内科医/子育て相談医 たかはし まみ

3姉妹(0歳、4歳、8歳)子育て中の、自然派ママ医師。 内科医19年、心臓のお医者さん。 子育ての気付きを、医師の視点も併せて発信していきます。

内科医/子育て相談医 たかはし まみ

3姉妹(0歳、4歳、8歳)子育て中の、自然派ママ医師。 内科医19年、心臓のお医者さん。 子育ての気付きを、医師の視点も併せて発信していきます。

最近の記事

この子たちと、生きていく⑩

昨日、立ち寄ったお店で 号泣する男の子と 「甘えてんじゃねぇよ!」 「いつまでも泣くな!」 と怒鳴るお母さんを見ました。 人目もはばからずに子どもに声を荒げる。 聞いていてしんどかったです。 …お母さんが、つらそうで。 昔の自分と重なって。 どんな理由であれ、 子どもを傷つけるようなことはやっちゃいけない。 そんなこと、そのお母さんだって分かってるはず。 でも、それを飲み込んでいられないほど 人目がある中でさえ感情をコントロールできないほど 追い詰められている。

    • ≪特典付き≫子育てがラクになる「軸となる関わり方<3ステップ>」体験セミナー

      ”子育ての正解”を探して苦しむのは、 もうやめにしませんか? こんなお悩みを抱えていませんか? この子の資質を伸ばしたいのに、何をすればいいか分からない たくさんの子育て情報に混乱してしまう 自分の子育てがこれでいいのか、不安になる 「良いお母さん」になりたいのになれない、そんな自分を責めてしまう そんなあなたに出会うために、このページを作りました。 お読みくださり、 ありがとうございます。 きっとあなたは、 母親としての責任が人一倍に強く、 誰よりもお子様

      • この子たちと、生きていく⑨

        母親という生きもの 研修医の頃、小児の診療は苦手でした。 小さくて尊い命。 責任を負うのは、私には重すぎた。 そして、実は。 それと同じくらい、「お母さん」が苦手でした。 小児科に訪れるお母さんたちは、みんな真剣だった。 たとえ、ちょっとした風邪だとしても。 ただの夜泣きだとしても。 どんなに小さなことでも、子どもが苦痛なら取り除いてあげたい。 どんな些細なことでも、未来に不安を残したくない。 病気の子どもを心配するのは分かる。 でも、あのお母さんたちの迫力に、20

        • この子たちと、生きていく⑧

          アミの世界 三女の名前は、ある本の登場人物からもらいました。 エンリケ・バリオス著 『アミ 小さな宇宙人』 さくらももこさんがイラストを描かれている、可愛らしい本です。 海辺でおばあさんと暮らす少年ペドゥリート(ペドロ)が、宇宙人のアミ(アミーゴの意)と出会い、この世界の愛について学んでいくお話。 アミは、地球よりももっと文明が発達した惑星から来ていて 人間の上下や、貧富や、争いのない世界に生きている。 アミが語る「愛の世界」は、人間が到達したくて、未だできない憧れの

          この子たちと、生きていく⑦

          幸せの基準 三女の出産は、ある意味予想外の連続だった。 予想外と言うより、 理想通りに行かなかった、というべきか😅 三女を出産する前。 妊娠高血圧腎症になり、緊急入院した。 なるべく薬に頼らない、自然な暮らしを心がけていたつもりだったのに 結果的には、内服治療しながら40日間入院した。 家族とも会えず、外に出るのもままならない日々。 血圧の乱高下とともに、精神的にも上下が激しかった。 それでも、子癇発作など起こすことなく、 無事に37週1日目で出産。 でも。 正期

          この子たちと、生きていく⑦

          この子たちと、生きていく⑥

          育ち合う。 森のようちえんごろすけの、夏祭りに参加してきました🏮 ヨーヨーやスーパーボールすくい、 水遊び、 フィールドビンゴ、 お腹がすいたらみんなでカレー🍛 0歳から小学生まで 色んな年代の男女が集まって 一緒に遊んだり、ケンカしたり。 それはそれはにぎやかで 見ているこちらまで楽しくなります😊 児童精神科医 佐々木正美先生の著書の中で 「子どもは育ち合う存在」 という表現がありました。 「自分の子どもといっしょに育ち合ってくれるこどもがいる。 自分の子どもは

