こんなつもりはなくって
引きこもりはじめてそろそろ6年になる。
今日行きたくないなーがいつの間にか6年。
私は現在23歳で、いわゆるニートで引きこもりで社会に何も貢献していない謂わばカスなのだけれど、ただ死ぬのが怖いその一点から今日も親の寿命を様々な角度から縮めている。
乱れきった生活リズムのせいで家の外から聞こえる小学生たちの文字起こし不可能な叫び声と、ドタドタという足音で目が覚めることがよくある。
その度に社会に弾かれ、ひどい時は地球が遠く感じる。同じ場所同じ時代に生きながら、ほんの少しのズレから急に指をさされて、普通とかいうよくわからないものに負けて立ち上がれずにいる。
私は人と喋る事が大好きだ。
そして私は人と喋る事が大の苦手だ。
関係を維持するのも、対等でいるのも至難の業。
親と最低限の会話をするだけの現状は、とっても楽であるがとても寂しい。寂しいけれども、辛くて苦しいところにはいつだって誰かがいた。
たったの23年の中で充分すぎるほどの経験値を得てしまっている。これが一歩目を踏み出せずにいる大きな原因であり、さまざまな支援を受けた際に「あなたの知らない世界が...」とか「やってみないことには...」とかテンプレな言葉を投げられると鼻で笑ってしまう理由である。
でもとにかく働かなくてはいけない。お金がないといけない。親に申し訳ない。生きていていいと思いたい。だけれどもそれをするのに壁が多すぎるし、この6年を抱えたまま必死に頑張れたとして、自分の命にそれだけやってみる価値があるとは思えないのだ。例えるなら一生懸命難易度の高いクエストに挑戦して、貯めた石で当たりそうもないガチャを回すような物。ならアカウント消してリセマラした方がいいんじゃないかと思ってしまう。
こういう言葉を並べているといつも決まって余計に死にたくなり希望が持てない。ネガティブに任せて指が動く。でもこの6年ポジティブな瞬間は一度だってなかったし、きっとこれからもそうだから、まあ、いいかと思う。
みんなどうしてそんな普通に嫌なことを頑張れるの、なんで友達ができるの、なんで嫌われないの、なんで人を許せるの、なんで生きていけるの。武田鉄矢教えて
この文章が誰かの目に届いた場合その誰かは相当物好きなんだと思うんだけど、不快な想いをさせてしまったらごめんなさい。
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