【学生時代の失敗談】平成最後(?)の100万円事件
こんにちは、ぜっとです。
最初の投稿から早くも1週間が経ちました。
初投稿にも関わらず多くの方に閲覧・いいねして
いただき、ありがとうございます。
今回は学生時代の一番印象に残った失敗談を
振り返りろうと思います。
少し長くなりますが、学生の方には是非
読んでいただきたいです。
特に部活動・サークルでは新歓や合宿、OB・外部団体
との交流など企画・段取りが必要なことが
多いですが、このような活動に取り組む方の参考に
なれば幸いです。
(最後に少しだけ社会人目線の話もします。)
はじめに
今後も過去の経験を振り返ることがあると思いますが、
最終的な結論はどれも「基本を押さえる」、
これに尽きます。
私が伝えたいことはどれも極めて基本的なことで
あり、当たり前のことばかりです。
しかし、基本を怠ると時に思い出すことが
憚られるような大失態につながります。
逆に言うと基本さえ押さえれば余程なことにはならない
ということを実体験をもとにお伝えしたいです。
100万円事件とは
前置きが長くなりましたがここからが本題です。
タイトルにある「100万円事件」というのは、
私が6年前、将棋部の部長時代にOBに対して
100万円を要求してしまったという出来事です。
以下経緯を書いていきますが、
どうしてそんなことをしてしまったのか、
どうするべきだったか、ということを意識して
読んでいただければと思います。
経緯
10年ぶりの全国大会出場
大学将棋は年に2回大学対抗の団体戦があり、
地方予選を勝ち抜いた大学が全国大会に出場します。
趣旨とずれるので詳細は省きますが高校野球でいう
甲子園の立ち位置で、将棋部の熱気が一番盛り上がる
イベントです。
阪大将棋部は当時10年間惜しくも予選で敗退していた
のですが、様々な要因が重なり春季の予選を勝ち抜け
10年ぶりに全国大会に出場することになりました。
将棋部OBからのありがたいご意見
10年ぶりということで大会への準備に関する
ノウハウは全く残っておらず、手探りで準備を
進めていました。そんな中大変ありがたいことに
複数の将棋部OBの方から、
「ご祝儀の意味もかねてカンパしたい」
との声を頂きました。
私たち学生としても交通費・宿泊費の負担はかなり
大きく、早速将棋部の銀行口座を開設しOBへの
お願い文書を作成することになりました。
失敗その1
さて、お願い文書を作成するといっても私は
誰かに何かを依頼する文章は書いたことがありません。
そんな時に書いてくれと言われたら皆さんはまず
何をするでしょうか。
そうです、書き方を調べましょう。
ネットで「カンパ お願い 文例」とでも打てば
いくらでも書き方のポイントや文例が出てきます。
(余談ですが画像検索から入ると一目で
イメージできるのでおすすめです。)
間違ってもいきなり書き出すことは絶対に
してはいけません。要点を押さえないまま動くと
余計に時間がかかる上に20点の成果しか出ず
ほぼ間違いなく手戻りが発生します。
当時の私は夏休み中でしたが、バイトや旅行で
時間的余裕がなく「とりあえず書いてしまえ!」の
一心で筆を走らせていました。
これが一つ目の失敗。
失敗その2
何も調べずにそれらしきものを書き終えた私。
書いたものを誰かに見てもらおうと思うのですが、
皆さんならまず誰に相談するでしょうか。
そうです、身近な同期や先輩に相談しましょう。
その後は年の近いOBや顧問の先生などに添削して
もらい、OKが出たものを全体に公開する、
といった流れです。
他の人に相談した時点でその後何かミスを指摘されても
相談した人との連帯責任になるので自分一人でミスを
抱え込む必要がなくなります。
試合結果の報告等、定期的に送る文書であればここまで
慎重になる必要はありませんが、今回は慣れない作業で
ましてや人様の大事なお金を頂く内容ですので、
最高級に慎重に事を進めるべきでした。
私は同期にチラ見せした後すぐに
歴代の将棋部役員が集うLINEグループへ
怪文書を投稿してしまいました。
会社でいうと同僚や直属の上司をすっ飛ばして
部長や社長へ相談したわけですが、論外ですよね笑
これが二つ目の失敗。
平成最後の100万円事件
こうしてLINEに投下した文章が以下のとおり
(一部抜粋)です。
パッと見て皆さんはどう感じますか?
私はキレます。
どれだけ敬語を多用して丁寧な文章を書いていても
100万円で台無しです。
当然OBの方からもお叱りを頂きました。
ただ、OBの方々は大変優しい方ばかりでしたので、
叱るだけでなく適切なアドバイスもたくさん
頂きました。
こうして改めて依頼文書を作るため、
文章の書き方をネットで調べ、
年の近いOB、顧問の先生に添削してもらいました。
こうして無事(最初やらかしたせいでその後も)にOB全体に依頼し、
いろいろあったが
結果として多数のOBの方々から
多額のカンパを頂戴しました。
結論
初めての、答えのない、複雑な仕事に取り組むときは、
・やり方や前例を調べる・人に聞く
・身近な人から巻き込んでいく
この2点に気を付ければ私みたいな大失敗は
避けられます。むしろ「忙しいのによくやっている」
と褒められるでしょう。
今回は以上です。
ここまで読んでくださった方、
ありがとうございました。
(おまけ)ミスを指摘する際のポイント
ここからは社会人目線での話です。
100万円の文書投下後にあるOBさんから
LINEグループで長文のお叱りを受けました。
ご指摘はごもっともで、ミスをしたのは私ですので
内容については反論の余地はありません。
ただ、その書きぶり・口調は6年経った今読み返しても
1人の学生に向けるにしては厳しすぎるもので、
LINEグループの他のOBさんも気持ちの良いもの
では無かったのではないかと推察します。
学生はあくまで学生であり、当然ですが社会人と比較
すると社会経験はそれほど積んでいませんし、
学業・課外活動ではお金をもらって働いているわけ
でもありません。
対社会人でも伝え方を誤るとパワハラと騒がれる昨今、
正論だから何を言っても構わないということはなく、
特に経験の浅い学生に対しては伝え方を工夫する必要が
あるのではないでしょうか。
もし後輩が私に先程の文章を送ってきたと仮定すると、
私は次のような言い方をするつもりです。
「文書作成お疲れさまです。自分で読み返したとき、
少しでも書き方が気になる点はあった?」
「もし自分が100万円くれと突然言われたら
どう思う?」
こんな感じで相手に自然に気付いてもらうように
働きかけると思います。
余談ですが過去の上司は私のレベル感に合わせた
アドバイスをしていました。
私がどれだけ低レベルな資料を見せても1から
1000まで要求するのではなく、私が次の
レベルへ前進できるよう修正ポイントを
教えてくれていました。
おまけにしては長くなりましたが、まとめると
「ミスを指摘するときは相手の
力量に合わせた伝え方をしよう」
ということが私の考えです。
以上です。
最後まで読んでくださった方、
本当にありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?