【GPオリジナル ベスト128】バイクで駆けた神在月【クローシスバイク】
こんにちは、ぜっとです。
DMGP2024-2ndに参加された関係者や選手の皆さま、
お疲れさまでした!
私は両日参加してDay1(アドバンス)4-3ドロップ、
Day2(オリジナル)ベスト128という結果でした。
初めてのGP参加でしたが、予選を突破でき非常に
嬉しかったです。
今回はオリジナルを中心に事前準備から
当日の戦いまでを振り返ります。
特にデッキレシピにはかなり満足しており、
調整の過程や現時点での結論、その結果本番は
どうなったのかを伝えることができればと思います。
長くなりますが、目次を設けたので気になる部分だけ
でもお読みいただければ幸いです。
(以下常体使用、カード名は基本的に略称を使用)
〇はじめに(一読推奨)
99.9%の方は「ぜっとって誰やねん」だと思うので
簡単に自己紹介するとともに、重要な前置き事項が
1点あるので記載しておく。
【プロフィール】
・島根県在住 社会人5年目の27歳
・デュエマは小中学生の頃遊んでいた
(極神編~エピソード1くらい)
・高校~大学時代は遊戯王(と将棋)に移行、
就職後デュエキングMAX(ガイアッシュの弾)
あたりから店舗大会に参加する程度に復帰
・CSに出始めたのは今年の5月から
・対戦よりもデッキの構築や調整が大好き
・tier1よりtier3,4でワンチャンあるデッキを握りがち
【GP参加にあたっての裏話】
仕事について、8月中旬から体調面の理由により
勤め先の会社と相談の上お休み中。
落ち込む中で「何もせず休むくらいなら」と
デュエマをガチることを決意。その流れでGP抽選に
応募したところ両日当選し参加が決定した。
つまり「多忙な社会人が仕事の傍ら調整して臨んだ」
訳ではなく、「社会人歴4年少々の大人が持てる時間
全てをデュエマに費やし挑んだ」というのが実際の
ところである。良くも悪くもこれが事実であり、
誤解の無きようお願いしたい。
〇デッキ調整録
①バイクとの出会い
9月からデュエマに本腰を入れて1か月、
ようやくCSで結果を残せた。
(詳細は以下のnote参照)
運良く勝てたがミラーや青黒コンプなど自信がない
対面は多く、次週はこれらのデッキが増えると読み
マルル以外のデッキを探していた。
ちょうどこのタイミングで「アーチーch」さんが
赤緑アポロを紹介。非常に通りが良さそうに感じ
急いでパーツを揃えCSで使用。
実際通りは良かったが一夜漬けで勝てるほど
簡単なデッキではなく、ミスもあり予選2-4と
振るわなかった。
しかし今までマジックやファイアーバードなど
ビートダウン系のデッキを握ってこなかった
自分にとってはとても新鮮なゲーム体験であり、
引き続き調整して使いたいと思った。
そして同時期に新規《再興王女プリン》が公開。
赤緑と比べて速度は落ちるが、下バイクの単体性能と
《クロック》《ガレック》による切り返し性能が高い
クローシスカラーが熱いと考えデッキ構築を始めた。
②デュエキング発売直後
デュエキング発売日に回した構築がこれ。
試しにファイアーバードと7,8戦ほど対戦したが、
先3ハッターの理不尽ムーブ以外には大抵勝てた。
一方アナマルルの「《逆転撃》+《ガイアッシュ》」
で捲られる展開もあったが、この時はそこまで悲観
しておらず翌日のCSに持ち込むことにした。
また《ザ・ヒート》が揃わなかったこともあり、
色配分や多色枚数を考慮しリストを調整した。
GP前週のCS結果は以下のとおり。
10/20 スサノオCS
(参加者31名 予選5回戦 上位8名抜け)
1回戦 青黒コンプ 〇
2回戦 グラスパー × (4パス)
3回戦 アナマルル 〇
4回戦 ジョーカーズ 〇
5回戦 青白ギャラクシールド ×
(《理想と平和の決断》を2連続で踏み受け切られた)
最後に不利対面を引き3-2オポ落ち。
悔しかったが感触は良く、何より使っていて
非常に楽しかった。
この時点でGPの使用候補はバイクかマルルの