          この子たちと、生きていく⑤

          あなたそのものに、価値がある。 3人目を授かったときは、本当に嬉しかった。 その前に流産を経験していたため、なおさら大切にしたかった。 もう2人も子どもを育てていて 子育ての学びもずいぶんとしてきたので 少しは母として成長したであろう自分が 赤ちゃんから育児ができるのは本当に幸せだと思った。 でも。 現実は、そんなに甘くはなかった🤣 三女を授かってからの課題はただ一つ。 「自分の価値を認めること」 だったと思う。 以前も書いたけれど、私はいわゆる優等生で 正しい答

          この子たちと、生きていく⑤

          この子たちと、生きていく④

          後悔してる? 「母親になって後悔してる」 もし、あなたが身近な人にそう言われたら、どう返すだろうか? 「そんなこと言ったら子どもを傷つけるよ」 「子どもを授かるのは奇跡なんだよ」 「大変なときもあるけど、幸せなこともたくさんあるよ」 もちろん、それも正論。 でも私は、 「うん、その気持ち分かるよ」 と答えると思う。 ひどい母親だろうか。 『母親になって後悔してる』 これは、2022年に出版された本。 イスラエルの学者オルナ・ドーナト氏の著書です。 帯には 「子ども

          この子たちと、生きていく④

          この子たちと、生きていく③

          苦手だけれど、嫌いじゃない。 子育てや食育に興味があり、発信もしているので 間違われることがあるのですが。 私は、小児科医ではありません😊 成人専門の内科医です。 現在の制度では、医師は最初の2年間はさまざまな科で研修を積み、幅広い知識と技術を身につけることになっています。 私も、小児科と産婦人科で研修しました。 でも、私には向いてない😭と思いました。 なぜなら。 小さくて尊い命と、それを守るお母さん。 2つの命の責任を負うのは、私には荷が重すぎたから。 その頃から

          この子たちと、生きていく②

          私は、恵まれていると思う。 両親に愛されて育った自覚があるし 姉妹仲もいい。 夫は家事も育児も手伝ってくれるし 義母も優しくて協力してくれる。 それなのに。 初めての育児は、辛かった😭 もちろん赤ちゃんは可愛いけれど、 何もかもが初めてで、 これでいいのか 子どもに悪いことをしていないか いつも緊張していた。 (長女の育児日記を見返すと、ノイローゼかと思うくらいびっしり書き込んである…我ながらコワイ😅) そんな時にたまたま見つけたのが かかりつけの小児科で開かれていた

          この子たちと、生きていく②

          この子たちと、生きていく①

          昨年から続けていた、シュタイナー読書会。 6月が最終回でした。 そこで、主催者の方から聞かれたこと。 「あなたは今、人生のどんな場面にいますか?」 これを聞いて思い浮かんだのは、海で舟を漕いでいる自分。 舟には家族が乗っていて、 凪の日も嵐の日も、 楽しい時も辛い時も、 家族を乗せてひたすら舟を漕いでいる。 こう書くと辛そうなイメージかもしれないけれど、そうでもなくて。 三女が生まれた時に、 「私は、この子(たち)と生きていくんだ」という、 覚悟のような、悟りのよう

          わたしの魅力を再確認!わが子の強みを発見!~パズルの法則ワークショップ~

          あなたの得意なことは何ですか? 反対に、苦手なことは何ですか? あなたのお子様は、どうですか? 勉強、運動、仕事、日常生活…。 「できない」ことに目が行きがちで、 そこを何とかしようと考えていませんか? 人は誰しも、 得意なことと、苦手なことがある。 まるでパズルのピースのように、凸凹。 でも、凹凸があるからこそ、パズルはつながります。 それは、私たち人間の世界でも同じことです。 凹凸があるからこそ、人は魅力的なのです。 苦手なこと(凹)は、誰かの得意なこと(凸

          わたしの魅力を再確認!わが子の強みを発見!~パズルの法則ワークショップ~

          私のエンディング・ノート~大切な人に贈る、最期の手紙~

          こんな方にオススメ! エンディング・ノートについて知りたい ACP(Advanced care planning)について知りたい 自分の「死」を強く意識したことがある 逆に、自分が死ぬときのことを考えたことがない 高齢や病気の家族と今後のことを話し合いたいけど、きっかけが分からない 家族と死や病気について話すのは気が引ける 最近、家族との会話が減った 自分の人生をふり返ってみたい エンディング・ノートを知っていますか? エンディング・ノートは、 人生の終

          私のエンディング・ノート~大切な人に贈る、最期の手紙~