オトコのドラマいろいろ
SUPER GT 2019の最終戦が終わり、今シーズンの王者が決まりました。モータースポーツではマシンのスピードや迫力ある爆音など、ほかのスポーツとは大きな違いがあります。でも、アスリートたちのドラマもたくさん見ることができるんですよ。特にチャンピオン決定戦となった最終戦では、悲喜こもごものシーンが見られました。
大嶋選手と山下選手、脇坂「監督」による初の王座奪取を、大先輩の鈴木亜久里監督もチームやメーカーの垣根を超えて祝福。
2ポイント差で惜しくもチャンピオンを逃したニック・キャシディ選手も山下選手を祝福。
シーズンの締めくくりに、素晴らしいシーンを見せてくれました!
表彰台では、先輩の中嶋選手から祝福の一杯。シャンパンの代わりに栓を抜く「スパークリング日本酒」の一気飲み…はしませんでしたが、プレッシャーから解放されたおどけた表情も見ることができました。
勝者がいれば、悔し涙を流すオトコも当然います。最後まで全力で走り切り、トップでチェッカーフラッグを受けながら2ポイント差に泣いた平川選手。ピットウォールにうなだれます。
このシーン、余計なコメントはいりませんね。来シーズン、さらに速く強くなった平川選手、キャシディ選手とチームが見られるでしょう。あと、このシーンをおさえてくれたカメラマンさん、ありがとう!
ピットクルーの皆さんも、お疲れさまでした & おめでとうございます。
モタスポ!Parkがお世話になっているドイツの部品メーカー、ZFさんがサポートするTEAM KUNIMITSU。元F1世界チャンピオン、ジェンソン・バトン選手の走りも今回が見納めでした。最後の笑顔がすがすがしい。来年の予定を聞かれると、「おむつを替えてるよ」とジョークでかわしていましたが、どこでどんなドライビングを見せてくれるでしょうか。
モータースポーツとはいえ、マシンを作るのも、整備するのも、運転するのもみんな人間。そこに勝ち負けがあれば必ずドラマが生まれます。そんな「物語」のほんの少しですが、ご紹介させていただきました。