2択だったが、マルルは時間制限がCSより厳しい中、
コントロール→詰めのどこかでミスして落とす不安
(特にミラーや初見デッキ)が大きかった。
一方バイクは大抵3~5tで決着がつくので多少は
「考えます」が許容され、対初見デッキも踏まない
ことを祈りつつ突っ込み方を考えるだけ。
自分の実力も考慮した結果バイクに軍配が上がった。
③GP直前の最終調整
CSが終わりそのままアナマルル対面を中心に
練習していたが、改めて対戦すると次第に
「《逆転撃》+《ガイアッシュ》」がなかなか
突破できないことが判明。
《同期》+《バルチュリス》が決まれば
勝てるのだが毎回揃うわけではなく、そもそも
後手を引くと《ガイアッシュ》召喚が間に合い
除去できないとそのまま《ジ・ウォッチ》や
《キーナリー》で終わってしまう。
また《アーテル・ゴルギーニ》ではマイナス2回で
《ガイアッシュ》は倒せるものの、
その時点で対面の手札とマナは潤沢なので
返しのターンに好き勝手動かれて負けてしまう。
以上から《ガイアッシュ》の突破性能を持った
《鬼丸「終斗」》を増やす必要があることに気づき、
泣く泣く3枚目を購入した。
以降はアドバンスの調整をメインに行い、
迎えた出発の日。
自宅で《鬼丸「終斗」》の枠を考えていたが、
《アーテル・ゴルギーニ》が「無くても勝ってる」枠
だったので入れ替えることに。
殿堂カード以外のピン刺しは極力避けたく、
デッキメーカーで黒単色の殿堂カードを
検索したら最後の1枚に辿り着いた。
ジジイカードを使えることにテンションMAX。
昔買ったデュエパデッキから引っこ抜いて
意気揚々と家を出た。
以下実際にGPで使用したデッキリストを紹介する。
〇デッキ解説
デッキ全体としては「2点3点バルチュ」など
各種ビートプランの再現性を意識し、
色配分や多色枚数のバランスを重視した。
またプレイング(殴り方)については
下記カード解説でも多少触れるが、
全てを網羅することは難しいので
ご了承いただきたい。
基本的にはアドバンスの赤黒バイクなど
これまでのバイクデッキから転用・応用
出来るものばかりなので、ほかの方の
記事や動画も併せて参考にしていただければ。
【採用カード解説】
デッキメーカーのリスト順に採用理由や小ネタを紹介。
《同期の妖精/ド浮きの動悸》 4枚
「クローシスバイクの構築は《オニカマス》と
《超次元の王家》を4投してからスタート」
という常識にいきなり反している。
このアーキタイプを少しでも知っている方なら
「なぜ《同期》?」と思われただろう。
採用のきっかけは、青黒コンプのいわゆる
「青単ビート」モードやバクオンソーに添えて
殴る様子を見てバイクで同じ動きしても強いでしょ、
と考えたこと。
再三話題に出したアナマルル対面で改めて考察すると、
確かに《オニカマス》のダイレクトで《逆転撃》は
貫通できる。
しかし、《マルル》《デドダム》の返しに
走り始めることが多い都合上、相手のハンドには
最初から《逆転撃》がある可能性が高い。
その場合《レッドゾーンF》に《逆転撃》を喰らい
《ガイアッシュ》着地→10コスト獣で簡単に
負けてしまう。
(《プリン》があれば完ケア可能だが、要求値が
高く再現性に難あり。)
対して《同期》を添えて「2点3点バルチュ」をすると
《逆転撃》1枚を貫通し、《逆転撃》2枚目もしくは
《スカイソード》などの受け札でないと守り切れない。
《オニカマス》に比べて《バルチュリス》が無いと
リーサルまでいけないが、要求値に見合った貫通力を
得たと考えている。
他にも以下の理由で《同期》を優先している。
(一部Xのリプ返信より抜粋)
・《オニカマス》のメタ性能をあまり評価していない
・《同期》は「2点3点バルチュ」の「2点」で踏むSTに
強く、《王道ドギラゴン》などST持ちブロッカーも
自爆ダイレクト→ラストバーストで貫通可能
・《同期》(+《トリッパー》)で刻む展開において、
不意のSTや殴り返しもラストバーストのおかげで
