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DAY①年末年始メキシコ辛口ひとり旅〜王道のメキシコシティ観光〜

オラ!
趣味が海外旅行の社会人です。

2024/12/28(土)〜2025/1/3(金)の6日間、念願のメキシコ旅が実現した。

ラテンアメリカは未開拓だ。
メキシコといえばタコス!
タコスといえば美味しいメキシコ料理!
メキシコ料理といえば和食よりも早く世界文化遺産に登録されている。
ラテンアメリカの雰囲気を感じながら、美味しいメキシコ料理をたらふく食べるんだ!と期待感MAX!!!
と思っていたが…?

▼行程は以下の通り(本記事は太字)
※メキシコシティ=CDMX(Ciudad de México)
往路:12/28(土) アエロメヒコ
11:50成田発→9:10 CDMX着
復路:1/1(水) アエロメヒコ
23:45 CDMX発 → 1/3(金)6:20成田着

1日目:メキシコシティ(CDMX泊)
2日目:タスコ(タスコ泊)
3日目:メキシコシティ(CDMX泊)
4日目:プエブラ(CDMX泊)
5日目:テオティワカン・メキシコシティ


メキシコ空港の第一印象

往路の飛行時間は10時間ちょっと。
ヨーロッパより短い。
こう考えるとアメリカって近いんだなぁ。
強い追い風の影響で1時間早く8:10にCDMX到着。

さて、ボーディングブリッジで感じるメキシコのにおいは…

中国のにおいだ!!!

大気汚染のにおいです。懐かしい。
メキシコに親近感。
(中国に留学経験があるため、僕にとってこのにおいは懐かしい)
一年前のインドも同じにおいだった。

入国審査は、
「いつまで滞在か」
「ホテルはどこに泊まるのか(予約状況を確認できるものの提示)」
「帰りの飛行機の証明」を求められた。
入国審査で色々聞かれたのは、15年前のアメリカ以来。
ネット環境を確保していたから、アプリで証明できたが、ネットが無かったら詰んでいたなぁ。

無事に入国審査を終え、到着ロビーへ。
白タクどころかタクシーの勧誘もない。
タクシーの勧誘文化はアジアだけ?
途上国ではタクシーの勧誘が酷かったが、今はもうUberなどの台頭で一掃されたのだろうか?

到着ロビーに、メトロバスカードの券売機があり、クレカで購入とチャージをしておいた。
メトロバスカードは、メトロやバスなど公共交通機関で使用できるSuicaのようなICカード。
これが本当に便利で、早々に見つけた自分に拍手。

Uberに乗り、まずはホテルへ向かう。
冬のCDMXの朝は寒い。気温6度。
東京と変わらない。

発車して早々、
「空気が薄いというのはこういうこと?」と思った。
というのも、車内では息がきもーーーち苦しかった。でもこれは空気が悪いのか?
…と思っていたが、ホテルに着いてからは何事もなかった。
CDMXは、富士山5号目と標高が同じと言われており、高山病も心配していたが問題なかった。
我ながら適応能力が素晴らしい。中国のおかげ。

この日のホテルは、ホテル ブロックスイーツ
一泊7,700円。
CDMXの代官山と呼ばれているローマ地区やオフィス街にあり、飲食店やインスルヘンテス駅(メトロ)も近く好立地。
治安も良好で、夜に散歩しても怖い雰囲気ゼロ。
この値段で日本のビジネスホテル価格で泊まれてラッキー!


5キロ歩いて中心地セントロへ

10時半ごろホテルを出発。
本日は、レフォルマ通り沿いを歩きながら、ペジャスアルテス宮殿を経て、ソカロ広場まで行くメキシコシティの王道観光!

メキシコは、通り(ストリート)によって治安や雰囲気が異なるらしい。
特にCDMXは、北と東に行けば行くほど治安が悪くなるとのこと。
今日は初日なので地理感覚を掴みながら、うっかり治安の悪い道に入っていかないように注意する。

道すがら、ホテルの近くにあったインスルヘンテス市場へ。

インスルヘンテス市場
雰囲気が良い感じ。THE メヒコ!
10時過ぎでまだ空いていない店舗も多かったが、お土産などゆっくり見られそう。ホテル周辺は日本の代官山のような雰囲気で、落ち着いていて治安が良い。

