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メキシコ・シティでは報われなかったギャンブル
2021/22年ABB FIAフォーミュラE世界選手権の第3戦が、2022年2月11~12日にメキシコシティのアウトドローモ エルマノス ロドリゲスサーキットで開催され、マヒンドラレーシングが果敢に挑みましたが、ポイント獲得には至りませんでした。
メキシコE-Prixの2回のフリー走行では、オリバー ローランドがそれぞれ15番手と8番手のラップタイムを記録し、アレクサンダー・シムズは、19番手と17番手のラップタイムを記録しました。その後、2人は予選に臨み、シムズは0.03秒差でデュエルに参加することを逃してしまいました。また、サウジアラビアでは2回のデュエルに進出したローランドも、今回の新しいノックアウトイベントをミスすることになりました。
決勝では序盤にシムズが壁に接触して早々にレースが終了してしまったのに対し、ローランドのチームはエネルギー消費量の多い戦略に打って出て、集団の中で8位まで上昇しました。しかし、この積極的な戦略は裏目に出て、レースが1周延長されることになったことにより16位まで後退してチェッカーを受けました。
アレクサンダー・シムズ
「予選はまずまずの結果で、決勝では上位に食い込む準備ができていました。しかし、序盤で小さなミスをしてしまい、勝負が始まる前に終わってしまいました。チームには謝りたいです。私のミスで、私たちの実力を発揮できませんでした。ローマに向けて頑張ります」
オリバー・ローランド
「栄光を手にするためには、時には賭けに出なければなりません。自分の走りには満足しているし、もし先頭車両が0.5秒遅れてゴールしていたら、1周少なくて済んだし、エネルギーも消耗しなかったでしょう。しかし、このような選択はチームとして行うものであり、勝っても負けても一緒です。次のレースでは、ギャンブルをしなければならないような状況にならないようにしなければなりません」
チーム代表 ディルバグ・ギル
「あれほど激しく、速くプッシュするのはギャンブルだと思っていましたが、私たちだけでなく多くのチームにとって、それは報われませんでした。とはいえ、この活気あふれる街に戻ってくることができて、とても楽しかったです。ファンやパートナーがレース場に戻ってくるのを見て、チーム全体が元気になりました。情熱、知識、そして興奮は、私たちがなぜこの仕事をしているのかを思い出させてくれます。これから再編成して、ローマまでの6週間の空白期間を利用して、レースで勝つための形を取り戻したいと思います」