裏目になりにくい
・下面が強力なSTであり受け札のかさ増しになる
使えば使うほど手に馴染む1枚だった。
《終末の時計 ザ・クロック》 4枚
1ターン確実にもらえるバイク定番の受け札。
ルーターで捨てると《ガレック》がより有効になる。
GPが終わるまで4枚確定だと信じていたが、
後述のとおり《クロック》で勝った試合は1つもなく、
《ガレック》の存在を考えても3枚あれば
十分なのでは?と思い始めている。
今後の研究課題。
《影速 ザ・トリッパー》 4枚
間違いなく今GPのMVP。
(詳しくは「〇GP当日の戦い」の頁を参照)
先3《トリッパー》は先3《ハッター》と同じくらい
勝利に寄与していると言って良い。
後3《トリッパー》も遅い時は遅いが間に合えば強力。
盾を刻むかどうかは手札と要相談。
パラレルマスターズ2で青黒に転生しないか?(冗談)
《超次元の王家》 4枚
SA2打点にルーター付きと冷静に見てカードパワー
がイカれており、パワーラインもなぜか6000あるため
《5000VT》下でも余裕で召喚可能。
使用上の注意点としては次の2点。
・パンドラシフトは赤青2マナ必要
(ガレック埋めると使えない)
・盤面に《冠》が居ると超次元から出せない
また手札と超次元に1枚ずつ《超次元の王家》が
ある場合、手札から出すことで対面のハンデスを
ケアできる。
《邪心臓の魔法陣》 3枚
2t目に赤青、3t目に赤黒を要求するこのデッキに
おいて、3色出せる実質単色カードで効果も
デッキと非常に噛み合っており割と奇跡的な1枚。
アンタップインが勿体ないようでも1t目に
マナ埋めするとその後の要求値がぐっと下がる。
《トリッパー》より流石に優先度は落ちるが素出しも
強力で、手札の《クロック》《ブラックゾーン》を
セットで落としたときは幸せな気持ちになる。
シンカライズ持ちなので一応《レッドソーンF》に
進化できる。練習含めて進化したことは一度もないが、
頭の片隅に。
《再興王女プリン》 2枚
上バイクにジャストダイバーを引き継がせながら
盾を割り切ることが可能。
併せ引き前提のカードであり、自身がドロー効果を
持たないので枚数は抑え目。
初手に引いたときは多色がネックで
抱えきれないのでマナに置いてしまうが、
《超次元の王家》の色に合うので悪くない。
ルーターで手札を回しながら上バイクや
《バルチュリス》と共に引けるとかなり
貫通力のあるリーサルが組める。
一応3つ目の効果で《超次元の王家》を
呼べるが、普通は上にバイクが乗っているので
気にしなくて良い。
《龍装者 バルチュリス》 3枚
「2点3点バルチュ」の「バルチュ」担当。
ぬるっと登場しダイレクトアタックを決める仕事人。
走るときに1枚引けていれば良いので3枚の採用。
止める手段は《ヘブンズ・ゲート》などブロッカーを
出す効果や逆転撃、革命0トリガーetc…と限定的で、
これらも《同期》があればケアできる可能性がある。
《偽りの希望 鬼丸「終斗」》 3枚
現環境で絶対に多色を埋めなくて済むのは
ジョーカーズやゼニスくらいであり、
大体3マナで召喚できる。
単体スペックは言わずもがな、何度も言っているが
場に出た《ガイアッシュ》の突破に絶対に必要。
《超次元の王家》同様に素で2打点持っているのが
偉く、《レッドソーンF》込みで4枚割ることが出来る。
4枚欲しいところだが、色の都合で次に紹介する
カードに枠を譲った。
《インフェルノ・サイン》 1枚
出発前に見つけた最後のone-piece。
《アーテル・ゴルギーニ》では出来ない
《鬼丸「終斗」》蘇生を実現し、
STで踏んだときは《クロック》の蘇生により
受け札のかさ増しになる。
実戦ではマナに埋めることも多かったが、
黒マナであることがしっかりと活きた。
《逆転の影ガレック》 4枚
効果全てが強い守り神。
引いたらマナに埋めるだけなので
プレイングの迷いも減るのが👍
(序盤に埋めると《超次元の王家》の
パンドラシフトが使えなくなるので要注意!)
