遥かなる宇宙(心の扉)⑦
第5章【自然】
時折聞こえる微かなる自然の音色に、心惹かれる時間が愛おしいと思う瞬間。自然と真剣に向き合い始めた2008年。人込みを避けるように歩み始めた時間の流れは、時に人を強くしてくれる。自然と心通わす偶然なる出会いは、自己組織化により宇宙全体に響き渡る人生にとって、まさに「奇跡の地球」と言っていいだろう。人は過去・現在・未来を見通すようになると、今まで見えなかったものが見えてくる。古来の先人より成り立つ世界に、自然と共存するという意識を持ち合わせていた尊い時間は、いつの世も何かを物語っていた。古典的な世界観は、神秘なる幾何学で描かれた、マクロ空間なる絵図を道標に、自然哲学により数理物理の謎を解き明かしてくれる。
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