SUPER GT第3戦鈴鹿、大規模クラッシュで赤旗終了
2023 AUTOBACS SUPER GT Round3 SUZUKA GT 450km RACE
SUPER GT 2023第3戦は、2日前に台風による豪雨に見舞われたものの、鈴鹿サーキットは晴天に恵まれ、ドライコンディションで開催された。この晴天のもと、クリーンなスタートを切ったGT500クラスは、#36「au TOM'S GR Supra」(坪井翔/宮田莉朋)がトップ、#19「WedsSport ADVAN GR Supra」(国本雄資/阪口晴南)と#100「STANLEY NSX-GT」(山本尚貴/牧野任祐)がそれぞれ2位と3位で続き、予選順位のまま走行を開始した。
最初の数周はトップ3の順位は変わらず、7周目に#1「MARELLI IMPUL Z」(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が#100をパスして3位に浮上した。その直後、GT300クラス車両のタイヤが外れてコース上に停止したため、セーフティカーが数周にわたって出動することになった。
12周目にセーフティカーがコースを離れ、レースは再開された。この時点ではトップグループに変動はなかったが、レース最初のピットインでついに順位が入れ替わることになる。8番手を走っていた#23「MOTUL AUTECH Z」(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は、18周目にGT500クラスで初めてピットインした。これが決定的な判断となった。 GT500クラス全車がピットストップを終えた時点で、#19 GR Supraがトップに、#1 Zが2位に、#23 Zが3位にポジションアップしていた。
レース序盤と同様、トップ3の順位は2回目のピットストップまで変わらない。43周目に#1が最初に2回目のピットインを行い、その後数周にわたって後続が徐々にピットインしていった。
59周目には#3「Niterra MOTUL Z」(千代勝正/高星明誠)以外のGT500車両が2回目のピットイン済み。このところトップは#3 Z、2位は#19 GR Supra、3位は#36 GR Supra、4位は#1 Z、5位は#23 Zだった。この時点で、表彰台争いは#3 Zが最後のピットストップを行った後、本格的に展開されると予想された。
しかし、誰も予想していなかった事態が、このレースを急停止させることになった。130Rコーナー出口で、#23 ZとGT300クラスの#87「Bamboo Airways ランボルギーニ GT3」(松浦孝亮/坂口夏月)が絡む大クラッシュが発生し、レースは完全に中断された。事故の規模が大きかったため、レースは早々に打ち切られ、#19 GR Supraが暫定優勝、#36 GR Supraと#1 Zがそれぞれ2位と3位を占めた。
GT300クラスは、#7「Studie BMW M4」(荒聖治/柳田真孝)がトップ、#2「muta Racing GR86 GT」(堤優威/平良響/加藤寛規)が2位、#52埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰が3位でレースを終えた。
2023 AUTOBACS SUPER GT Round3 SUZUKA GT 450km RACE results
GT500(暫定)
1. WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)
2. au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)
3. MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)
GT300
1. Studie BMW M4(荒聖治/柳田真孝)
2. muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)
3. 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?