《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》 4枚
「2点3点バルチュ」の「2点」担当。
強さは今まで散々証明されてきているので
特に言うことが無い。
アンタップ効果は同じ下バイクに2回乗っても
発動しないので注意。
《禁断の轟速 ブラックゾーン》 4枚
「2点3点バルチュ」の「3点」担当。
ルーターで手札から切ると気分が良くなる。
こちらも特に言うことはないが、強いて挙げると
・《デッドダムド》と異なり、場から侵略するときは
進化元ごと別のバイクの上に乗る。
(cipの封印は誘発しない)
・長期戦になったとき稀に封印で山札切れを狙える
余談だが銀トレより圧倒的に初版のイラストが好み。
CS出るために急いで買い集めた都合上
銀トレ:初版が2:2だが初版に統一したい。
【不採用カード】
挙げだすとキリがないので一部だけ紹介。
《絶速 ザ・ヒート》
《超次元の王家》を優先してプレイするため不採用。
多色もネックで色としても《プリン》のほうが優秀。
《熱き侵略 レッドゾーンZ》
私的な理由でぜひ使いたかったが、
(自分のハンドルネームを冠している)
上バイクは8枚で十分であり「無くても勝ってる枠」
と判断し不採用。
《単騎連射 マグナム》
天門などに出せれば勝つかもしれないが、
《テスタ・ロッサ》で遅延しながら
《禁断》+《ザ・ヒート》のギミックで
掘りに行けるアドバンスの赤黒バイクとは違い、
素引きするしかなく再現性がない。
また引いても出すタイミングが難しく、
このカードが必要な対面は割り切ったため不採用。
《ブルー・インパルス/真実を見極めよ、ジョニー!》
水単色のカウンター札。
GP前は枠が無いと早々に諦めたが、今なら1枚
《クロック》と入れ替えても良いかもしれない。
【対面したい・したくないデッキ】
相性を断定できるほど対戦数を重ねておらず、
あくまでGP前日時点での私の主観である。
勝負できる
デイガファイアーバード
青黒コンプレックス
ラッカゴスペル ジョーカーズ
闇単アビス 赤緑アポロ
先手が欲しい
アナカラーマルル ドリームメイト
全力で避けたい
青白天門 スワン系 リースボルシャック
突っ込むだけ
上記以外のいわゆる「ローグデッキ」
(ドロマーマーシャル含む)
リースボルシャックは周りに組んだ人がおらず、
未知数で当たりたくなかった。
マーシャルは今でこそ超有名デッキになったが、
GP前日までは無知であったためこの位置。
天門や逆アポロ、受けマシマシのグッドスタッフ系は
怖かったが、多くのtier上位に対して明確な勝ち筋が
あり自信を持って臨んだ。
〇GP当日の戦い
Day1(アドバンス)
1週間前に突然モルトDREAMが使いたくなり、
モルト歴5日で臨んだ。
コミケ級の込み具合を想定して次発に乗ったが、
そんなに急ぐ必要はなくもっと寝ておくべきだった。
戦績
1回戦 青黒卍夜 後手 〇
2回戦 青白天門 後手 〇
3回戦 ラッカバクオンソー 後手 〇
4回戦 青白天門 後手 ×
5回戦 リースモルネク 先手 ×
6回戦 赤黒バイク 後手 〇
7回戦 黒単ゼナーク 先手 ×
4-3ドロップ
後手で3連勝したときはもしやと思ったが、
当然そんなに甘くはなかった。
プレイについては想定より緊張せず、
勝ちを負けにするミスはなかったが、
時々隣の卓に気をとられて集中が
切れることがあったのは反省。
構築に関しては、
《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》が
最後まで信用できず《インフェル星樹》型に
したが、結果を見るにこの選択は良くなかった。
(実際ミラーで《モルトDREAM》を捲られ敗北)
翌日用に《レッドゾーン・バスター》のプレイマットが
欲しかったが、ドロップ後にフライトを周る体力は無く
ガラポン周回勢に。
途中で金(1等)を引くラッキーがあり、急いで交換所
に並ぶも《レッドゾーン・バスター》は売り切れ。
第2希望の《アブゾ・ドルバ》を交換し翌日使用した。
Day2(オリジナル) 予選1~5回戦
