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この子たちと、生きていく③

苦手だけれど、嫌いじゃない。

子育てや食育に興味があり、発信もしているので
間違われることがあるのですが。

私は、小児科医ではありません😊
成人専門の内科医です。

現在の制度では、医師は最初の2年間はさまざまな科で研修を積み、幅広い知識と技術を身につけることになっています。
私も、小児科と産婦人科で研修しました。

でも、私には向いてない😭と思いました。

なぜなら。
小さくて尊い命と、それを守るお母さん。
2つの命の責任を負うのは、私には荷が重すぎたから。
その頃から、子どもは苦手💦…と思っていました。

それなのに❗️

なぜか、子どもを3人も授かりました😆

なぜか、夫は空手師範で、毎日何十人もの子ども達と接することになりました😆😆

自分の子育てすらままならないのに、
病気ではないにしろ、さまざまなご家庭のお子さまを預かることにプレッシャーを感じずにはいられませんでした。

こうして初めて
「子ども」と本気で向き合うことになったのです。

今思えば、
子育ての不安は
自分への自信のなさでもあったと思います。

私はこれまで
正しい答えを探すこと
高い点数をとること
規則や常識(とされること)に従うこと
で評価される世界で生きてきました。

それは、すでにある「答え」に自分を合わせることであり
他人に答えを「決めてもらっている」ということでもありました。

そうしていれば安全だし、楽だけれど。
主体性はまったくない。

でも
子育てというものは
子どもという存在には
「これが正解」「これで安心」というものがありません。

子どもを授かり
たくさんの子ども達に出会ったことで
ようやく私は、主体性をもって「自分を生きる」ようになりました。

そうなれたのは、支え、導いてくれた子育ての先輩がたがいてくれたおかげです。

子どもも、子育ても、「苦手」だけれど「嫌い」ではない。

懸命にもがいてきた私だからこそ
子育ての辛さやしんどさに共感できるかもしれない。

少しだけ子育ての経験を積んだ今、
かつての私のように悩むお母さんに出会うとき。
心の底から応援したくなります。

大丈夫!
あなたもお子さんも、
しあわせになるために生まれてきたんだよ、と。


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