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ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT がポール・トゥ・ウィン

SUPER GT第4戦は8月4日、気温35℃、路面温度56℃という真夏のコンディションの中、富士スピードウェイで開催されました。この過酷な気温がドライバーとチームにさらなる試練を与え、彼らの持久力と戦略が存分に試されました。

レースは順調にスタートし、ポールシッターの#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTがスタート直後からトップをキープする展開になりました。2番手には#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTが、3番手には#64 Modulo CIVIC TYPE R-GTがつけました。レースが進むにつれ、各ドライバーはリズムを取り戻し、灼熱のコースを正確かつ巧みに走行しました。

レース序盤で目を引いたのは、14号車ENEOS X PRIME GRスープラでした。驚異的な俊敏性とスピードを見せつけた14号車は、何台ものライバルをオーバーテイクして大きく前進しました。1周目、#24 REALIZE CORPORATION ADVAN Zと#17 Astemo CIVIC TYPE R-GTを抜いて6番手に浮上。その勢いは14周目にも続き、#12 MARELLI IMPUL Zを抜いて5位にポジションアップしました。その勢いは止まらず、#38 KeePer CERUMO GR Supraを抜いて4位に浮上しました。26周目には#64 CIVIC TYPE R-GTを抜いて3位に上がり、表彰台圏内へ進出しました。

 レースはピットインのタイミングと戦略が重要ですが、このレースも例外ではありません。GT500クラスは30周目からピットイン開始となり、すべてのGT500マシンがピット作業を終えると、順位が入れ替わることになりました。#14 GR Supraがせっかく順位を上げたものの4位に後退したため、#38 GR Supraが3位に浮上しました。上位2台は変わらず、#8 CIVIC TYPE R-GTが首位、#100 CIVIC TYPE R-GTが2位をキープしていました。

レースは終盤に入り、トップ3台は厳しいコンディションの中、安定した走りで順位を維持、ポールポジションからレースをスタートした#8 CIVIC TYPE R-GTは、そのままトップを守りきり、ポール・トゥ・ウィンを達成しました。2位には#100 CIVIC TYPE R-GTが入り、今季2度目の表彰台を獲得しました。3位には#38 GT Supraが入賞しました。

GT300クラスは#65LEON PYRAMID AMGもポール・トゥ・ウイン達成しました。#65 AMG に続き、#4 グッドスマイル 初音ミク AMG AMG、#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rがそれぞれ2位、3位で表彰台を獲得しました。なお、今回のZFアワードは、GT300クラス優勝の65号車LEON PYRAMID AMGの活躍を支えたK2 R&D LEON RACINGのメカニックの皆様にお贈りいたしました。序盤にタイミングよくピットインし、2位以降に大差をつけたチームの判断とトラブルフリーでマシンを走らせたメカニックの皆様に敬意を表します。

次回のSUPER GTは8月31日~9月1日に鈴鹿サーキットで開催されます。

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