ゆっくり出発したおかげで体調は問題なし。
1回戦のお相手は和やかな雰囲気の方で、
リラックスした状態で走り始めることができた。
1回戦 デイガファイアーバード 先手 〇
先3《トリッパー》、先4《超次元の王家》→
《レッドゾーンF》とまずまずの出だし。
2点で踏まず《ブラックゾーン》も見えていたが、
相手は3tパスで後続もあったため《ファイア》だけ
お祈りでターンを返す。
(今思い返すと実は《ハンプティ》ケアが
できていなかった気がする…)
《冠》召喚で墓地の《ブラックゾーン》が使えず
焦ったが、山から追加の《ブラックゾーン》をツモり
《インタビュー》も避けて勝ち。
幸先良いスタートだが、隣の方はスワンだったので
卓が1つズレていたら終わっていた。
2回戦 5cザーディクリカ 先手 ×
先3《トリッパー》1点、先4《超次元の王家》
+《レッドゾーンF》+《バルチュリス》
《デドダム》不在で《ブレイン・スラッシュ》が
有効でない状態でジャスキル+1を仕掛けた。
《ドラゴンズ・サイン》以外貫通しそうだったが、
惜しくもラスト2点で《ドラゴンズ・サイン》を踏み
《ザーディクリカ》2体+《ロストRe:ソウル》で
盤面と手札を枯らされる。
2tほどトップ《鬼丸「終斗」》で勝てたが、
1枚初手でマナ埋めしたことも響き引けず負け。
想定外のデッキへの負け筋として1番想定していた
ものだったが、早くも土が付きかなりショックだった。
ただすぐに「とりあえず4-1くらい目指して思い出
フィーチャー狙おう」と切り替えることが出来た。
3回戦 シータ《クライアッシュ覇星》 後手 〇
先2《メンデル》→先3《龍の呼び声》で7マナまで
伸ばされた一方、こちらは《同期》→《トリッパー》
と到底間に合いそうもない展開。
ボーっとして《クライアッシュ覇星》や
《ガイアッシュ》が定着すると詰むので
覚悟の2点刻みを選択。
お相手は《ガイアッシュ》召喚のみで返してきたので
《超次元の王家》を出すと《ブラックゾーン》をツモ。
《トリッパー》に乗せて《ガイアッシュ》を封印した
ことで《超次元の王家》が動けるようになり、
《カツキング》を貫通して勝ち。
薄氷の勝利で命をつないだ。
4回戦 クローシスカリヤドネ 先手 〇
見えた受け札が《コールドフレイム》や
《「世界をつなぐ柱」の天罰》だったので
《バルチュリス》プランを狙った。
先2パンドラシフト、先3《トリッパー》、
先4下バイク+《レッドゾーンF》+《ブラックゾーン》
+《バルチュリス》と理想の「2点3点バルチュ」展開。
「2点」でのトリガーを無事に避け
《バルチュリス》を通し勝ち。
5回戦 ラッカゴスペル 後手 〇
お相手2tパス→3t《コールドフレイム》。
3t《トリッパー》後に《ロスト・ウォーターゲイト》で
《ミラダンテ》を固定され実質オープンリーチに。
この時手札には《プリン》+《レッドゾーンF》
+《ブラックゾーン》が揃っており、
《オリオティス・ジャッジ》や「2点」で踏むST以外は
ケアできる状態。
さらにトップで《バルチュリス》を引き
1枚見えの《オリオティス・ジャッジ》以外は
ケアできるようになった。
実戦は《オリオティス・ジャッジ》を避けて勝ち。
ただし殴るとき《レッドゾーンF》を《トリッパー》に
乗せたが、これは《オリオティス・ジャッジ》1枚で
負けるのでミス。
《プリン》に乗せると《オリオティス・ジャッジ》
+1枚要求にできた。
何とか1-1から3連勝で折り返し。
お気づきの方も多いと思うが、毎試合しっかり
《トリッパー》を引いたしこの後もたくさん引く。
念のため言っておくが、デッキには4枚しか
入っておらず対戦相手には超が付くほど入念に
シャッフルしてもらっている。
Day2(オリジナル) 予選6~8回戦
6回戦 アナカラーマルル 後手 〇
マルル相手に後手はキツいが、
お相手は2tパス→3tライフスタート。
こちらは2t《同期》スタートで、手札には
《トリッパー》《レッドゾーンF》《ブラックゾーン》
《バルチュリス》が揃う。
単色が引ければほぼ勝ちだったが、トップは
《トリッパー》。
いやどんだけ引くねん。
