ケベックへの旅 出発~到着まで 続き
やっとトロントに着きました。
日本との時差は13時間です。
もともとここでは4時間半の乗り継ぎ待ちの予定だったのですが、予定より30分も早く着いたせいで、待ち時間はなんと5時間に!
それだったら出発を30分遅らせてくれれば良かったのに・・・と恨みがましく思いながら、まずはトランクのピックアップへと向かいます。
トロントとケベックのどちらでトランクをピックすべきか分からないので、とりあえずターンテーブルのところに行ってみました。
するとそこに
「日本からの便でトロントに到着しそのまま国内線で別の空港に移動する場合は、最終目的地で荷物をピックアップしてください」
と書かれた案内板がありました。
なるほど。
じゃあ、私のトランクはケベックでピックすればいいわけですね。
でも、何にでも間違いというものはあるし、それより何より私は5時間も時間を潰さなくてはなりません。
そこで、とりあえず私のトランクが本当に出てこないかどうかを見届けてから、国内線ターミナルへと移動しました。
そこから「乗り継ぎ」と書かれたサインの通りに進んでいくと、係員の人が立っていました。航空券を見せると、「そこのエスカレーターを上って・・・」と行き方を説明してくれました。
でも、耳からの情報だけでは絶対覚えられない自信がある私。
そこにあった「乗り継ぎターミナルへの行き方」という案内板を写メしてからまた歩きだしました。
ターミナルに着くと、まずは飛行機の便名を掲示板で探し、搭乗口番号を確認してからそこへと向かいます。
私の搭乗口はそこから右に向かって歩いて行った右ウイングの一番突き当たりでした。
突き当たりのせいか、その周りには特にめぼしい店もなかったので、すぐに元来た道を引き返し、周りのお店を一軒一軒丁寧に見ながら、今度は左ウイングの突き当たりまで行ってみました。
美味しそうなチョコレート屋さんや食べ物屋さんが多かったです。でも、そこまで広い空港ではないので、すぐに全部見終わってしまいました。
まだまだ時間はたっぷりあります。
だからと言ってお腹もすいてないしなあ・・・
そこで、少しお金を両替することにしました。
いつもなら銀行の窓口に行って両替するのですが、今回は初めてキャッシングというのを使ってみました。
ATMで現地のお金にして引き出すことが出来るらしいんですよね。
初めてなのでドキドキしましたが、ATMですから日本でいつも使ってるのと対して変わりません。
ただ、私が使ったATMは20ドル単位でしか引き出しが出来ないものでした。
つまり、20ドル札しか入っていないってことなんですね。
とりあえず100ドル引き出してみました。
この時(2018/10月)の換算レートは1ドル約89円強。手数料は1回3.5ドルでした。
89円だったらそんなに悪いレートではないと思いました。
**ただ、今回の旅で現金を使ったのはフニキュラというケーブルカーに乗った時だけでしたので、100ドルも両替する必要は全くありませんでした。日本と違って水1本買うにもカードが使えますので、両替は少なめで良いと思います。ただ、フニキュラは現金オンリーなので、ご注意を。
その後、しばらくまたウロウロしていたのですが、荷物が重くて疲れるので、とりあえずお水を買って、後は搭乗口付近で時間を潰すことにしました。
座って待っているとそのうちに眠気が襲ってきてウトウトし始め、気がつくと出発時刻30分前になっていました。
確かチケットに書いてあった予定搭乗時間のはずです。
そこで搭乗口横の案内板を確認してみたのですが・・・、何かおかしい。
行き先は確かにケベックとなっているのですが、出発時間が「07:20」と書いてあります。
私の便の出発時刻は22:20のはず。
えっ?
どういうこと??
いきなり目が覚めた私は、急いで空港係員のいるカウンターへと向かいました。
カウンターのところで、チケットを取り出そうとバッグをごそごそしていると、「どこ行き?」と聞かれたので、「ケベック」と答えると、「そうだよ。ここがケベック行きだよ」という返事。
「でも、私のと出発時間が違うんですけど」と言ってチケットを見せると、「ああ、ゲートが変わったんです」と言って、変更後のゲート番号をチケットに書き込んでくれました。
そして、「さっきも慌てて走って行った人がいたよ。Run! Don't stop!」って。
ええええ??
4時間半もダラダラ時間を潰してたっていうのに、ここに来て今さら走るの??何、それ??
でも仕方ないから走りました。
しかも、運が悪いことに、変更後のゲートはそことは真逆の左ウイングの突き当たり。
今日は、ほんとによく走る日だ・・・と思いながらやっとのことでゲートに到着しました。
すると、なんと搭乗予定の飛行機の到着が15分遅れているとのアナウンスが・・・
えええ??
じゃあ、走らなくて良かったのに~!!
