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波乱のSUPER GT最終戦、#100がポール・トゥ・ウインを達成。

2022 AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL

11月6日、晩秋のさわやかな晴天に恵まれたモビリティリゾートもてぎにて、SUPER GT最終戦が開催された。会場には多くのファンが詰めかけ、どのチームがチャンピオンを獲得するのかに注目が集まった。

レースは予定通り午後1時にスタートし、ポールシッターの#100「STANLEY NSX-GT」(山本尚貴/牧野任祐)がトップを走り、#19「WedsSport ADVAN GR Supra」(国本雄資/阪口晴南)と#12「カルソニック IMPUL Z」(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が2位と3位で続くクリーンなスタートを切った。しかしその直後、4番グリッドからスタートした#3「CRAFTSPORTS MOTUL Z」(千代勝正/高星明誠)が#8「ARTA NSX-GT 」(野尻智紀/福住仁嶺)と接触し、スピンしてコースアウトさせたため、#3 Zにドライブスルーペナルティが課された。

9周目に#3がペナルティを消化した矢先、両クラスの車両が絡む多重クラッシュが発生し、セーフティカーが出動することになった。SCが走行している最中の15周目に、予想外の事態が発生した。セーフティカーの後方でストレートを走行中、GT300の2台が絡む大クラッシュが発生した。このため、コース上には大量のデブリが散らばり、デブリの撤去作業中、各車は数周にわたってピットレーンを通過することになった。

21周目にレースが再開されると、GT500の上位車両はピットに入り、義務付けられたピットストップを行った。全車がピットストップを終えた時点で、#100 NSX-GTがトップ、#12 Zが2位、#14 「ENEOS X PRIME GR Supra」(大嶋和也/山下健太)が3位に浮上した。トップ3はこのままレースを終え、ZFがサポートする#100がライト・トゥ・フラッグで優勝を飾った。2位でフィニッシュした#12はシーズンチャンピオンを獲得し、#14 GR Supraは3位でフィニッシュした。

GT300クラスでは、#55「ARTA NSX GT3」(武藤英紀/木村偉織)がポール・トゥ・ウインを果たし、#18「UPGARAGE NSX GT3」(小林崇志/太田格之進)が2位、#4「グッドスマイル 初音ミク AMG」(谷口信輝/片岡龍也)と続いた。56「リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R」(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)はレース中盤にタイヤが外れたものの、17位でフィニッシュし、シリーズチャンピオンを獲得した。

2022 AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL race results


GT500
1. STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐) 
2. カルソニック IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット) 
3. ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太) 
4. CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)
5. Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治) 
6. KeePer TOM’S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)

GT300
1. ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織) 
2. Bamboo Airways ランボルギーニ GT3(松浦孝亮/坂口夏月) 
3. 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰) 
4. UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進) 
5. Weibo Primez ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥) 
6. K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)

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