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#36 au TOM'S GR Supraが圧倒的な勝利を収める


2024年のSUPER GT第8戦がもてぎで開催され、完璧な秋晴れの下でエキサイティングなレースが繰り広げられました。 澄み切った空の下、気温21℃、路面温度29℃というコンディションで、白熱したレースとなりました。

レースはクリーンにスタートし、序盤は予選上位3台が順位をキープしました。ポールポジションからスタートした#64 Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)がトップを走り、#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松田信治)と#36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が続きます。9周目には、#8 CIVIC TYPE R-GTが#64 CIVIC TYPE R-GTをパスし、トップに躍り出ました。しかし、その後すぐに、グラベルに止まったGT300車両の影響でセーフティカー(SC)が導入されました。10周目にレースが再開されると、#64 CIVIC TYPE R-GTと#36 GR Supraが#8 CIVIC TYPE R-GTを抜き、再びトップ2のポジションを奪還しました。その1周後、#36 GR Supraが#64 CIVIC TYPE R-GTを抑えてレースリーダーとなると、盤石の体勢を築いていきます。

3位争いは激しさを増し、16周目に#8 CIVIC TYPE R-GTを追い抜いた#38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)が、17周目には2位に浮上し、#8 CIVIC TYPE R-GTは、21周目に再び3位を奪還しました。4番手に後退した#64 CIVIC TYPE-R GTは、以後苦しい展開となります。

22周目から23周目にかけてのピットストップの後、トップ3の順位に変動はありませんでした。#36 GR Supraがトップ、#38 GR Supra、#8 CIVIC TYPE R-GTの順でした。53周目には#8 CIVIC TYPE R-GTが#38 GR Supraをオーバーテイクして2位に浮上しました。その後#38 GR Supraは#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)の激しい追い上げを抑えて3位をキープしました。これらのバトルを経て、#36 GR Supraは2位の#8 CIVIC TYPE R-GT、3位の#38 GR Supraに20秒もの大差をつけて圧勝しました。

GT300クラスでは、#88 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋 佑弥)が優勝し、#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)が2位、#18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/小出峻)が3位で続きました。

ZF Awardは、今シーズン序盤は苦戦を強いられながらも、今回雨の予選で3位を獲得し、決勝では3位入賞を果たした#18 UPGARAGE NSX GT3の素晴らしい活躍を称え、TEAM UPGARAGEに贈られました。

SUPER GTの最終ラウンドは12月7日~8日に鈴鹿サーキットで開催されます。この「第5戦」は当初、8月31日と9月1日に開催される予定でしたが、台風接近のため延期となっています。

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