しかも飛行機はその後も遅れ続け、結局50分遅れで出発しました。
羽田発トロント行きの飛行機の出発が1時間ぐらい遅れてくれれば良かったのにそれは定刻出発で、他の遅れて欲しくない飛行機ばっかりが遅れるなんて・・・
なかなか上手く行かないもんですね。
出発が遅れたので、ケベックに着いてトランクをピックした頃にはもう日付が変わっていました。
と言っても日本を夕方に出発して、今は同じ日の夜を越えて翌日の朝0時を過ぎたところです。
所要時間は24時間を越えているというのに。
日付変更線を超えたんですね。
不思議なかんじです。
空港からホテルまでは、ホテルのリムジンタクシーを予約してあったのですが、こんなに遅れて大丈夫かしら??と、心配になりました。でも、ちゃんと出口のところで運転手さんが出迎えてくれました。
本当は出口に着くまでにお水を買いたかったのですが、飛行機を降りてから出口までのどこにも売っていなかったので、運転手さんに待ってもらって、近くの自動販売機に水を買いに行きました。
ところが、その自動販売機。使い方が分からないんです。何回かチャレンジしてみたのですが、買えません。
どうしよう・・・
諦めようか?・・とも思ったのですが、もしケベックの自動販売機が全部それだったとしたら、聞ける人がいる時に教えてもらっておいた方がいいかもしれない。
・・・と思い、運転手さんに、「すみませんが、使い方が分からないので教えてもらえませんか?」と頼んでみました。
すると運転手さんはすぐにOKして自動販売機のところに一緒に行ってくださいました。
でも、何度トライしてくださってもやっぱり水を買うことは出来ません。
それで、
「もういいです。諦めます」と言うと、「じゃあホテルに向かう途中でお店に寄ってあげる」と言ってくださいました。
とても親切な方です。
空港を出てすぐのお店で車を停めてくださったので、降りてお店に入ろうとしましたが、扉が開きません。
ちゃんと灯りはついていたのですが、そこは夜12時までの営業で、その時はすでに0時半を過ぎていたのでもうすでに閉まった後だったんですね。
せっかく寄ってもらったのに残念・・・と思っていたら、さらに少し走った先のお店でもう一度車を停めてくださいました。
今度のお店は開いていたので水を2本買いました。
お金を払い終わると、店員の可愛いお兄さんに、「空のペットボトルを店の前のゴミ箱(入る時に見つけました)に捨ててもいい?」と聞いて見ました。
するとお兄さんは少し考えてから「僕が捨てるのでください」と言って、ボトルをもらってくれました。
やはりペットボトルはどこの国でも分別ゴミなんでしょうね。
勝手に捨てないで良かった。
店を出てまた車に乗り込むと、運転手さんが「ここからホテルまでは25分ぐらいです」と教えてくれました。
この運転手さん、とてもよくしゃべる方でした。
「ケベックは初めてですか?」という質問から始まって、いろいろ話しました。
そのうちに、「この仕事を始めたのは今年の7月からで、それまではxxをしてました」と、運転手さんは自分の事を話し始めました。
でも肝心のxxが聞き取れません。
なんちゃらカナダと言ったように思うのですが・・・。
それで聞き返してみましたが、今度もやっぱり分かりませんでした。
もう一回聞き直そうか?・・・とも思いましたが、特にこの運転手さんのプライベートに興味があるわけでもないしな・・・と思い、「ああ、そうなんですね」とスルーしました。
そしたら、「それでその仕事で大怪我をしてしまって、3年間リハビリをして、やっと元気になったので転職したんです」って言うんです。
ええ??どんな仕事をしてて、どんな怪我をしたの??
って俄然興味が湧いて来たところで、「あなたはどんな仕事をしてるんですか?」と運転手さんが話題を変えました。
ああ。。
もっとちゃんと前職を聞けば良かった。
後悔先に立たず。やはり人の話はちゃんと聞くべきでしたね。
仕方なく、私の中では勝手に「アイスホッケーカナダ代表で、大怪我をして・・・」というストーリーが出来上がりました。
そうこうしているうちに、ついにシャトーフロントナックホテルに到着しました。
チェックインすると、「トランクは少し後で部屋にお届けします」ってフロント係の男性が言ってくれましたが、もう1時を過ぎてるしトランクを待つのは面倒だな・・・と思って、「自分で持っていきます」と答えました。
私の部屋は4xxx。
ってことは4階ですね。
ってことで、エレベーターで4階へ。
ところで・・・・、別にこれは間違いではないんですが、よーく考えたらカナダはイギリス式なので、いわゆる1階はグランドフロアと呼び、2階を1階と呼ぶので、日本の数え方だと私の部屋は実は5階なんですね。
まあ、エレベーターはどっちにしても4を押すので、知らなくても何の問題もないですが・・・。
4階で降りると、目の前に上りの階段が5段ほどあってその先に廊下が続いています。
えっ?これ上がるの??このどでかいトランク持って??
ってビビっていたら、私の部屋は階段とは反対側の廊下の先でした。
ホッ。
もう少しで自分で荷物を運ぶと言った事を後悔するところでした。
・・・ということで、やっと部屋に到着。
長い1日でした。
明日・・・いえもう今日は早速観光を始めるんだから、早く寝ないとね。。
・・・ということで、まだまだ旅は続きますが、続きはまた次回に。
一番好きなのは韓国ドラマを見ること。特に誰が好き!と言うよりはイケメンと演技派の俳優・女優さんはみんな好きです(笑) 韓国ドラマは最低週2回ずつ放送されますし、ドラマの数が半端ない!お蔭で毎日大忙しだし、とっても楽しんでます♪