神なき世界に祝福を。
空には星が浮かんでいる。
まだ暗い大地は、攻撃によって何ヶ所か抉られていた。
しかし、この地球は壊れていなかった。
勝ったのだ、この世に理不尽を押し付ける者達に。
しかし、この世の理不尽に立ち向かった者達の力は消え始めていた。
否定者達を取りまとめながら戦ったボス、出雲風子は満身創痍ながらも相棒・アンディの元へと向かった。
程ないところに彼は居た。彼はボンヤリと夜空を見つめていた。
「…勝ったんだね、私たち」
風子がポツリと呟いた。
「…みたいだな」
アンディは答えた。
「