冷静に相手の盤面を見ると4マナしかないので、
余程のことが無い限りは《マルル》で返ってくる
ことに気づく。
引いた《トリッパー》をそのまま埋めて返したが、
想定通り《マルル》+《デドダム》だったので
《同期》+《トリッパー》からGSと《逆転撃》を
ケアして殴り切った。
余談だが隣の卓はクローシスバイクvs青白天門であり
相性通り天門が押し切っていた。
本当に恐ろしい。
5-1となりDay1の戦績を超えることが確定。
嬉しい反面、予選抜けが現実味を帯びてきて
少しずつ緊張してきた。
とりあえず凡ミスであっさり負けないよう、
待ち時間でスマホにマナ置きや《5000VT》ケアなど
簡単なプレイングを書いて復唱した。
7回戦 青黒コンプレックス 先手 〇
下バイクを展開しつつ遅れて出てきた
《コンプレックス》を《ブラックゾーン》
で封印する理想的な展開。
当然盾は厚く《ブルー・インパルス》や
《コブラ》+《クロック》を踏みターン数は
かかったが、お相手の打点が並ぶ前にリソースを
維持して押し切ることに成功。
8回戦 デイガファイアーバード 後手 〇
こちらが《同期》しかいない間に
《インタビュー》→《バルピア》→《アリス》。
絶対絶命だったが、《アリス》の捲りは《アリス》2枚
と《ハンプティ》でかなり下振れだったため、
《レッドゾーンF》こそ落ちたがターンは返ってきた。
盾は《ルピア&ガナテハ》で3枚まで削れており、
《同期》+《超次元の王家》+《バルチュリス》で
押し切り勝ち。
終わった後盾を見たら《バルピア》の追加ターンを
しのぐ手段はなく、平均点の捲りで負けていた。
1-1からまさかの6連勝で魂の一戦へ。
Day2(オリジナル) 予選9回戦
9回戦 デイガファイアーバード 先手 〇
6回戦と同じように、2t目の終了時に
《トリッパー》《レッドゾーンF》《ブラックゾーン》
《バルチュリス》が揃った激強ハンドを貰う。
そして今回は無事に単色を引き《インタビュー》を
踏まなければ勝ち…だったがお相手も7-1されている。
《ブラックゾーン》3点で《インタビュー》を
しっかりと踏み、《クイーン・ルピア》が着地。
寝ている《ブラックゾーン》と《バルチュリス》、
ハンドレスの状態でターンを返す。
お相手はチャージして3マナ。
《ファイア》などの飛び道具は無かったようで
《マジシャン・ルピア》で手札交換。
何気ないルーティングの裏に実は恐ろしい狙いが
秘められているのだが私は知る由も無い。
《クロック》踏ませれば勝てる…
そう思っていた矢先、《クイーン・ルピア》の
《ブラックゾーン》攻撃時に宣言されたのは……!
クロックが止まるだけならまだしも《インタビュー》を
打てることに気づき戦慄。
先の《マジシャン・ルピア》は《インタビュー》を
探してたのか!とお相手のプレイングに感心していた。
実戦は1ドローが宣言され一安心もつかの間、
《クイーン・ルピア》のメクレイド発動。
《インタビュー》《アリス》《バルピア》
《クイーン・ルピア》・・・。
当たりが多すぎて確率なんて考える気もしないが、
実際に出てきたのは《ハッター・ルピア》。
命からがら生還した《バルチュリス》の
ダイレクトアタックが通った。
怖すぎて盾は見ていないが、
《ガレック》1枚くらいなら平気で貫通されそうだし、
《バルチュリス》を除去されても実質ET。
先4で決着がつく超短期決戦だったが、
まさに紙一重の勝負だった。
予選結果 8-1 71位通過
8回戦が始まる前くらいにオポ上がりの
希望的観測もしたが、やはり2回戦負けが痛すぎて
残り全勝でなければ通っていなかっただろう。
余韻に浸る間もなく本戦へ。
Day2(オリジナル) 本戦
本戦ベスト128 アナカラーマルル 後手 ×
順調に2ブースト→《マルル》→《ガイアッシュ》
と展開される。
返しに《鬼丸「終斗」》で《ガイアッシュ》を倒し、
横の《トリッパー》、上バイク2種でジャスキルを
狙ったが、GSを踏み追加の《ガイアッシュ》
→《キーナリー》で蓋をされる。
そのまま《ジ・ウォッチ》《ジャオウガ》《5000VT》
といった切り札軍団が一斉に殴り込んできて負け。
最後はあっけなくやられてしまった。
