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カーボンゼロレース、100戦完了。

マヒンドラ・レーシングは、FIAフォーミュラEのレース出場100回を記念し、Gen2時代の終わりを告げる同じ週末に、ソウルE-Prixでポールポジションと2位ポディウウムフィニッシュを達成しました。

FIA ABBフォーミュラE世界選手権の22台がソウルE-Prix第2レースのフィニッシュラインを通過したとき、モータースポーツ界で最も環境に優しいチームであるマヒンドラ・レーシングはふたつの大きな節目を迎えました。チームは、チャンピオンシップの全100レースで「ネットゼロ・カーボン」を達成し、2台のZF製パワートレインユニットを搭載するGen2 M8Electroは、正式に引退することになりました。
 
マヒンドラ・レーシングで複数の表彰台とレース勝利を獲得したGen2マシンに代わり、これまでで最も速く、最も軽く、最も持続可能な電気レースカーであるGen3が導入されます。ZF製パワートレインユニットを搭載する4台のM9Electro Gen3は、2023年以降の選手権に参戦する予定で、マヒンドラ・レーシングは2台、選手権の元チャンピオンチームであるABTスポーツラインは2台で参戦します。
 
ソウルでのレース2の結果は、アレクサンダー・シムズ(イギリス)がグリッド降格+10秒ドライブスルーペナルティで12位、オリバー・ローランド(イギリス)がDNF(完走できず)と、期待通りではありませんでしたが、先日シムズの後任としてルーカス・ディ・グラッシを発表したチームは、過去を振り返りながら将来に目を向けています。
 
マヒンドラ・レーシングのCEO兼チーム代表であるディルバグ・ギルは、次のようにコメントしています。「常に技術の進歩を追い求める先進的な企業である以上、常に未来を見据えることは必要不可欠ですが、時には立ち止まって、自分たちがどこまで到達したかを振り返ることも必要でしょう。今回のようなマイルストーンは、次の開発フェーズに全力で取り組む前に、少し立ち止まって考える良い機会になります。

私たちはチームとして、過去100戦で達成したことを非常に誇りに思います。インドのチームでもモータースポーツで戦えることを示し、マヒンドラをEV技術のグローバルリーダーと位置づけ、多くの素晴らしい勝利を収めてきました。この先進的なコンセプトがようやく現実のものとなった北京での最初のレースは、今でも私の最も楽しい思い出のひとつです。そして、昨日のポールポジションと表彰台まで、私たちはたゆまぬ情熱と献身で取り組んできました。
 
しかし、これらはすべて、単に基礎に過ぎません。フォーミュラEが設立されたときから、これは大きな野心を持った長期的なプロジェクトであることは分かっていましたし、それからちょうど8年、新しいモータースポーツとしての歴史は決して長くないですが、私たちが常に望んでいた場所の崖っぷちに立っていました。いよいよGen3です。ここまでの100戦は我々の歴史にとって重要ですが、次の100戦はさらに歴史が作られる場所になるでしょう」

アレクサンダー・シムズ
「チームでの最後のレース週末は、望んでいたような展開にはなりませんでしたが、この2年間一緒に働いてきたすべての人に感謝したいと思います。エンジニアやクルーは本当によく働いてくれたし、生涯の友と呼べる人たちです。チームがGen3でもベストを尽くし、数年後には世界選手権のトロフィーを掲げている姿を見たいです」

オリバー・ローランドは、「土曜日に初めてのポールポジションを獲得し、それをチームの今季初表彰台につなげることができたのは素晴らしいことです。今日は接触を受けてレースを早めに切り上げることになったのは残念でしたが、昨日のことはポジティブにとらえることができます。これから先、Gen3の時代に貢献できることを楽しみにしています。また、チームが100戦に到達したことも素晴らしい成果です。これからは次の100戦を本当に特別なものにすることが我々の使命です」

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