SUPER GT開幕戦でスープラが表彰台を独占
SUPER GT開幕戦でスープラが表彰台を独占
SUPER GTの2021年シーズンの開幕戦が、4月11日(日)、好天のもと、岡山国際サーキットで開催された。午後1時30分にフォーメーションラップを経てレースはクリーンスタートで始まり、ポールシッターの#37「KeePer TOM'S GR Supra」(平川亮/阪口晴南)がライバルを引き離し、#14「ENEOS X PRIME GR Supra」(大嶋和也/山下健太)と#36「au TOM'S GR Supra」(関口雄飛/坪井翔)がそれぞれ2位と3位で続いた。
一旦GT300クラスのマシンがコース上でスピンしてストップしたためセーフティーカー(SC)が出動したものの、トップ3はそのままの順位でレース中盤を迎えた。30周目にはGT500のバックマーカーがピットインし始めたら、33周目にはGT300クラスのGT-Rがコースサイドでクラッシュした。SCによるピットが閉鎖されるのを恐れたか、ほぼ全車がピットに駆け込み。
予想通り、SCが派遣され、ピットレーンが閉鎖されたが、その前に多くのマシンが一斉にピットに入った。トラフィックが混乱してしまい、レースをリードしていた#37 GR Supraは、ピットアウトの際にギアの噛み合わせに問題が発生し、順位を落として4位に落ちてしまった。
レース再開後、#14 GR Supraがレースのリードに浮上し、#36 GR Supraが2位、#39「DENSO KOBELCO SARD GR Supra」(ヘイキ・コバライネン/中山 雄一)が3位につけていた。しかし、#37 GR Supraは諦めずに#39 GR Supraの背後に迫り、最終的に57周目に#39 GR Supraをオーバーテイクして3位に挽回した。その後、#36 GR Supraは#14 GR Supraを激しく追いかけ、時にはサイド・バイ・サイドになることもあったが、75周目に少し無理をしてコースアウトし、グラベルに入り、トップ争いから脱落してしまった。しかし、3位と十分な左があり、2位のポジションを維持することができた。
チェッカーは#14 GR Supraを先頭に、#36 GR Supraと#37 GR Supraはそれぞれに続き、この開幕戦ではスープラが表彰台を独占することにった。GT300クラスでは、昨年のチャンピオンである#56「リアライズ日産自動車大学校 GT-R」(藤波 清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が、4番手スタートから追い上げて優勝した。2位に#52「埼玉トヨペットGB GR Supra GT」(吉田広樹/川合孝汰)、3位に#65「LEON PYRAMID AMG」(蒲生尚弥/菅波冬悟)が続いた。
2021 AUTOBACS SUPER GT Round1 たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE Results
GT500
1. ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)
2. au TOM’S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)
3. KeePer TOM’S GR Supra(平川亮/阪口晴南)
4. DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)
5. Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)
6. ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)
GT300
1. リアライズ日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)
2. LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)
3. 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
4. GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)
5. たかのこの湯 GR Supra GT(三宅淳詞/堤優威)
6. K-tunes RC F GT3(新田守男/平良響)