みたいな所があって、その近所には鉄工場が並んでいるのを確認していたし、鉄の価格相場も把握していた。

そこで、簡単な図面を書いて階段の発注。

大きく作りすぎると6階まで持って上がれないので10分割したパーツをネジで留めて行く考え。

鉄骨屋さん街で、どこに頼めば安くてキレイか、検討もつかず、とりあえず最初に入った鉄工場は「出来るけど、キレイな仕事は出来ない」と言われる、素直に言ってくれて助かった、そこで、フラフラ歩いていると結構キレイに溶接している工場を見つける。

妻が歩道で階段の図面の説明。

さほど複雑ではないけど、理解してくれるまで大変だった、だけど一度理解してくれると「ネジは緩んでくるから、キミん家に行って溶接してあげる」という話になり、かなり図面を変更して発注する事に、何軒か見積もりをとるつもりだったけど、通訳を介した一度の説明でクタクタになってしまった。

ともかく階段もなんとか出来そうで内装もラストスパートって感じだ。



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