そこからレフォルマ通りに出て、ひたすら歩く。
まずは独立記念塔に挨拶。

独立記念塔
スペインからの独立開始100周年を記念して建てられた
レフォルマ通り
独立記念塔の一部区間はホコ天になっていた。
両脇には青空市場が広がっている。周辺はビジネス街。
アステカ帝国最後の王 クアウテモックの像
スペインのコルテスがメキシコ侵攻した際に、拷問の上、虐殺された。授業では、「スペインのコルテスがメキシコ征服」と一言で終わっていたが、メキシコからすると、当時のスペインえげつない。
世界史は改めて、ヨーロッパいわんや強者目線で記録された歴史だと気付かされた。
これはコロンブスの銅像なのだが無くなっていた。
どうしちゃったのか。

レフォルマ通りは、歩いていて気持ちが良い。
高層ビル群とビジネス街。
パリのシャンゼリゼ通りを模して作ったとのことだが、個人的には表参道を歩いているような感覚。(ショッピング街ではないが)
そしてスタバが多すぎ。信号渡るごとにスタバ。
1ブロックごとにスタバがある。

11時を過ぎると20度を超え暖かくなってきた。
本来ならひたすらまっすぐ歩けばいいものを、間違えて道を曲がってしまい、地元感漂う通りに入っていた。
ビジネス街から一転、屋台やローカルな小売店が並ぶ。地元のメキシコ人も多く集まっている。
屋台からの食べ物や排気ガス、下水道のにおいなど、色々なものが渾然一体となっている。
これまた最高。
いいねいいね。なんかワクワクしてきた。

…とここで方向が間違っていたことに初めて気づく。
来た道を戻り、目的地の中央郵便局までひたすら進んだ。


郵便局〜チュロス〜宮殿

郵便局が正午で閉まるという情報だったが、12時すぎても余裕でチケットが買えた。
50ペソ(約400円)
世界一きれいな郵便局と言われているが、確かに宮殿みたい。

郵便局の窓口 実際に荷物を郵送している人もいた。
宮殿みたいな郵便局
装飾の中に各国の国旗がデザインされている。
日本はどこにあるでしょうか?
世界各国の切手のほか、絵画などが展示されていた。
初代大統領フアレスを切手で描いた作品

郵便局は確かに絢爛豪華で美しいが、まぁこんなものかといった感じ。(ヨーロッパが続いていたので感動が半減?)

お昼の腹ごしらえ。
メキシコ初飯はタコスではなくチュロス。
チュロスはスペインから伝わったスイーツ。

EL MORO

振り返ると、マドリードでチョコにディップしながら食べたチュロスは最高に美味しかった。
この店でもチョコにディップして食べるチュロスもあったが、おすすめのメキシカンホットチョコレートセットにした。

チュロスはシナモンシュガーがたっぷりかかっているが甘くない。メキシカンホットチョコレートにディップして食べる。なんとホットチョコレートも甘くない。軽く食べられる。甘いのを想像していたが意外だった。くどくない揚げパン。

美味しかったが、たくさん歩いた後だったので、個人的にはもう少し糖分が欲しかった。
そういう意味では、普通のチョコディップのチュロスが良かったのかも。

ペジャスアルテス宮殿
メキシコのオペラハウス。2代大統領ディアスの政権下で建築が始まり、1934年に完成。90ペソ(約720円)
スペイン侵略時の風刺画のような作品が展示されていた。
ダイナミックで印象的。
宮殿内はさささーっと見終えてしまった。

気づいたこととして、メキシコにきれいなヨーロッパ風味を求めていないということ。
ヨーロッパ風の建築を見て感動することもなく、本来のメキシコローカルな文化に興味を持っている。
道を歩いていても、観光客が多いきれいなところよりかは、ローカルな通りを歩いている方が楽しかった。
ただし治安が△なエリアもあるため気をつけたいと思う。

ペジャスアルテス宮殿の交差点は車と人が多すぎて誘導員が頑張って笛を吹いたりしながら捌いていた。人信号がないと回せない。信号待ちの車と信号待ちの人ですごい密度。こういうの楽しいね!

地下に眠る太古の神殿と現代世界の共存

続いてはソカロ広場に向けて歩く。
5月5日通りに入りサンフランシスコ教会へ。

江戸時代に侍たちがキリスト教の洗礼を受けた教会。
Googleマップによると営業時間外と書かれていたが普通に開いていた。Googleマップの情報が正しくないのかもしれない。
やはり教会に入ると神聖な雰囲気に包まれる。
教会内部はメキシカンゴシック。
ウィーンのペーター教会を思い出すようなコテコテの派手さ全開のゴシック様式。

再び5月5日通りを歩いていると、音楽を奏でたりアコーディオン奏でたり歌ったりしてチップをもらおうと逞しく生きている人が多い。
音楽や芸術を通して自身を表現して食い繋いでいる人がいっぱいいる。
メキシコのほとんどがカトリックのため、そのような人を見てはポケットに入れていた小銭を出して喜捨する人を見かけた。
ソカロ広場に近づくに連れ、人がどんどん多くなってきた。前を歩くのも大変。

5月5日通り
手前はレトロな音楽を奏でる人

そしてようやくソカロ広場とご対面!