プレイを振り返ると、《鬼丸「終斗」》を
出したターンに走る選択をしたことは
急ぎすぎで裏目が多かった。
このプレイについて試合中は以下のように考えていた。
・《ロストRe:ソウル》が1枚も見えず警戒した
・《ガイアッシュ》はマナに1枚、墓地に2枚
見えており、止められても《ガイアッシュ》
は来ないのではないか
・仮に4枚目の《ガイアッシュ》出されたとしても
《逆転撃》を撃たせればすぐに10コスト獣は
飛んでこないので1ターンもらえるのではないか
しかし後で振り返ると、
・超次元ゾーンに《超次元の王家》、
墓地に《ブラックゾーン》がいたので
《ロストRe:ソウル》は致命傷にはならない
・《ジャオウガ》はマナに1枚、《マルル》の
ヨビニオンで2枚見えていたので、
出てくる可能性が低い
・《マルル》で出てきた《デドダム》で
《ガイアッシュ》を墓地に落としていたので
《ガイアッシュ》は過剰に持たれていると
考えるべきだった
というように、一旦溜めるべきである根拠が
たくさん出てきた。
試合後に軽く感想戦をしたところ、
《ガイアッシュ》4枚目は最初から抱えていたとの
ことで、ターンを返すと再び《ガイアッシュ》召喚、
もしくは《マルル》《デドダム》+《5000VT》で
返ってくる可能性が高かっただろう。
こちらに2枚目の《鬼丸「終斗」》はなく、
長引くにつれて《逆転撃》を複数枚引き込まれる
可能性も高くなるので、結局勝ち切ることは
相当困難なゲーム進行ではあったと思う。
しかし、上手い人ならもう少し細い勝ち筋を
追うことが出来ただろう。
最後に最善を逃したことは残念だが、
自分の実力を大きく超える結果が
出たことには非常に嬉しく思っている。
〇おわりに
今回の結果について
満足する結果が出た要因を考えたが、考えるほどに
「引き強+対面下振れ」を決めただけじゃねーか!
となってしまうし、ここまで読まれた方で
そう思う方も少なくないだろう。
対面の下振れについてはともかく、
とある上手なカードゲーマーの方が
「引きが強いのはデッキが強いから」と言うように
高出力・高再現性を備えた構築に仕上げたことは
1番良かった点だと考えている。
メタ的な要因では、天門・スワンなどの
ガン受けデッキがアナマルル・マーシャルに
勝ちづらく上位卓で当たらなかったこと、
勝負できると踏んでいたファイアーバードや
青黒コンプを後半戦しっかり引き勝てたことが
大きかった。
またマーシャルについてはまさに「知らぬが仏」。
時期が時期であり母数が伸びなくて助かった。
当たったら結局は盾に行くしかないが、
何かしら踏んで初見殺しされていたことだろう。
これからの抱負
今回はたまたま1発当てることが出来たが、
毎度「7-2オポ落ち!悔しい!!」と
平気な顔で完走されているランカーの方々には
実力が遠く及んでいない。
ランカー層と私を比較して一番差を感じるのは、
勝てる手札や盤面の数が桁違いだということ。
私は90点以上の展開でしか勝てないが、
上手な人は70点くらいでも普通に勝つし、
50点、30点の展開でも相手の隙に乗って
勝ちを拾ってしまう。
なんなら95点でほぼ勝つ展開でも
あらゆるケアを行い120点にしてしまう
プレイスキルを持っている。
自分より上手な人に少しでも勝とうとするなら、
結局は研究と実戦を通して勝ち方を一つでも多く
自分のものにするよりない。
前述のとおり私は現在イレギュラーな状況であり、
今後どれだけデュエマに集中できるかは分からない。
ただガチ環境で勝つ楽しさや喜びを一度知った身と
しては、引き続きたくさんプレイして楽しみつつ
大会常連勢に勝ち切れるほど強くなりたい。
最後にGP関係者、対戦相手、山陰DMP勢および
ここまで読んでいただいた皆さまへの感謝で締めたい。
本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします!
(おまけ)
中学生時代の”一軍デッキ”
ギミックに感動してずっと使ってました
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