ソカロ広場はクリスマス仕様。クリスマスはとっくに終わっているが、メキシコのクリスマスは長く、12月上旬から1月6日まで続く。

ソカロ広場には、エセマリオやエセピカチュウの着ぐるみがいっぱいいた。広場周辺の宮殿もクリスマス仕様にデコレーションされている。

青空の下でチェス大会

また屋台もいっぱい出ており活気がある。
チュロス売りや焼きとうもろこし、ジュース、お菓子などなど。

焼きとうもろこしの屋台のにおいが中国の屋台のにおいにそっくりだ。石炭で焼いているからなのか、中国を思い出す。
インディオの方達が民族衣装を着て、独特の香り放つ煙でお祓いをしたり、踊りをしたりしているのも見た。メキシカンだね〜!

続いて来たのがテンプロマヨール
ここはアステカ帝国時代の神殿跡地。

スペイン人がアステカ帝国の神殿を破壊し、その土地の上に今のソカロ広場や教会を建てたため、地盤の下にはアステカ帝国時代の神殿が眠っている。
地下はアステカ、地上は現代・ヨーロッパ建築となっており不思議な感じ。
もしスペインの侵略がなかったら、現代のメキシコはどんな風になっていたのだろうかと思いながら。

テンプロマヨールの敷地内には博物館もあり、アステカ帝国時代の土器やレリーフなどが飾られていた。
しかし寝不足で限界。
ベンチに座るとすぐに首をカクカク振って寝てしまった。

その後は、ソカロ広場にあるメトロポリタン大聖堂へ。
メトロポリタン大聖堂は、スペイン人がアステカ帝国の神殿をぶち壊し、アステカ人を奴隷にして、神殿の破壊物で教会を作らせた。
この時代のヨーロッパ人えげつない。

教会内部は、サンフランシスコ教会と同様に、メキシカンバロック。コテコテで派手さ全開。
大聖堂だけあって、教会の作りがプラハの聖ヴィート大聖堂や、ウィーンのシュテファン大聖堂を思い出す。
広いし大きい。メキシコの教会は、黄金のコテコテの装飾が一際存在感を放つ。

時刻は17時過ぎ。ホテルに戻ろうとメトロを探すもと入口が全然見つからない。
やっと見つけたと思ったらSALIDAと書かれたメトロの出口。どうやらメトロは入口と出口が分かれているようだ。
出口から入ろうとする客には、警備員が注意をしている。
入口の場所を聞き、指さされた方向に向かうも見つけられず、20分ほど探し回ってようやく見つけた。
ソカロ広場は想像以上にかなり広いのだ…。

そしてメトロ構内は人!人!人!
そして車内も超!満!員!
夕方+ソカロ広場のコンボはすごかった。


夕飯はメキシコで初タコス!

もともとはホテル近くにあったローカルなタコス屋さんに行く予定が、店の前を通ると真っ暗。
店主が僕を見つけて、「今日はクローズしたんだ」みたいなことをスペイン語で言われた。
見るからにアジア人だが、躊躇なくスペイン語(笑)

次に目指したのは、有名店のオリノコへ。

店の前には10組ほど並んでいた。
もうすぐ自分の番になる頃、店員から
「一人席はカウンターが空いているから入っていいよ」と言われた。

しかし、初めはスペイン語で言われたもんだから、全然何言っているか分からず、後ろに並んでいた人が英語に通訳してくれたおかげでやっと理解できた。
英語を話さないとは言え、外国人でも本当に容赦なくスペイン語なのね(笑)
その精神好き。

チーズと肉のタコスと、チチャロン(豚の皮)のタコスとビールを頼んだ。初タコスうまい!
左端の緑のサルサソースがハバネロ入りで激辛。
でも癖になる❤️

タコスを食べて元気になったため、本当はタコスのハシゴをしたり、街ブラをもっとしたかったが、寝不足なので早めにチェックインして即就寝。

明日は個人的にメキシコで行きたかった場所ナンバーワンのタスコへ。
レトロな車がフォトジェニック!

本日もご覧いただきありがとうございました。
グラシアス!

2日目へ続く…

ラテンアメリカタワー
かわいいメキシコのお祖母様方と路上のチュロス
セブンイレブンのおにぎり
マンゴーの具があれば挑戦しようと思ったが無かった。

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